基地が襲われ、迎え撃つ人形達。
篭城戦に持ち込み味方の到着を待つ。
さぁ、どうなる?
※今回も指揮官視点です。というかこの騒動中は指揮官視点です
さーて、どうするかね。
どうにか外の遊撃隊は中へ回収できた。
途中で、G36のダミーが惚れ惚れする笑顔を見せながら大量の爆薬(話によると敵のグレネードやらプラスチック爆弾とかを使ったらしい)を起爆して外の連中を消し飛ばした時はビビったけれど。
「指揮官、これからどうするの?」
「んー。敵の戦力は結構削ったんだけどな。壊滅に近いと思う」
「それは軍のやつでしょ?3割で全滅ってやつ」
「いやー、3割ってだいぶだぞ?」
100から30減るって相当だと思う。
作戦室でFALと話していると監視塔へ行っていたトンプソンが帰ってきた。
「ボス、連中一度下がったぞ。……子供達を逃がすか?」
「まだ待て。今出すのはマズい」
「捕まるか……」
「いいえ、むしろ……」
「トンプソン、外の映像見てみ?」
そういうとモニターを操作して外を映す。
えーと、このカメラだったかな?
「……うわぁ」
うん、普段はかわい……ゲフンゲフン、男前なトンプソンでも顔が青くなるレベルだよなー。
「12.7mmの威力を再確認できたな」
「……ヤバい、思いっきり頭に残った……」
「私も絶句したわ。指揮官あれはやりすぎでしょ」
「ここに仕掛けてくる方が悪い。……あー、トンプソン?お前グロダメだったっけ?」
「普通の死体とか、鉄血のは大丈夫……。でもここまでのはちょっと……うぇっ」
「あー、ごめんごめん。映画でグロいの見れてたからてっきり大丈夫だと……」
「恨むぞ、ボス……うぅっ」
「あらあら、写真撮っていい?」
あー、FAL?トドメはダメだ。
行動不能になって私の腰に抱きついたトンプソンの頭を撫でてやりながら、写真を撮ろうとするFALを止める。それは、私にもダメージくるやつだからな?
「FALよ。トンプソンが1人でこうなってたら止めなかったけどな?今だとキレイに私も巻き添えだからやめてくれ」
「え?今更じゃない」
「はい?」
聞き捨てならない一言が聞こえた気がするが、ここは聞かなかったフリをしよう。知らない方がいい事もある。
「コホン、さて仕切り直しという訳だが、連中もう一度来ると思うか?」
「十中八九来るわよ。いくらか人形を仕留めたと思っているだろうし」
「だが、向こうは人間だ。正直、M2に好きにやらせたのはアレを見て撤退すると思ったからなんだが」
人形でもこうなる(↓腰にトンプソン)場合あるのに普通の人間が耐えられるか?
よしんば耐えたとしてもこの被害だ。普通は撤退する。
「……ねぇ、指揮官。連中の遺体を回収してもいいかしら?」
「ん?なにか思いついたのかFAL」
「ありえないと思うのだけどね。医療用の自律人形も貸して頂戴」
「わかった。好きに使うといい。……ちょっと内線まで動けないから言っておいてくれ」
「はいはい、分かったわよ。……よっぽどきいたのね、まだダメなのかしら」
私とFALの二人分の視線を浴びながらも腰から離れないトンプソン。
その時、作戦室の扉が開く。
しまった!トンプソンの(私も巻き添えで)痴態が広まる!
