陽乃視点
今日は雪乃ちゃんと比企谷君の御家族が面会に来ると言っていた。あまり今の弱々しい姿の私を見せたく無かったが、彼のご両親そして、小町ちゃんに御礼を言いたかった。そしてできる事ならあの事も…
コンコン
陽乃「どうぞ」
雪乃「失礼するわ姉さん」
彼女は私の今の姿を見て顔を引き攣らせていた
完全に外骨格が外れてしまった私の姿に
小町「お久しぶりです陽乃さん」
ご両親ともご挨拶をし、私の方から本題を切り出した。
まず最初に御礼、そして彼の人生をめちゃくちゃにしてしまった謝罪 そして雪乃ちゃんが巻き込まれる可能性が高かった事…そして最後に
陽乃「八幡君が目が覚めて自由になれたら 彼の人生を私に下さい」
その場にいた全員が固まった
雪乃「ね、姉さん!何言ってるの!」
小町「これ以上兄の人生から何を搾取するつもりですか!」
陽乃「ごめんなさい 言い方が悪かったですね
正確には彼と結婚をし、私が彼を支えます」
比企谷父「君のような子が八幡を貰ってくれるのは嬉しいが、それは八幡が決める事だ」
比企谷母「それに、もし責任を感じているのならやめてください、同情だとか、そういうのは…」
陽乃「違います!私は以前からずっと彼の事が好きでした。一時期は妹の為に身を引いていましたが、それでも私は彼の事が好きです!決して同情なのではありません。それに彼は意識が亡くなる前に私に告白してくれました。ボイスレコーダーに多分残っていると思います」
比企谷父「そうですか、ならば八幡が目覚めた後二人で話し合って下さい。私達はどうこう言うつもりはありません」
陽乃「ありがとうございます」
雪乃「良かったわね姉さん」
陽乃「うん…」
雪乃「どうしたの?暗そうな顔して」
陽乃「だって、今の雪乃ちゃんの姿見たら」
雪乃「えっ?」ポロポロ
涙が流れていた。2度目の失恋、それも同じ相手で
小町「お母さんお父さん お兄ちゃんって凄いんだよ」
そう言い始め小町は比企谷君の高校生活、そしてやってきた事を全て親に話した
そして
比企谷父「いつから、そんな立派な人間になってたんだ…オレは親として誇りに思う 誰かの為にそこまでできるお前の事を…」
比企谷母「あの子は本当に優しいのね」
ご両親が泣いていた
小町「本当に凄いよねお兄ちゃんって」
小町ちゃんも泣いていた
雪乃ちゃんも思い出したかのように そして私も…
皆涙を拭く
そしてパッと小町さんの方をむくと腐ってた目が昔のいつもの目に戻りかけていた
本当に良かった
後は肝心の彼が目覚めてくれれば…