G&K補給基地の日常   作:ソルジャーODST

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ここはG&Kの補給基地。

襲撃から3日が経った。
徐々に元に戻りつつある基地に戦闘専門にした指揮官が着任する。

「なんというか、コメントに困る服装だね」
「説明させてください!」

※かなりオリジナルの設定&捏造がこれから入っていきます。キャラ崩壊の方も加速してます。タグ付けないとなー。拒否感あったらすいません。


戦闘指揮官の着任

あの襲撃から三日、本部から通達があった戦闘指揮官が本日着任すると連絡が入った。現在、輸送部隊と共に移動しているらしい。二人と聞いていたのだが何人かの戦術人形も同行してくるとのこと。元々は本部の対人専門の捜査部隊……いわゆる警察に近い部隊の所属だったらしいのだけど、率いている部隊丸ごとの異動になったようだ。だけどそれって大丈夫なのだろうか。戦力の低下は免れないし、普通なら指揮官だけせいぜい副官も合わせて二人だけ異動すると思う。

 

「お、ボス。輸送部隊の到着だ。1、2、3……連絡通りの台数だな。っとG36、輸送部隊の受け入れと荷降ろしを頼めるか?」

「お任せください。さあダミー、行きますよ」

「「よろしい、ならば荷降ろしだ」」

「一心不乱の荷降ろしを、って何バカなことを言っているのですか」

 

うん、もしかしてG36はダミーも含めて昔のコミックでも読んだのかな?そのセリフどこかで聞いた気がするんだ。最近、このメイド達がだいぶ愉快なことになっているけど大丈夫かな。そういえばFALからも、自分のダミー達にD08のFALの影響が出てるかもしれない相談されたけど……。

 

「ねえ、銃剣(バヨネット)は無いのかしら。できれば刃渡りがすごく長いヤツ」

「えー?無いのー?」

「いや、あんた達ねえ。銃剣なんか付けてどうするのよ」

「「付けるんじゃなくて両手に持つのよ」」

「いや、もっと意味が分からないのだけど……」

 

銃剣を使うような格闘戦を挑む状況はごめん被るのだけど。いや、銃剣をつけること自体はいいんだよ?でも近づかれる前に倒しましょうね。というかこれは少なくとも何かの影響は受けているな。D08のFALではないと思うけど。勘が正しければG36が原因な気がするんだ。……余所だと普通のメイドと聞くけどなぜここの娘は変わりすぎているんだろう。

っと何台かの装甲車が私達の方へ減速しながら近づいてくる。これに件の指揮官が乗っているのかな。

 

「トンプソンこっちへ。たぶん、アレに指揮官が乗っていると思う」

「あいよ、ボス。どんな格好しているんだろうな」

 

そう、それには私も興味があるんだ。変わった格好と噂では聞いているのだけど、普通はグリフィンの制服のハズ。そんな奇抜な格好はできないと思う。髪型が変わっているとかだろうか。まさか制服を改造しているとか?いや、さすがにそれは社長とかが許さないだろうと思うんだ。お、装甲車が止まってドアが開いた。車の中からは黒髪のなかなか若い男性が降りてきた…ぞ。

 

「はじめまして基地司令官殿。私はカズト・ナカムラと申します。あなた宛ての指示書を本部から預かっています。内容は補給基地司令への正式な任命通知と伺っています。で、こちらが……あれ?……おいSPAS!早く起きて降りてくるんだ!」

「うー、カズ君おはよー。もう着いたんだー」

「寝ぼけるなあ!100式頼んだ!」

「はい。さー起きろー!」

「いったあ!?」

 

丁寧な挨拶の直後、車の中から目を擦りながら出てきた水色の髪をした娘の後頭部を100式と呼ばれた娘が容赦なくド突いた。

 

このコントは一体何だろうか?隣のトンプソンは既に腹を抱えて爆笑している。ああ、コントの衝撃が強すぎて指揮官の格好を一瞬スルーしてしまったな。まさか改造制服のパターンだったとは……。ばっちり服装規定を破っていると思う。

 

