それでも彼女を守りたかった   作:ゼロ少佐

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6話

ここは何処だろ?

知らない天井だ

あれ体が動かん、いや拘束されているのか

腕も足もベルトみたいなものが付けられている

 

思い出した…俺…人を殺したのか…

 

大学入ってまだ2ヶ月なのに、もう学校に居られなくなってしまったな…それどころか多分刑務所行きだろうな

そんな事ばかり考えていたら気が滅入ってきた

そんな時

 

「おや、目が覚めたのかね?どう意識ははっきりしてる?」

 

八幡「はい、あのここは?」

 

「ここは病院の一室だよヒーロー君」

 

八幡「ヒーロー?」

 

「巷では優しいヒーローだとか、言われているよ君」

 

八幡「そうなんですか、でも俺捕まっちゃうんですよね?」

 

「おや、嬉しがったりしないのかね?今どきの若者にしては珍しい」

 

八幡「俺は未来に希望も持ってませんし、どうせ捕まるんだから、みんなから何言われようが関係ないしな」

「そっか…でも君はいつからつかまると錯覚していた?」

 

八幡「は?捕まらないんですか?人殺したんですよ?」

 

「くっ、渾身のネタを無視された…」

 

「君の場合異例すぎるんだよ

人を守るためには仕方がなかった

それに向こうの父親が無罪にしてくれと言ってるくらいだからな」

 

八幡「は?相藤社長が?」

 

「その名は知っていたのだな

そうだ、私がちゃんと育てることをしなかったからと言って聞かないようだ」

 

八幡「いい人なんすね」

 

「だから皆…慕ってるだろう

人柄もよく 豪快な人だし」

 

八幡「そうなんですね それで貴方は何者なんですか?」

 

「おや、私が普通の先生じゃ無いことに気づいたかね」

 

八幡「そりゃ雰囲気が違いますからね」

 

「私は相藤様に仕えてるものでございます。」

 

八幡「そ、ですか」

 

「はい」

 

八幡「それで?俺を殺しにでも来たんですか?」

 

皮肉っぽく言ってみた

 

「いやいや、そんな事しませんよ それに私では君に勝てない」

 

八幡「こんな拘束された少年が勝てるわけないでしょ」

 

「どうですかね?」

 

八幡「まぁ、どうでもいいですけど」

 

八幡「眠いんで、俺寝ますね」

 

「分かりました…」

 

彼は物凄くひねくれているな

まぁ私好みの性格だが…

手は出さないけどね

 

目が覚めた事を報告しなきゃ 彼と話してたらつい楽しくて遅れちゃった

 

そういえば私、自己紹介してなかったね

私の名前は平塚茉白(ひらつかましろ)

平津静の妹だ

 

君の事はお姉ちゃんから色々聞いてるんだよ比企谷君♪

 

 

1日前

ピロン

 

結衣「あ、ゆきのんからメールだ

明日総武高の奉仕部部室に来て ってまた何でそんな所なんだろ?」

 

 

いろは「結衣先輩から

メール来てる 放課後奉仕部の部室開けておいてって私はパシリじゃないんですから!」

 

翌日 比企谷覚醒と同日

 

雪乃「お久しぶり 由比ヶ浜さん一色さん」

 

結衣「そんな改まってどうしたの?てかヒッキーは?」

 

雪乃「その事で話すつもりよ」

 

いろは「その前にいいですか?あのニュースの犯人って先輩ですよね?」

 

結衣「ニュース?犯人?え!?ヒッキー何か犯罪でも犯したの?」

 

雪乃「まぁ順を追って話すわ聞いてちょうだい」

 

説明中

 

いろは「何だか先輩らしいですね」

 

結衣「そんな事があったんだ…やっぱヒッキーは凄いや

……ヒッキー陽乃さんを選んだんだね…」ボソッ

 

雪乃「そうなの、それで彼はまだ意識が戻ってないの、もうかれこれ5日経つわ」

 

それから詳しく事情を説明していく

 

いろは「先輩が目覚めたら私達でなにかしてあげましょ!」

 

雪乃「そうしたいのは山々なのだけれど 彼は人を殺してしまって…その、遊ぶだなんて心境になれるのかしら?それに下手したら何十年も牢屋の中で…」

 

いろは「そんな…」

 

結衣「そんなの間違ってるよ!ヒッキーは陽乃さんを守るためにしたんだよね!?何で周りは分かってあげられないの?」

 

雪乃「落ち着いて由比ヶ浜さん、そんな単純な話じゃないのよ、もし今回の件を認めたら 被害者の子が正当防衛で人を殺しても誰も文句を言えなくなってしまうわ」

 

結衣「そ、それは…」

 

アザレアを咲かせて〜

 

いろは「誰か電話来てますよ」

 

雪乃「私のだわ、もしもし、えっ!?比企谷君が目覚めた!はい!今からすぐ向かいます!」

 

ピッ

 

結衣「ゆきのん!ヒッキーが目覚めたの?」

 

雪乃「そうよ!私は直ぐに彼のところに向かうわ!」

 

一色「私も行きます!」

 

雪乃「ダメよ 彼は今隔離されているからほんの一部の人しか会えないの ごめんなさい」

 

結衣「そっか、なら私達は待ってるから」

 

一色「連絡下さいね」

 

雪乃「分かったわ ではまた会いましょ」

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