ようやく始まる反撃の時。
敵を屠り、前へ前へ。
迎撃?やれるものならやってみろ。
前に立つならただ葬るのみ。
※コラボ継続中。そろそろフィーバータイム
さて、では反撃の狼煙を上げるとしよう。
作戦室のモニターを見ながら通信を送る。
「機動部隊前進だ。お行儀よく並んだ連中を吹き飛ばせ」
「了解。デルタに挨拶は任せるわ」
「こちらデルタ、416が今後通信を受けます。さあ、皆お待ちかねのパーティータイムよ!」
「ぶるぁぁぁぁぁああ!」
おい、今一瞬ワカモトの声が聞こえたぞ?
ってワカモトってなんだ、ワカモトって。
「どうしたボス。急に頭抱えて」
「いや、なんかよくわからないがワカモトって言葉が頭から離れないんだ」
「なんだそりゃ。あとで医務室へ一緒に行こう」
よくわからないまま私の医務室行きが決まった所で炸裂音。
モニターを見れば、デルタ……D08所属のFALが擲弾を3連射して敵陣前衛を吹き飛ばしていた。
普通ならこれでだいぶ数が減るのに、まったく減った気がしない敵の数は異常ではなかろうか。
「挨拶も済んだし機動部隊吶喊!奴らを食い散らかすわよ!」
「殺す殺スコロスゥ!」
「フフフ」
正直言って、目が笑っていない笑顔でグレネードを投げ綺麗にトップダウンで爆破させるのは恐い。
いっそトリガーハッピーの方がわかり易い分まだマシだと思う。
そして、それを見ても動じないウチのFALもなかなか肝が座っているな。
「デルタ……D08は大丈夫なのか?」
「ボス、それはアイツらのことか?それとも基地の方か?」
「どちらもだ」
モニター内の敵が3体連続で倒れる。一撃、ヘッドショットか?
「こちら417、2体ダウン」
「G28、1体ヘッショだよ!」
あのマークスマン二人組も恐ろしい精度と速さでヘッドショットを食らわせていく。
417の方が冷静に冷酷にそして確実に敵を撃ち倒していく。
G28も負けてはいないがまだ差を感じるな。と言っても、この基地のRF勢ではどちらが相手でも太刀打ちできないだろう。
「こちら416。敵の陣形に穴が開いたわ。もう少し広げてから後退する」
静かに、けれど迅速に敵を減らし目標を達成する。さすがは優秀な416だ。
ただ、なんというかこう「妹に格好良い所を見せたい姉」感が漂っている気がするのは私の気のせいだろうか。なんかいいお姉ちゃんをしている感じがするな。
「こちらシエラ。……お隣が時々怖いんだけど」
「……すまない、少しの間耐えてくれ」
シエラ……S09の45から通信というか苦情というか悲鳴というかなんとも言い難い通信が入った。
とはいえ、とりあえず耐えてもらうしかない。街に着いたらシエラには単独で動いてもらうつもりだからそこまで我慢してくれ。
「FAL、敵さんは釣れたか?」
「いい感じに釣れたわ。後退中よ。お出迎えの準備は出来ているかしら?」
「任せておけ、君たちには
「いいわね。それじゃ、後でね」
今のところはいい感じだ。
攻撃を受けた時と違い、経験豊富な2部隊が入ったことでこちらの勢いが増した上に敵の戦力低下が早くなったため、こちらの被害が皆無なまま最初のフェーズは終わりそうだ。
「ボス、防衛部隊に連絡するぞ」
「ああ、頼む」
「ようM2、ゲストがもう少しで着くぞ。お出迎えの準備はバッチリか?」
「ええ、トンプソン。任せて頂戴。最高のファンファーレで出迎えてあげるよ」
「いいねえ。ま、私ならそのお出迎えはノーセンキューだけどな」
違いない。あらゆる弾丸が連中を出迎える準備をしている。
ファンファーレが止んだ時、その場に残っているのはなんだろうな。
と、機動部隊が基地の門へ到着したらしい。
敵さんはというと、電波妨害が少し落ち着いたことに気づいたようで基地へ向かって走ってくる。
いい速度だな。人形の足はやはり速い。
だが、速すぎるのも問題だ。
「それじゃあ出迎えのオーケストラ、イッツショータイム!」
M2の声が作戦室に響いた直後、圧倒的な銃声と共に殺意の雨がゲストを包む。
一度銃声が止み、あまりにも強い勢いで巻き起こった土煙が治まると、そこには地面に倒れ伏し動かぬ残骸となった自立人形が並んでいた。
この火力に耐えるつもりなら戦車を持ってくるんだな。
「よし、出鼻はくじいた。FAL、出れるか?」
「弾薬の補給はもう終わるわ。車を回して頂戴な」
「装甲車隊、機動部隊の近くへ移動」
「了解」
装甲車の運転を担当する自律人形から返事が返ってくる。