「まったく!……失礼しました。この寝坊助は副官のSPAS-12です。それと100式機関短銃、64式自動小銃、62式機関銃が私の指揮下部隊です」

「え、ああ、よろしくお願いしますね。SPAS以外は日本の?」

「あ、はい。私が日本人の血を引いていまして、その関係で彼女達が配備されたと聞いております。優秀な娘達ですよ」

「ああ、だから君はキモノを着ている訳か……」

「この服装に関しては説明させてください!たぶん、かなり誤解されていると思うので!」

 

誤解も何も、キモノの上にグリフィンの制服のジャケットを羽織っているし。と思ったらこれジャケットじゃないな。袖が無いぞ。あれ?

 

「この服は着物は着物でも『袴』と呼ばれる物が元になっています。羽織っているのも『陣羽織』と呼ばれる物に似せたデザインだそうです。それで、何故こんな格好をしているかと言いますと……」

「カズくんのおばあちゃんがグリフィンの制服のデザイン担当部門の顧問だったんですよー。それで『孫には日本の袴を着せたい』って提案したらしくて」

「カズくん言うな!隊長と呼べ!……だいたいはSPASの言った通りです。どうもグリフィンが企業として大きくなる前から祖母が服飾部門に居たらしく……」

「その部門からしたら顧問のお願いだったために断り切れなかったと」

「そうなります。祖父も社長とは知己とのことで『話を通すならわしに任せておけ、ばあさん!殴ってでも通す』と殴り込んだと聞いています」

 

なかなか強者のおじいさん達だ。昔からの知り合いにこんなことを頼まれれば、あの社長もたいそう困惑したことだろう。というか、社長に殴り込んだことも驚きだよ。

 

「どうも祖父は社長……クルーガーさんに昔模擬戦で打ち負かしたとか。その時は既にかなりの年の差だったにも関わらず」

「あれ?社長って元正規軍だったと思ったのだけど。え、勝ち越した?」

「眉唾ものの話だと思っていたのですが、社長から遠回しに肯定されまして。ちなみにその祖父を物理的に黙らせることが出来るのが祖母です」

 

なんかこの指揮官君、えーとカズト君と呼んでいいのかな?かなりのバックボーンがあるような。濃さが半端ない。隣のトンプソンが「あの社長を相手に!?年の差もあるって何歳でやったんだよ!?」と驚愕しているがトンプソンも社長と殴り合いでもしたのだろうか。後で聞いてみよう。

社長……クルーガー氏は元々は正規軍でありかなり体を鍛えていたはず。今でも若かりし頃の筋肉美を維持していると噂で聞く。その人と模擬戦で打ち負かすって、彼のおじいさんはどんな人だったんだろうか。ニホンは平和の国だったハズだ。というかこちらへ来た時の歳を知りたい。

 

「自衛隊で特殊部隊を率いたことがあるとか何とか。『普通じゃない普通科だった』とも言っていました。あ、普通科というのは自衛隊の歩兵のことです」

「そんな人がどうして社長と知り合ったんだ?」

「第三次世界大戦初期に親族と共にこちらへ来てその時に知り合ったと。その当時は移動もままならないハズなのですが……。詳しいことは頑なに話してくれません」

 

あ、それは言えないことをしてたパターンじゃないかな……。先読みして国外へ避難したってことかな?でもこちらが安全なんて保証は無かっただろうに。

破天荒な祖父母さんだけど、彼は非常に真面目な雰囲気を感じる。ご両親は大人しかったとみた。でもそういえばそのハカマとか特に嫌がっている訳じゃないんだね。

 

「まぁ、祖父母が私にとくれた物ですので。ちなみにちゃんとした制服もあるんですよ?式典はさすがにそちらを着ます」

「カズくんはおじいちゃんおばあちゃんっ子なんですよー」

「だーかーらー!カズくん言うなー!」

「もしかしなくても君達はなにか特別な仲だよね?ちょっと左手薬指を見せて……」

「あ、指輪はまだ貰ってません!早く欲しいんですけどねー。いつでも大歓迎です!」

「あー!もー!何言ってるんだお前はー!」

「すいません、司令官。この二人はいつもこんな感じです」

 