扉を開けたのは……、
「ボス?メインから呼び出されたんだが……。ああ、だいたいわかった。すまないボス、メインの代わりに私が業務をしよう」
「ダミーが副官か……。なんて言うか時々お前達はダミーとメインが逆転してるよな」
トンプソンのダミーだった。つか男前だなぁ、おい。
ダミーはふざける時はヒドイが、マジな時はマジだから助かる。
「じゃあ、ダミー?指揮官のことはよろしくね」
「ああ、任せてもらおうFAL。で、ボスこれからどうする?」
「んー。アイツらが今度はどう出るかが分からないからなぁ」
そもそも、ウチが篭城戦に異常に強いことは分かってるハズなんだ。
なのに仕掛けてきたのがホントにわからん。
「つまり、篭城戦の切り札を連中が持っているかもしれないんだろ」
「切り札ってなんだ?外壁の厚さも、防衛部隊の強さも半端じゃないぞ」
「マンティコアとか」
「MGで蜂の巣だな」
ウチのMGは全員徹甲弾が標準だ。ついでにRF隊もな。
マンティコアがさすがに10体くらいまとめて来たら無理だが、2~3体くらいなら処理は可能だ。
「じゃあ、アレだ。戦車」
「だったらまずいな。……それか?」
「いやいや、持ってないだろう。……マジか?」
「ここを突破するならそれくらい欲しいだろ。そう考えたらその線で策を考えないとな」
「戦術人形でも戦車はさすがに相手出来ないぞ?」
知っている。だから彼女を呼ぼう。
「「「お呼びでしょうかご主人様」」」
しばらくして作戦室に現れたのは本日判明した爆弾魔ダミー2体を引き連れたG36だった。
「ああ、すまないな疲れているだろうに」
「「「ご心配には及びませんご主人様。ですが、お気遣いありがとうございます」」」
「……え?メイドってハモる必要あるの?」
ダミーが呟くが私もそう思った。なんで一語一句間違いなくハモれるの?
「「「メイドの嗜みでございます」」」
「「マジか」」
今度は私とダミーがハモった。
本体?いつの間にか抱きついたまま寝てるよ。なんだこのかわい……ゲフンゲフン、子供かなコイツは。
「と、冗談はさて置きまして私たちをお呼びになられたのは?」
「冗談に聞こえないのは気のせいか?」
「まーまー。呼んだ理由はな。
「それでしたらコレをどうぞ」
間髪入れずにそう言いながら、ダミーの片方が
「言ってスグに爆薬が出てくるのは怖い」
「つかそのスカートは内側に四次元ポケットでもついてるの?」
「メイドの嗜みでございます」
「「そんなメイドは恐い」」
私は決めた。G36は絶対怒らせないことを。
「ボス、爆薬はコレでいいとしてだ。どうやって吹っ飛ばすんだ?」
「普通なら設置してキルゾーンを作るよなー」
「抱えて特攻」
「その自爆特攻への拘りはいったいどうしたの!?」
ドタバタと話を詰めていると監視塔から連絡が入る。
「指揮官、敵に動きあり!」
「来たか!」
言われてカメラを切り替えると、近づいてくる敵が映っていた。
今度は自律人形を大量に並べて。
え?そこまでしてココを落としたいの?
「戦車じゃなくてコイツらか?中に爆薬詰め込んでるとか」
「いや、まだ後ろになにかいるな」
「休憩していた娘達を招集しますね」
「ああ、頼む」
G36に部隊の招集を頼むとモニターを見る。
そして驚いた。
「味方がいるな……」
「え?輸送部隊の帰還はまた先じゃ」
「いや、だから味方がいるんだ」
「え?」
いったいどこの誰がこんな場所まで来ているんだ?
あと、トンプソンさん?そろそろ起きようか。
「眠り姫は王子様のキスで起こすもんだぜボス」
「あのな」
このまま起きる気配が無かったら考えるよ。
コラボ(というか勝手に使用?)準備を進めつつも、
「いや、この基地からだと誰がくるのよ!?」
って悩んだのでトンプソンで遊びました。
後悔はしていない。
もうウチのトンプソンはこの路線。
ポンコツカワイイ系です。
あと、ウチのメイドは爆弾魔。設置型と特攻型です。
コラボ準備難しくないですかね?
とりあえず、自律人形を的撃ちできる子達は誰だー!?