街にカルト教団という殻を被った犯罪組織が再度現れた。
HUBは彼らを殲滅することを決意する。
「はーい、作戦会議のお時間です」
「なんか今回、独自解釈多くない?」
「メタいことは言わないで!?」
※真面目に独自解釈多めになってます。苦手な人はブラウザバック!
時刻は午前10時。ここは補給基地通称HUBにある
「さて、全員集まったかな?…では
「いつも思うけど作戦の時は口調含めて変わりすぎだと思うんだ」
「いつもこんな感じなんですか?」
「そこ、私語は慎むように」
「「すいません」」
カズト君はまだしもトンプソンまで突っ込んでくるかー。こういう時は威厳見せておかないといけない気がするんだよ。作戦指示とかもこっちの口調の方がしやすいしね。咳払いをして話を戻そう。
今回の目標は以前にこの基地を襲撃してきたカルト教団の残党だ。カルト教団と言ってもその実犯罪組織のフロントだったワケだがね。街に入りこんでいた連中は掃討したが、また現れたようだ。性懲りのない連中だな。
で、こいつらがいるために街の顔役『ミスター』がまだ姿を隠しているというワケ。そろそろ彼に戻ってきてもらわないとちょっと支障が出てきそうなんだ。そこで迅速に目標を殲滅する。
作戦の大まかな流れは、明日24:00までに装甲車で街へ、その後徒歩にて
今回の主力はナカムラ指揮官及びその指揮下部隊だ。具体的な編成はナカムラ指揮官、SPAS、100式、62式、64式自、さらに当基地所属の
「ここまでで質問は?」
「はい」
「FALか。どうした?」
「ナカムラ指揮官は車両からの指揮よね?」
「答えは
「は?いやいや、危なすぎるわ。遊びに行くワケじゃないのよ」
「ナカムラ指揮官が今までに従事した作戦の記録を見て、果たして同じ事が言えるかな?」
言い終わったタイミングでトンプソンがメインモニターに過去の作戦記録を表示する。さすがは副官歴最長、言わなくてもいいのは助かるよ。
「え?何この記録…」
「前に実績無いって言ってなかった?」
「実績が無い者に指揮官は務められないだろう。彼はこの基地で最大の
モニターに表示されている記録は、本部管轄区域での犯罪組織に対して行われた強襲制圧作戦のモノだった。皆がザワつくのもよく分かる。
「私もこの記録を見た時は本部へ確認を取ったよ。『誇張してないか』ってね。答えはNOだった。御丁寧に作戦映像も送られてきてね。映像の中で見たあの反応速度は、正直人間辞めてるんじゃないかと思ってしまったよ」
「サラッとヒドイです司令」
本人からの抗議がきたがどうやってもアレは人外だと思う。もしくはフィクションの登場人物だね。そう思うくらいには恐ろしい反応速度を見せてくれていた。
「前の部署でも言われてましたけど、祖父にちょっと鍛えられただけなんですが…」
「時々話に出てくるそのお祖父さんはきっと普通じゃないね」
カズト君の人外っぷりは一旦横に置いておくとして、今回は以前よりも
「今回の目標は連中の完全殲滅なワケだが、もう1つ目標を追加する」
「もう1つ目標?」
「ああそうだ、トンプソン。FMG-9から追加の報告書が届いた。その中には
「ボ、ボス?まさか…」
「そのまさかだ。目標制圧後、
持ち主不明のお金は洗浄してから使いましょうねっと。
「いや、ボスそれはマズイだろ!?本部へ報告を…」
「あー、司令はこういうことやらないタイプと思ってたんですが、しちゃいますか…」
「ナ、ナカムラ指揮官?何か知ってるのかしら」
ふむ、カズト君はやっぱりした事あったか。正確には彼の上司達がしていたのだろうけど。私も前の部署の時にちょっと、ね。
「以前居た警備部でなのですが。G&K本部からは色々と支給されますし必要に応じて装備の陳情も出来ますが、どうしても時間もかかるし望んだ性能の物では無いこともあります」
「だが、その性能が必要で陳情しているんだ。それが手に入らないのなら…」
「いわゆるブラックマーケット等で買うことになります。その部隊の
「で、市街の警備部隊…特に犯罪組織と直接やり合ってる部隊はよく
「え?え!?いやいやいや、ボス!?それダメなヤツだよね!?」
トンプソンや他の人形達が慌てる理由もよく分かるのだけど、コレは現代では正直よくある話だ。昔の…それこそ第三次世界大戦前の警察等ではコレは横領と言えると思う。
だが今のご時世では私腹を肥やすというよりも、自分達の安全を確保するために行われていることが多い。横領してるヤツもいるけどね。そういう連中はだいたい気づかないうちに消されている。
つまり、G&Kの上層部もこの事をいくらかは把握していると見てほぼ間違いない。だが、適切に使っている部隊には懲戒どころか叱責の1つも無い所を見るに黙認しているのだと私は思っている。
