インフィニット・ストラトス~天空を翔る白き花~   作:妖牙

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かなり更新が遅れてしまいました・・・。今回はサブタイ通りの内容です。


「外出と部屋割り」

「なあ、一夏。」

 

「何だよ。」

 

「良いよな、お前って。」

 

「何がだ?」

 

「何がって、お前以外全員女子なんだぜ?お前のメール見たけど天国だろ。」

 

「いや、そうでもないって。」

 

「嘘つけ!どう考えたって男にとっては天国みたいなもんだぜ!招待券とか無いのか?」

 

「ねぇよ、そんなもん。」

 

波乱のクラス代表戦が終わり、俺は学園の外に外出していた。

 

今は、弾の家である五反田食堂に居る。

 

千冬姉と昔一緒に過ごしていた家を見に行くついでに寄ってみたのだ。

 

因みに、弾とゲームで勝負をしている真っ最中である。

 

「隙ありだ、弾。」

 

「クソ!負けちまった。」

 

なんだかんだいって、結局勝負は俺の勝ちだった。

 

「一夏、お前しばらく見ないうちにメチャクチャ強くなったんじゃねえか?」

 

弾は少し悔しそうな感情の籠った声でそう聞いてきた。

 

「まあ、ゲームが強い奴と長い期間やってりゃ自然とこうなるさ。」

 

俺はそう返した。

 

因みに、ゲームが強い奴と言うのは、優花のことだ。

 

アイツは暇な時間は誰かとゲームをしていたりする。

 

・・・誰かと言っても、基本的に俺なんだけどな。

 

「それなら、強くなってもおかしくないな。」

 

弾は納得したように溜息を吐いた後、そう言った。

 

「どうする?もう一戦いくか?」

 

「ああ、このまま引き下がれるかよ。」

 

俺からの提案に弾は肯定の意思を見せ、お互いに第二戦に突入しようとすると。

 

「おにぃ!お昼できたよ!」

 

ドアが勢いよく開き、そこから弾の妹の蘭が出てきた。

 

「よぉ、久しぶりだな蘭。」

 

「えぇ!?一夏さん!?」

 

蘭は俺の姿を見るとすぐに壁に隠れ、その後「何で教えてくれなかったのよ?」と拳を握りながら小声で弾を睨みながらそう言った。

 

「い、言ってなかったかな?」

 

弾は脂汗を掻きながらそう言った。

 

 

 

 

「やっぱ、ここの飯は美味いな。」

 

俺はそう言いながら、一階にある五反田食堂で食事を取っていた。

 

「そう言えば蘭、服着替えたんだな。」

 

蘭の服装はさっきとは違い、ちゃんとしたものだった。

 

「は、はい。」

 

「よく似合ってるな。」

 

俺はそう褒めた。すると蘭は嬉しかったのか顔を赤らめながら黙り込んでしまった。

 

「出たぜ、必殺の女たらしフレーズ。」

 

弾は呆れた様な声でそう言った。

 

「はぁ?いきなり何言い出すんだよ。」

 

「事実じゃねぇか!お前それで何人落としてきたと思ってんだよ!」

 

「別にただ褒めただけだろ?そこまでカッカされても困るんだが。」

 

「よく言うぜ、相変わらず鈍感は治って無いってか。」

 

「全くモテた事のないお前に言われたくねぇよ。」

 

「言ったな!表に出やがれ!!」

 

「テメー等黙って食えねぇのか!」

 

すると俺と弾の会話に割って入るかの如く、厨房からお玉が飛んできた。

 

弾は避ける事が出来ずに直撃したが、俺は飛んできたお玉を避けずに手で受け止めた。

 

「チッ、随分とやるようになったじゃねぇか。」

 

厨房からそんな声が聞こえた。

 

「色々あったんですよ。」

 

俺はそう言いながら、お玉を厨房に返却した。

 

その後、なんとか復活した弾としばらく過ごしてIS学園へと戻った。

 

 

 

 

 

「瀬川君、篠ノ乃さん。ちょっといいですか?」

 

夜遅くに山田先生が訪ねてきた。

 

こんな時間にやってくるという事は何か特別な用事があるのだろう。

 

「山田先生、どうかしましたか?」

 

俺はそう聞いた。

 

すると山田先生は一呼吸おいて口を開けた。

 

「実はやっと調整が終わって、瀬川君のお部屋が決まりました!!」

 

そう言えばそんなこともあったっけ、すっかり忘れてたな。

 

「分かりました。それで、どこなんですか?」

 

俺は次に過ごすことになる部屋の場所を聞いた。

 

「それが・・・・ここなんですよね。」

 

「はい?」

 

そんな事を言われ、俺は呆けた声を出してしまった。

 

「他に部屋を確保出来なかったんですよ。だから、瀬川君にはこのまま居て貰う事になったんです。でも流石に年頃の男女が一緒というわけにはいかないので、今回篠ノ乃さんは他の部屋にお引っ越しということになりました。」

 

「ええぇぇぇぇ!?」

 

今度は箒が驚きのあまり大声を出していた。

 

もう遅いのだから、周りの事を考えてほしいものだ。

 

「今からですか!?」

 

「はい。荷造りなら私も手伝いますよ。」

 

「いえ、先生は廊下で待っていてください。」

 

箒がそう言うと、山田先生が部屋から退出した。

 

「俺も手伝おうか?」

 

俺は箒に対してそう言うが。

 

「いや、いい・・・。」

 

箒は意気消沈していた。

 

 

 

 

 

この後、箒に「学年別個人トーナメントで優勝したら付き合ってもらう!」と

 

言われ、意味を理解した俺は出来るだけ丁重に断ろうとしたのだが

 

箒の剣幕に押され結局了承してしまい、少しばかり不安を覚えつつも就寝した。

 

 

 

 

 




今回は部屋の移動までを書きました。最後の方に至ってはほぼ手抜き状態です。本当なら細かい所まで書かなきゃいけないんでしょうが、今回は飽く迄も次回までの穴埋めみたいなものですし・・・。さて次回はあの二人がやってきます。あの二人って同じ日に転校してきた筈・・ですよね?
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