謎の敵、その正体はカルト教団か?
S09地区とD08地区からの救援部隊が合流。
戦力の追加と敵のおよその位置がわかった指揮官は決断するー
※コラボ継続中。
これから作戦室にて最終のブリーフィングを行う。
ちなみに、D08地区からの部隊を作戦室に案内したら先に入っていたS09の第二部隊長UMP45から
「ちょっとー、私たちのこと忘れないでよー」
と遅れたことへの文句が飛んできた。
いやー、すみませんな。あのキャラの濃さは受け入れるのにちょっと時間がね?
D08から来た娘達に座るよう促した後、作戦室の照明を少し暗めに設定する。壁面スクリーンを起動して皆に声を掛ける
「待たせてすまない。……では、ブリーフィングを始めよう。我が基地からは副官のトンプソンとAR隊のFALとG36が同席する」
「あー、紹介にあったトンプソンだ。ここの副官を務めている。さて、現在の状況を説明しよう」
そう言うとトンプソンが端末を操作してスクリーンに現在の状況を映し説明を始める。
「現在、当基地は武装勢力に半包囲されつつある。第一波は退けたがすでに第二波が展開中。戦力の中心は遠隔操作式の自律人形と完全自律型の自律人形だ」
基地に対して半円状に赤い光点が展開している。一部に穴が空いているがコレはその辺りが崖なので展開できないだけだ。
と、今度は私が説明する番だな。
「さて、今回の敵勢力に関して掴んだ情報があるので少しだけ説明しよう。この敵勢力はカルト教団の一部である可能性が高い。そのカルト教団は当基地と関係のある街の一角を占拠していると報告があった」
説明しながら端末を操作して、スクリーンの一部にこの基地と街が描かれた地図を表示する。さらにその街の概略図も同時に映しだす。
「この街の方面から敵戦力が移動してきたと思われる。半包囲の方向も街の方角から展開しているためほぼ間違いない。この自律人形の部隊を撃破及び突破し、街のカルト教団を制圧することが今回の作戦目標となる」
今度はトンプソンが端末を操作して、スクリーンに映されている情報を整理し、スペースを確保すると今度は青い光点と赤い光点が映された地図を表示した。敵味方の展開図だ。
説明はそのまま私が続ける。
「現在ECMを用いた電波妨害を行い、水際で食い止めている形だ。君たちが来なかった時は、これで輸送部隊が帰還するまでの時間を稼ぐ気だったのだが状況が変わった。このカルトは早めに制圧した方が良いと判断し攻勢に出る」
スクリーンの青い光点から矢印が伸び、その矢印は赤い光点にバツ印を付けつつ最終的に街で止まる。
「作戦と言えるようなものではないが、とにかく迅速に街へ向かいカルトを制圧する。そこで、街へ向かいカルトを制圧する機動部隊と囮も兼ねた基地の直接防衛部隊の二つを編成し対処しようと思う」
とりあえず作戦もどきの説明をし、続けて部隊割りだ。
「機動部隊は救援部隊を中心にして当基地のAR隊の一部とSMG隊及びSG隊さらに少数のHGで構成する。防衛部隊は当基地のMG隊及びRF隊と残りのAR及びHG隊だ。ここまでで質問は?」
「しつもーん、街への移動手段は?まさかヘリじゃないでしょ?」
UMP45から質問が上がる。それが使えるなら楽なのだが……。
「当基地は主に陸路で行動するため所有しているヘリがない。かといって君が乗ってきたヘリを借りる訳にもいくまい。そこで、この基地にある装甲車を使用する」
「装甲車といっても装甲が厚いだけで武装が付いてるわけじゃない。まぁ、M2は何台かが載せてるけどな」
「とはいえ、最初から装甲車で向かうのは連中が逃げ出そうとするかもしれずあまり得策ではないと思う」
自律人形を通してこちらの動きが見れるからな。装甲車が突破するのを見たらそりゃあ逃げる算段を始めるだろう。
「まず機動部隊は基地から打って出て、包囲している敵に対してちょっかいをかけて貰う。敵が釣れたなら1度基地へ後退して欲しい」
「その時に基地のECMの電波強度を落とし、遠隔式が動ける程度だが通信が多少不安定になるように調整する」
「釣った敵は防衛部隊が相手をし、その隙に機動部隊は戦闘のどさくさに紛れ基地裏から装甲車に乗って街へ向かってもらう」
元を叩かなければどれだけ自律人形が来るか分からないからな。
弾薬を含めた物資は豊富とはいえ戦力の数では負けている現状で、ジリ貧になる可能性がある籠城戦を無理にする必要はない。
「機動部隊は街に着いたあとは一気にカルトが制圧している区間へ侵攻し制圧すること。なお、その際に連中の無力化を無理に行う必要は無い。……意味は分かるか?」
「つまり、
私の質問に今度は417が答える。その通りだ。
こういう連中は生かしてる方が厄介になると個人的には思う。