さあ、これでフェーズ2だ。
「こちら機動部隊、準備完了。搭乗も完了よ。じゃあ、言ってくるわね」
「ああ、頼んだ」
機動部隊を乗せた装甲車は基地の別の門から出発していった。
彼女たちが出発した以上こちらからできることはもう無い。
ドローンもこの基地には配備されていない以上、支援は通信のみ。
「あとは彼女たちに任せて、こちらは防御に徹しよう」
「奴らRPGとか持ってないだろうな……」
「……言うな。言えば出てくるぞ」
「マジか。それは勘弁願いたい」
「ご主人様、戦車が出てきたと……」
「「マジで居たのか」」
G36のダミーが報告してきた。
よし、月まで吹っ飛ばすぞー。
「C4を何個くくり付けて突っ込んだら戦車は吹き飛ぶでしょうか」
「だから、自爆特攻はヤメて!?」
街へ入り、FMG-9から伝えられていた地区へ移動した機動部隊。
そしてとある路地へシエラを案内するFALの姿がそこにはあった。
「さあ、着いたわよ。ここからは別行動ね。そっちが本命だから気取られないように気を付けて」
「任せておいてよ。これでも隠密行動は得意なんだから」
「お任せください。私は
「そっちは任せるわね。こっちはちょっと派手に動いて囮になるわ。じゃあ、頑張って」
こう言うとFALは待たせていた部隊の元へ走る。
そこには、ある程度落ち着いた様子のデルタのメンバーと補給基地から連れてきたSG・HG合同部隊とSMG隊が待機していた。
あとはFALのダミーが3人とF2000がメイン2人にダミーを合わせて6人。
それ以外のAR隊は装甲車の護衛に残してきている。
「お待たせ。さあ始めましょう。でもここは市街地、あまり派手な破壊行動はやめてね。……敵がどうにもならない時はやるけど」
FALが合図をすると、SG隊が盾を構えながら突撃していくその後ろを警戒しながら移動するHG数人とSMG隊。さらにその後方をデルタが続く。
「ねぇ、お姉ちゃん。あの建物怪しくない?」
「417もそう思った?ねえ、基地の方のFAL?ちょっと私達離れてもいいかしら」
「敵でも見つけたの?あなた達だけで大丈夫?」
「私達をを誰だと思っているの。私達は完璧よ」
「そう、分かったわ。でも、無理はしないでね。あなた達は助けに来てくれた娘達。無事にあなた達をあなた達の基地へ送り返すまでが私の使命よ」
「ええ、危ない時はすぐに連絡するわ。……でも、あそこの連中を見たら敵の方が可哀想になると思うけどね」
「同じ
デルタは移動中に見つけた怪しい気配のする建物へ移動する。
扉の前に到着すると416は後ろのスペクトラに声を掛ける。
「スペクトラ、突入タイm「突入ー!」……人選ミスだったわ」
「あのトリガーハッピーはしょうがないよお姉ちゃん」
「あ、FALも行ったよ」
「うつけが、そこにいるかァ!」
「だからどうやったら若本ボイスがでるのさ」
417の呟きは誰に聞かれることもなく消えていった。
突如街に響き渡る銃声。だがおかしい、まったく市民の声が聞こえない。
シエラの45とウェルロッドは疑問に思いつつも目標へと静かに、だが素早く近づいていった。
巡回しているカルトもいくらか居たが的確に排除して進んでいく。
徐々に敵の数が増え始める。陽動がうまくいっているのだろう。
さすがにこの数は相手にできないとやり過ごすと、増えた敵はすぐに別の方向へ走っていった。
その後は、特に敵を見ることなくも目標の教会のすぐそばまで来れた。
物陰にしゃがみ込みながらウェルロッドが45に声を掛ける。
「45、目標の目の前です。戦闘準備を」
「ええ、皆わかってるわね?このバカな連中のバカ騒ぎは頭を潰してやれば治まるわ。今、その頭に一番近いのは私達よ。逃げようとしたら構わないわ、容赦なく殺しなさい」
「「「「了解」」」」
「M14バックアップをお願い。StG44はM14のサポートと護衛。私とFNCは敵の制圧を。ウェルロッドは頭を逃がさないよう頼んだわよ」
「任せてください。ではまた後ほど」
そう言うやいなや、音もなく駆けだすウェルロッドMKⅡ。
それを見届けた45は自らと同じ名を持つ相棒を確認する。
目標はカルト教団の教祖らしき人物、位置はこの教会の中。手持ちの小型ドローンを使って中の確認は済んでいる。
補給基地のFMG-9からの情報通りの見た目をしていた。
カルトの教祖というよりはどこかのビジネスマンでもしていそうだ。最初に聞いたときはふざけているのかと思った。