「いやー、昔主計課の中堅してたら警備部所属の人間がいきなりメモを持ってきたのさ。『持ち主不明の大金を使えるようにして欲しい』ってさ」
「僕も何回か知っています。でもそれで命拾いしたこともありましたから、一概にダメな事とは断じれないですね」
「というワケで今回私達もやっちゃうことにしました」
「「「「えー…?」」」」
「だってさー、君達に今回使わせる予定の防弾ベストとか段取りしたら結構な出費になったのよ。それに前回の襲撃の修繕費とかもあるし。お金はあっても困らない!」
「「「「うーん…」」」」
このお金の件は置いておくにしても、皆は「この世の中で大企業が手に入れられないものをブラックマーケットで手に入れられるのか?」とか思っているのかも知れない。答えはYESだ。何故ならば、大企業が手に入れられない=手に入らないではないから。
大手PMCといった大企業――今回はG&Kだけれども――は必要な絶対数が多いために、購入・配備のコストが非常に多くなってしまう。そうなるとどうしても性能を落としてコストを抑えようとするワケだ。
だがメーカーはハイエンド仕様も生産している。ではそれを買うのは誰か。往々にして金を持て余している上流階級や犯罪組織なのだろう。メーカーとしてはそういった者達と表立って取引するのはあまり良くない。人類の危機の渦中だからだ。なぜ、もっとPMCに安く売らないのかといった文句も飛んできてしまうだろう。
だが彼らも企業である。現在人類の危機ではあるが、彼らも自分たちの利益を求めてしまうのも仕方ないと言えるだろう。人類が滅ぶ寸前とはいえ
「とりあえず、ボス。もう1つの目標は分かった。可能な限りそれも確保するってことでいいのか?」
「ああ。優最優先は
「司令、サラリと結構えげつないこと言ってますよね」
「いいのいいの。連中がいても、この基地にとって良いことなんて一切無いしさ」
さーて、みなさーんお仕事のお時間ですよー。通常の業務は最小限にして戦闘準備を。カズト君は夜に備えて休みなさい。寝れない?SPASちゃんを抱き枕にでもしておきなさい。
「あ、言い忘れていたけど今回は私もついていくよ。もちろんトンプソンも来てくれよ」
「は!?」
「もちろん私は突入しないよ?拳銃すらまともに当てられないし。RF班と一緒にいるつもりだ」
「前みたいに基地にいるんじゃないの!?」
いや、街の人達に連絡しなきゃいけないじゃないか。ミスターはいないけど彼が残した連絡網は生きているし、あれの存在を知っているのは私とトンプソンだけだろう?
「なら私が行けばいいだけだろう!ボスが危ない所へ行くのは…」
「君が言ったんじゃないか。『ボスは私が必ず守る』って。あの最高の笑顔と一緒に私は絶対に忘れないぞ」
「ボスぅ!?今はその話はやめよう!真面目な雰囲気が壊れるから…」
「あ、指揮か…司令官とトンプソンの馴れ初め?興味あるわ」←とてもいい笑顔のFAL
「ほほう、そこのところ詳しく教えてください司令」←ニヤニヤしているSPASちゃん
「司令も大概トンプソンさんにぞっこんですよね?」←抱き枕発言のカウンターを狙うカズト君
「「「「いい加減にくっつけばいいんだ」」」」←いつの間にかいたトンプソンダミーズ
トンプソンよ真面目な雰囲気なんぞもう無いぞ?何せ私自身予想以上に追及されて驚いているからね!
「はいはい、それはまた今度な。私を飲み比べで負かした奴がいたら答えよう。今回は完全に夜間戦闘になるから装備を準備・再点検しておくように。解散!」
「「「「メインをヘタレといつも言うけど、ボスも大概ヘタレだと思うんだ」」」」
「「確かに」」←いつの間にかいたG36ダミーズ
「ご主人様はもう少し積極的になられてもいいのではと思いますね」←同G36メイン
ええい、ダミー達め好き勝手言っているな。1人メインがいるけど。積極的になれていたらとっくに式を挙げてるよ!
「言質取れたな」
「ばっちり録音した。良かったなメイン、これが終わったら結婚式だ!」
「それ、今だと死亡フラグだからメインやボスは言っちゃダメだからな?」
「『俺、実は基地に恋――』」
「「お前らぁー!」」
作戦開始まであと13時間―――
真面目っぽい雰囲気作ろうとしたけど、後半我慢できずにダミー達が暴れました。
後悔はしておりません。
とりあえず、カズト君は人力チーター枠なんで次回頑張ってもらおうと思います。
今回の話は最近ハマっている動画の影響が少々あります。
次回が特に影響受けた内容になるかと。描写できるかはわかりませんけどね!
あ、現在コラボの話を頂いております。
サマシュ様作「傭兵日記」
すでにチラッとHUBが出ております。どうなるか楽しみです。
ポチ可愛いよ!しゃべるダイナゲート(大)だよ!