「だりゃあーー!!」
先に悟空が仕掛けた。
ゼソードの腹部にパンチを食らわせようとしたが難なく避けられ、悟空の頭に肘うちが炸裂した。
「ぐ..あぁ...!」
さらにゼソードは追い討ちをかけようとするが悟空もバク転で距離をとる。
様子見している余裕は無さそうだ。
悟空は超サイヤ人2に変身した。
「少し力を見たかったけどその暇はなさそうだな...」
「当たり前だ。少しでも力を抜いてみろ。お前の命は10秒も保たんぞ」
「じゃあいくぜ!」
再び悟空から攻撃する。
身体と身体が触れ合う度に衝撃の波がこの界王神界に響き渡る。
「だりゃりゃりゃりゃ!!」
「ぬおうあああぁ!!」
物凄いスピードだ。
普通の人間ならただこの場所で音と風の振動が身体全体に襲いかかって、その姿、その影さえも一瞬たりとも見えることはないだろう。
ただ、戦況に変化が見え始めた。最初は互角の戦いを繰り広げていたが少しずつ悟空の方が押し始めた。
・・・・・
その頃キビト神もまた、ゼソードの部下であるツルギーと死闘を繰り広げていた。
一進一退の攻撃が続く。
するとキビト神がツルギーの一瞬の隙を突き顔面に鋭いパンチを食らわせることができた。
ツルギーはもろに食らったためよろつく。
(今しかない!)
キビト神は右手を天に挙げ、ルビーのように輝く気の球を作り出した。
「終わりだ!界神破球!!」
振りかぶってなげた気の球は緩やかなカーブを描きながらツルギーにヒットした。
「クソォ...こんな...ギャアアアァ...!」
ツルギーは大爆発を起こし息絶えた。
「ふう...」
「よくやった!よくやったぞ!」
「はい。なんとか倒せました」
キビト神も老界王神も胸をなで下ろした。
が、そうもしていられない。
まだ悟空とゼソードの戦いは終わっていないのだ。
・・・・・
一時、攻撃が終わった。
「ハアッ...ハアッ...」
息が切れているのはゼソードの方だ。
対して悟空の方はそれほど疲れている様子もない。
「おめえと戦ってるうちにわかった...おめえはオラに勝てねえってな」
「な...なんだと...!!」
ゼソードの目は怒りに変わった。
「少し俺と戦えるからって調子に乗るなよ...雑魚め」
だが力の差をゼソードは理解していた。
悟空の言う通りこのまま戦えば勝ち目がないということを。
しかし...ゼソードには秘策があったのだ。
(もしものためにこの超ゼットソードを持ってきてよかったぜ。これさえあれば...あいつも容易く封印できる。だがそのためには一瞬の隙をつくらねば...)
そう、ゼソードはゼットソードを持ってきていた。
しかもそれは老界王神を封じ込めたゼットソードよりもさらに強固な剣、超ゼットソードだ。
その超ゼットソードを今ゼソードは腰につけている。
だがこの状態のまま封印しようとしても悟空に避けられてしまう可能性もあった。
一度チャンスを逃せば次はない。
「さあ、おめえは部下たちを連れてとっととおめえたちの宇宙にけえれ!」
「チッ...わかったよ...帰ってやるさ」
「やけに素直だなあ」
そう言いながらも悟空は変身を解き、ノーマルの状態になった。
「最後に聞いておく。貴様の名前はなんだ?」
「オラか?オラ悟空。孫悟空だ」
「そうか...」
ゼソードの動きがピタリと止まった。
「その名に泥を塗る最期にしてやる!!!」
「なに!!」
ゼソードは腰の超ゼットソードを引き抜きそのまま悟空腹に突き刺した。
悟空は気を抜いていたのでゼソードの動きに反応しきれなかった。
「インフーインフーケンノナカ...インフーインフーケンノナカ!!」
ゼソードが封印の呪文を唱えると突き刺した部分からオーラが溢れ出し悟空の身体を覆っていく。
悟空も必死に剣を抜こうとしたが手遅れだった。
「く、くそっ!抜けねえ!」
「無駄だ。ここまで深く刺さった剣を抜くことはもうできない。...はっはっは!!永遠に眠ってろ!孫悟空!」
オーラが完全に悟空の身体を覆った。
それと同時に悟空の身体は剣の中に吸い込まれていく。
「うわああぁぁぁぁ!」
ゼソードの手によって完全に封印されてしまった。
剣の中は暗くて寒い。
無限の闇が広がる超ゼットソードの中ではいかなる力も無に等しいのであった。
「ははは...!やったぞ!これで俺は敵なしだ!」
もうゼソードは界王神のことなどどうでもよかった。
次に目を付けたもの。
それは当然地上であった。
界王神界に悪魔の笑い声が響き渡る。
ゼソードの姿としてはアックマンとダーブラを足して÷2したような感じですかね。
あと勝手にキビト神のオリジナル技作っちゃいましたw