それにやり口もえげつないため、あまり生かしておきたくないとも思ってしまうな。
「その通りだ。幸いここにいる全ての戦術人形諸君は人間に対してのセーフティがかかっていないしな。……それとはっきり言おう、連中は殲滅した方が良いと私は考える。可能なら数人程度拘束し、使用薬物の入手ルートを割り出したいが贅沢は言えない。それに拘束にこだわってコチラに被害が出る方がよろしくない」
このカルトがどこから来たのか?何が目的か?など聞きたいことはあるが逃がしてしまう方が問題だ。
「さて、ここまでで何か質問は?」
「はい。弾薬の消費がかなり多くなると思います。手持ち分では恐らく足りないかと」
ウェルロッドから質問が飛ぶ。それはそうだろう。ある意味大規模作戦に近い。フェーズ分けをするなら3フェーズくらいあるし。
「心配はいらない。この基地がどういう基地か忘れたかい?ここは補給基地だ。ここの防衛に関する作戦時、貯蔵物資の使用に関して制限が無くなる。一度戻って来た時に弾薬その他を補充して再度出発してくれ」
「了解です」
「他にあるか?」
「装甲車の運転は誰が?」
「専門の自律人形がする。他には?」
「ねえ、疑問に思ったのだけどいいかしら」
416からの質問か。416は総じて完璧主義者と聞く、なにか手厳しい質問だろうか。
「この基地は第一部隊、第二部隊といった部隊割りをしないの?さっきから銃種でしか部隊割りが無い気がするのだけど」
「あー、そのことか。端的に言えば部隊割りは無い。というのも、ここの所属人形の種類の影響なんだ。トンプソン、AR隊の編成表を出せるか?」
「今、出すよ。……ほいよ」
スクリーンに映し出された編成表を見て、私と基地所属の人形を除いたこの場に居た全ての娘達が驚いていた。
「え!?AK-47が3人?ダミーも入れてですよね?」
「いや除いてだ。他にも重複している娘達がいるが全てメインフレームだ」
「StG44やG3、ガリルにL85A1、SIG-510……。他にも?」
「F2000は5人って……」
「同じ部隊に同じ戦術人形を同時配置ってできるんですか?」
「普通はできないだろう。私も知っている限りこの基地だけだ。もしかすると他にもやっているかも知れないが」
この基地特有の編成だと思う。
私が戦術に疎いためまとめているのもあるが、基本業務の関係で戦術人形を大量に必要とした影響でもある。
メインフレーム同士が指示を重複してしまったり、ダミーに影響が出たりするので大きなくくりである銃種で編成したのだ。
なら、普通に編成しろと思うだろう。普段の輸送護衛部隊で動かしている部隊はまだしも、こういう緊急対応時にはいちいち編成していられない。
さらに言えば、普通の基地では編成可能部隊数は最大10部隊であるが、この基地の役割上その10部隊では輸送護衛部隊が足りなくなってしまう。
といった事情から部隊編成の基本ルールが完全に取っ払われているのがこの基地である。でたらめと言っても過言ではないな。
「という訳で編成の理由はこういう訳だ。他に質問は?」
見回すが無さそうだ。というか一部から『いいから敵に撃たせろ』的な視線が飛んでくる。いや、ホントにあそこの指揮官はよくこの娘達を御せるね。
「では、準備に入ろう。応援部隊の諸君はコチラの部隊と戦術リンクを」
そして、慌ただしく戦闘準備が行われていく。
「ボス、私はここに残るからな」
「ああ、私の護衛を頼むよ」
「任せてくれよ、ボス。何があろうともボスは守るさ」
「君も無事でいてもらわないと困るのだがな」
「そ、それは……。ま、頑張るさ」
「機動部隊は準備いいわ。一応の隊長は
「ああ、そうだ。応援部隊はS09の方をシエラ、D08の方をデルタと呼ぶ。……デルタはどちらかというとマッドドッグの方があってる気がするけど」
「「「私たちをアイツらと一緒にしないで」」」
「アッハイ」
HK3姉妹から怒られてしまったが、残りの3人からは文句が出ない。……自覚あるのか?
レッツ言い訳ターイム!
なっかなか戦闘に入れない……。
1話あたり3~4000文字で納めたいので戦闘は次回へ持ち越しです。
つかアレなんですよ、次から次へと直接影響がない設定が湧く湧く。
私の悪癖です、すいません。
部隊編成のくだりとか特に。でも入れたかったのです。
ここの連中はStG44が9人(ダミー含む)並ぶとか日常茶飯事です。F2000だけで15人います。ちなみに、ほとんどの人形のダミーは2体です。
さーて、ようやく次で皆さんお待ちかねの大暴れですよ。
もう狂犬3人組がどこまで暴走することやら……。
え?HK3姉妹はまともにいくか?……ヘッショの鬼が2人に完璧に敵を屠る1人ですよ?
これだとユノちゃんとこの第二部隊が霞んでしまうのでいい所は持って行ってもらいましょー
ではでは。