揉め始めたというかどう見ても痴話喧嘩の取っ組み合いを始めた二人を横目に、100式からの一言を聞いていた。これは前線や普通の基地なら速攻で懲罰レベルだと思う。この基地向きの子達だね。私は特に気にしないから。なんでかって?そりゃあ部下で遊ぶ指揮官改め司令ですからね。

なんというかこう、この二人のやり取りは横から見ていて面白い。それにどことなく、幼なじみの年上のお姉ちゃんと背伸びしたい年下の男の子感が漂ってるんだよね。コレはとても面白い予感がする。

 

「ボス、スゴく悪い顔してるぞ。一応、彼らの上官になるんだから真面目にな?……遊びなくなる気持ちはよく分かるけど自重しような?見た目はホントに真面目なのに中身はコレだから。そのギャップがいいんだけどさ

 

くっ、トンプソンに言われるとはね!?しかも今回は何か言っているのは分かるけど聞き取れなかったぞ。腕を上げたなトンプソン。仕方ない、やはり私がいじるのは君だな。

 

「いや、私もダメだって。というかいつまで外で話してるんだよ。いい加減に中へ入ろうボス」

「ああ、つい立ち話をしてしまったね。続きは中で聞こう。その前に、まずは荷物を宿舎に降ろして楽な格好で来るといいよ。明日から仕事に入ってもらうつもりなんだ。今日は自己紹介と歓迎会をしよう」

「ハァ、ハァ、了解、しました。……くっ、後で覚えてろよサクラ!?」

「ふふん、カズくんが私に勝とうなんて5年は早いよ!」

 

決着はついたかな。ふむ、SPASじゃなく「サクラ」と呼んだね。個人的に色々と聞きたいことができてきたぞー。襲撃は別としても、そうそう変わることはなかったここの日常に訪れた大きな変化だし。ほら隣のトンプソンも聞きたいことを我慢してる顔だ。おっと、遠くにいたFMG-9が目を光らせたな。……比喩じゃなくてマジで光ったんだけど。フラッシュ機能でも付けた?さてはダミーか。個性的なことをするのはダミーとウチの相場で決まってる。

 

「なんというか、この二人がここへ来た理由が分かったような気がするんだ。本来の目的とは別な理由もあるんじゃないかな」

「奇遇だねトンプソン。私もそんな気がしているよ。なにせ見ているだけでこちらが照れるくらいにお熱いよな。これは本部勤務の連中に追い出されたかな?(痴話喧嘩は余所でやれ)

「すいません、これからは業務関係のお話で大事な事は(100式)に言って頂ければ。あの二人にはキチンと伝えますので」

 

100式が「はぁ」とため息をつき、他の人形二人もやれやれといった表情をしている。これはこの三人が結構苦労しているんだろうね。まあ、カズト君とSPASちゃんが楽しそうで何より。

 

「よし、とりあえず解散。カズト君達は準備が終わったら連絡して。そうしたら迎えを寄越すから。備え付けの電話で内線01に掛けてくれたら執務室に繋がるよ」

 

さあ、補給基地の新しい日常が始まるぞー。

 




えー、ダミーの暴走は完全に閃きで書いてます。深い意味はございませんのでご了承ください。

カズト君の服のイメージは、ミスターブ〇ドーみたいな感じを思い出してもらえれば。
黒を基調にした馬乗り袴風の服に、紅を基調にしたシンプルな陣羽織を羽織っています。全体的にスッキリとしていて袴感はちいょ薄めのイメージです。絵が描けないので説明だけに……。伝えられないこの感じ!
なお、陣羽織の前にはG&Kの社章が、背中には鷲獅子が刺繍されております(そこは派手)おばあちゃんが全力を出しました。

また設定集の方で説明できたらなぁ。思いつきでキャラを出したので後で修正するかもしれません。つか一度誤字脱字の修正しないと、読み直したらめっちゃあってびっくりです。スマホは打ちにくいですなぁ

誤字脱字報告お願いします。

あ、勝手にD08地区のFALの存在をまた出しちゃいましたので苦情は受け付けますね。
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