DBZA -超無限宇宙決戦-   作:シラサギ人

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其之十 ポルンガへの願い

かくしてキビト神とデンデは新ナメック星に移動した。

そこにはムーリたちナメック星人たちが農作業に勤しんでいた。

 

「皆さん!お久しぶりです!」

 

「おお!デンデ!それに魔人ブウの時の...確か界王神様でしたね」

 

「はい。ナメック星人の皆さん、お久しぶりです」

 

「で...界王神様もここにいらしたということはまた悪い事態が...」

 

「残念ながらそうなのです...」

 

キビト神はこれまでに起こったことを説明し、沢山の地球人が死んだこと、孫悟空が連れ去られた

ということを話した。

 

「まさか...あの孫悟空さんが...」

 

フリーザ、そして魔人ブウを倒した彼が連れ去られたということに多くのナメック星人が驚いた。

 

「今、地球のドラゴンボールを探す手段が限られており相当の時間を要するのです。なのでどうかナメック星のドラゴンボールを使用させていただけないでしょうか?」

 

「...わかりました。地球人とナメック星人。種族は違えど困ったときは助け合いです」

 

ムーリは家の中にあるドラゴンボールを持ってこさせた。

また何かあったときのために前もって集めていたらしい。

7つのドラゴンボールを置きデンデ以外の者は一歩下がった。

 

「ではデンデ、頼んだぞ」

 

「...はい!タッカラプト ポッポルンガ プピリットパロ!」

 

その掛け声が終わるとドラゴンボールは発光し始め、光が天へと上がりポルンガが現れた。

 

「さあ、願いを言え。どんな願いも3つだけ叶えてやろう」

 

「ではデンデさん。まず破壊された西の都を元通りにしてください」

 

キビト神がデンデに願いを伝えた。

 

「はい。ポペルット タッペランカ ラプラピトタロ!」

 

ポルンガの目が赤く光る。

 

「1つ目の願いは叶えてやった。次の願いを言え」

 

「ゼソードに殺された地球人を極悪人を除いて生き返らせてください」

 

「ナクナニット ペラポンドゼソード ラクラニア イッケルナロ!」

 

「2つ目の願いを叶えてやった。願いはあと1つ残っている。願いを言え」

 

キビト神は困ってしまった。

願いは2つしか考えておらず、後1つ何にするか...まったく思い浮かばなかった。

 

「願いはもうないのか?」

 

「界王神様どうされますか?」

 

「特に願いはありませんし...そうだ!ナメック星人の皆さん!何か願いを叶えられては?」

 

「い、いえ...私たちは大丈夫です」

 

ナメック星人は真面目で堅実な種族。

自分たちに危機が迫ったとき以外、私利私欲の為にドラゴンボールを使うことは全くないのだ。

 

「じゃあ...帰ってもらいましょうか...」

 

「わ、わかりました。カルキュレッドルルンパ!」

 

「了解した。願いはもうないようだな。ではさらばだ」

 

そう言うとポルンガとドラゴンボールは真上に上昇し7つのボールは飛んで散らばっていった。

 

「....ん? あー!!」

 

「どうしたんですか!?界王神様?」

 

「完っ全に忘れていました...裏宇宙への行き方を聞くのを...」

 

キビト神は頭を抱えてしまった。

 

「でも...界王神様でも知らない行き方をポルンガが知っているとは思いませんが...」

 

「あっ」

 

それもそうだ。

決してポルンガをバカにしている訳ではないが...

そのことをデンデに言われてしまい恥ずかしさのあまり頬が赤くなった。

 

・・・・・

 

「どうした悟飯!さっきのパワーはどこにいった!」

 

「くっ...ダリャリャリャ ダリャー!」

 

神殿では悟飯とベジータが修業していた。

ベジータは悟飯の秘められたパワーに期待を抱いていた。

この力を十分に引き出せれば...どんな相手にも負けることはないはずだ。

昔のベジータならただ自分自身のためだけに自分だけで修業していた。

しかし、ベジータもまた悟空と同じように次の世代の育成にも力を入れなければならないと感じ始めていた。

自分が動ける間はなんとかできる。

だがいつどこで自分が死んだり戦えなくなるかわからない。

そのためにも...地球を守るためにもベジータは悟飯に敢えて厳しく向き合った。

 

「フンッ!!」

 

「ぐぉぁ...!!」

 

鋭いパンチが悟飯の腹部にめり込む。

しかし悟飯も負けてはいない。

回し蹴りがベジータの頬にヒットする。

 

「ぐはあっ!!...」

 

五分五分の戦いである。

 

・・・・・

 

「こうなったら...大宇宙神様に頼むしか...」

 

「大宇宙神様...誰なんですか?その方は...」

 

聞いたこともない名前にデンデは困惑した。

 

「大宇宙神様は大界王神様しかお会いできない特別な存在なのです...しかもそれは1000年に一度...私なんかはそのお顔を拝見したこともありません」

 

「そ、そんな人に?大丈夫なんですか?」

 

「わかりません...お会いするなど今まで一度も考えたこともありませんでしたから...とりあえず一度界隈王神界に戻ろうと思います。話はそれからです。ナメック星人の皆さん、本当にありがとうございました」

 

・・・・・

 

ポルンガによって願いは叶えられ西の都とその人々は元に戻った。

 

「じゃあ父さんと母さんも!?」

 

「ああ...もう大丈夫だろう」

 

ピッコロから西の都に人々の気が戻ったと伝えられブルマは安堵した。

 

(それにしても悟空...お前は今一体どこにいるんだ...)

 

空を見上げ考えるピッコロ。

だが悟空の行方を知る者は誰一人としていないのであった。

 

 




祝!10話達成!
今までこんなに続いたことはありませんでした。
これもドラゴンボールという作品のおかげです。
あと題名がっつり変えてみました。
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