あの後、ゲームから現実へと変わった事による変化についてモモンガさんと少し検証を行った。その後円形闘技場に転移しアウラ達の戦闘を見た。実際にみてみるとゲームとは違って引き込まれる様な魅力があった。良いものを見せてもらったし、アウラとマーレにはサービス終了直前に料理で作ったクッキーをあげた。そしてその後集まった階層守護者達にモモンガさんが命令をして最後に、階層守護者達のモモンガさんと俺の評価だが、モモンガさんは原作とそれほど変わりはなかった。そして俺は…
「シャルティア、お前にとって彼女は一体どのような人物だ」
「素晴らしい美しさを持ちながらも、より美しくあろうとする。まさに美の神の様なお方あります」
「コキュートス」
「至高ノ御方々ノナカデモ高イ戦闘力ヲモツ、マサニナザリック地下大墳墓ノ支配者二相応シイオ方カト」
「アウラ」
「常にあたし達の事を考えてくれている、素晴らしいお方です」
「マーレ」
「す、凄く優しい方だと思います」
「デミウルゴス」
「聡明であり、如何なる状況でも狼狽えず己を強く持っている素晴らしいお方です」
「セバス」
「たっち・みー様と同じくワールドチャンピオンの職業を持っておられる、素晴らしいお方です」
「アルベド」
「モモンガ様と共に、このナザリック地下大墳墓に最後まで残って頂けた素晴らしいお方です」
うーん、この高評価はなんなんだ。NPCがどのレベルで俺の何を覚えているかわからないからな。それに、特に何をしてもいないのにここまで持ち上げられると言うのは…何とも居心地が悪いものだ。そしてマーレはモモンガさんの時と言ってる事同じじゃないか?…あれは後でアウラに怒られるんじゃ無いだろうか…。
「成る程、お前達の考えは理解した。それでは私の仲間達が担当していた執務の一部まで、お前達を信頼し委ねる。今後とも忠義に励め」
◆
モモンガさんの部屋に転移し、俺達の評価の高さに2人で戦慄した後、俺はモモンガさんが剣を扱えるかの検証しているのを眺めていた。まあ俺は結果を知っているから本当にただ眺めているだけだ。
「私はこれから少し出てくる…幽香さんもどうですか?」
「もちろん一緒に行くわよ」
「近衛の準備は既に終わっております」
俺達に近衛か、この世界の事を知っている俺からするとナーベラル達が盾になることもないし…そもそも俺達にダメージを与えられる奴なんて殆どいない。ナザリックの主要NPC全員が敵に回るとか、そんなレベルで無ければ俺とモモンガさんが負けることはないだろう。
「いや、そういう意味では無い…私と幽香さんの2人で見回ってくる」
「そ、それはお待ち下さい」
まあ、NPC達にとっては強さなんて関係なく俺達を守らないとという意識があるのかな?…もしかしたら、俺達がいなくなる事をおそれているのかもしれないな。
「…極秘に行いたいことがある」
「そういうことよ、近衛はいらないわ」
わずかな沈黙の後、ナーベラルが私達に頭を下げる。
「畏まりました、行ってらっしゃいませ。モモンガ様、風見幽香様」
その言葉を聞き、俺達は第1階層に転移した。
◆
転移して外に出ようとしたのだが…当然のようにそこにはデミウルゴスがいて仲間にして欲しそうにこちらを見ていたので、仕方なくデミウルゴスを共につけた。そして今俺は外にいる。
モモンガさんはもう我慢出来ないという様子でアイテムで空を飛びぐんぐんと上昇していく。俺も
「おぉ…!」
「これは…凄いわね…」
「えぇ…」
まず、前世や
「素晴らしいな…ユグドラシルでもこれほどのものは…」
「そうね…ブルー・プラネットさんに見せてあげたいわね」
あの人、自然とかそういうの大好きだったからなぁ…。
「えぇ、本当に…キラキラと輝いて宝石箱みたいですね」
こういう例えがすらすらと出てくるモモンガさんって何気に凄いな。
「もしかしたら…私達がこの世界に来たのは、誰も手に入れていない宝石箱を手に入れるためかもしれませんね…」
「私は宝石の類にあまり興味は無かったけれど…こんな宝石箱ならそれも良いかもしれないわね…」
景色が綺麗なんていう暇があるのは今だけだ。この光景を存分に心に焼き付けておこう。
マーレ君は幽香達が転移した後にアウラに蹴りを入れられました。