だがドローンのカメラを使って見た彼の眼は、明らかに人の命をどうとも思っていない眼をしていた。
「さ、このバカ騒ぎを終わらせに行くわよ!」
その声を合図にFNCが物陰から飛び出す。それに続いて45も飛び出し教会の扉に向かって走る。
M14は顔を出すやいなや、自らの
ロックがなくなった扉をFNCが蹴破り、中に向かって掃射する。中で銃を構えようとしていた教祖の護衛はこの時点で半分以上が倒れようとしていた。
FNCの横を45が走り抜けスライディングで協会の中に入ると、ドローンで確認し予め位置を把握していた伏兵を斉射して黙らせる。
その45を狙おうと反対側から出てきた敵をFNCはすぐに捉え悲鳴を上げる暇すら与えず地に伏せさせる。
この間数秒である。最前線にて、鉄血を相手に戦ってきた精鋭の名に恥じぬ動きで彼女たちは協会を制圧した。
「こいつが教祖ね。FNCの射撃に当たるなんて不運ね」
「外したつもりだったけど、ごめんなさい」
「謝らなくていいわよ。目標の確保よりも排除が優先だったしね」
うつ伏せで血だまりに沈んでいた教祖を見下ろしながら45とFNCは話していた。
そして45が目標の確認のため教祖の身体を仰向けにする。
「……!?待ってこいつ、教祖じゃない!あの一瞬で入れ替わったっていうの?」
「ええ!?いやいやあのタイミングじゃさすがに移動できないよ!見た目も一緒だよ?」
「45、どうしたんですか?」
「仕留めたのでしょう?」
M14とStG44がなかなか出てこない2人を心配して教会へ入ってきた。
全員で確認したハズなのだ、教祖の姿を。
本当の教祖にはホクロが無いことはFMG-9の写真でわかっていた。ドローンで確認した時にもギリギリまで接近して顔をよく確認した。整形などで変えているかもしれなかったからだ。
だがここに倒れている教祖は左目の下に非常に分かりづらいが
(ウェルロッドは追えているかしら)
「チッ、予想よりも来るのが早いじゃねえか。あの基地落とせりゃこれから楽だったのによ。ったくめんどくせえ。
その男は走っていた。街にあの補給基地の部隊が突入して来たことに気づいた彼は、45達の襲撃の数秒前に教会の裏から出ていたのである。
彼は自分の姿に似せることに気を取られ過ぎ、分かりにくいとはいえ信者の左目の下にあるホクロに気づかなかったのだが。
「まぁ、いいさ。オレには気づけなかったんだろうよ。あんだけそっくりの影武者作ったんだから当然だけどな!隠れてほとぼり冷めたら、あの薬を使ってまたすぐに……」
「何をすると言うのですか?」
「!?」
ありえるハズがない。そんなことを頭に浮かべながら元教祖は、気づけば地面に倒れ込んでいた。
「もしもに備えて、裏へ回っていて正解でした」
元教祖は倒れたまま視線を上げて、自分の脚を撃った女を見る。
それはまさしくウェルロッドMk-2だった。
「私は以前、貴方のような手合いの相手をした事がありまして。自分の影武者を仕立て上げて逃げるという可能性を潰そうと思っていたのです。そうしたら案の定だったので先回りさせて頂きました」
「ざけんなよっ!テメェら何もんだ!あの基地にはお前らみたいな凄腕の話は無かったハズだ!」
「聞かれて答えるとお思いで?さて、あなたには同行願いましょう。あの基地の指揮官があなたのバックを知りたがっておりますので」
「クッソ!」
元教祖を確保した機動部隊が、遠隔操作を行っていた信者達が立てこもる建物を制圧した事によって、ようやくこの戦いに終止符が打たれたのである。
レッツ言い訳ターイム!(午前に引き続き
あー、5000字超えたー。いや、コレ難しいよ。
ゲストを立てたいから描写したけど、その描写が増える増える。
いや元から書き足すことが多いけどさ、今回は特に多いよ。
でも、まだ書けたね。というか書いた方が本当はよかったと思うの。
でも、ここら辺にしときます。キリがないかもしれないし。
思い切りは大事。
さて、ようやく次で一旦区切れるかなー。
この話書き始めて思った。
流れの安易な書き足しは収拾つかない(笑)
スツーカさんとこに物資の配達しなきゃいけないし、そろそろ話を畳まねば。
謝りタイム
カカオさんすいません、かなり暴走しました(主にFALが
許してー。
焔薙さん、StG44だけ不憫な扱いに……。すいません。
展開思いつききれなかった……。