転生姉妹が行くインフィニット・ストラトス 作:プルプルスライム
「んー…ボーノ!やっぱりこの店の料理はンウァマイ!」
海の近くにある景色の良い店の中で、私は目の前に置かれているパスタを食べながら破顔しながら言った。
対面の席に座っていて既に食べ終わっているカーラは呆れながら私を見ていた。
「いつもしかめっ面してるのにほんっとご飯食べてる時は幸せそうにしてるよね姉さんは……しかも食べるの凄く遅いし」
「飯って奴はさカーラ…娯楽なんだよしかも只の娯楽じゃない、飯の数だけそれはあるんだよ……それを楽しまなきゃ駄目だろ」
「太るよ」
「五月蝿い、良く噛んで食べるのは健康に良いから問題ない……堪能したしカーラ出るよ」
パスタを完食し終わりナフキンで口元を拭き、地面に足が届かない椅子から降り店の会計を済ませる…素晴らしい料理を食べさせてくれた事に対しせめてもの感謝に料金の倍の金額を渡した、当然釣りは貰ってない。
素晴らしい物には其に見合う報酬を支払うべきだと思っている。
「………?」
店を出て綺麗な海を眺めて居ると、近くをフラフラと今にも死にそうな日本人の男の子が歩いていた。
周りの怪訝な表情や、女しか使えないISの出現により現れた面倒臭い『女尊男卑』其を信仰する馬鹿な女がすれ違い様に「良い気味」や「とっとと死ね」等と罵倒されていた…明らかに自分より年下な相手にだ。
其を咎める人は居ない、咎めれば面倒に巻き込まれるからだ。
私はそいつらに蔑視の視線を投げ掛けながら、今まさに倒れた男の子に近づきしゃがんで声を投げ掛けた。
「大丈夫……じゃないな?どうしたんだ?」
その男の子は声を掛けられ顔を上げた、絶望と誰も信じないそんな目をしていた。
「……どうせお前も口だけだろ、お前見たいに聞くだけ聞いて助けない奴なんか腐る程いたぞ」
そう言いながら腹を鳴らしながらヨロヨロと立ち上がり歩きだそうとした所を私は肩を掴んだ。
「私を口だけとは対したってカーラ…何時まで店の中に居たんだ、次の店に行くぞ」
漸く店から出てきたカーラに文句を言いながら、抵抗をする男の子を頑張って押さえ付ける。
「やぁ姉さんまた店行くの?太るよ、ちょっとナンパされててね出るのに時間掛かったよ、姉さん見たくチビじゃないからねいやー美人は苦労するね……その子は?」
どや顔でそんな事を言うカーラ…確かにそこら辺のアイドルより整った顔をしているからナンパをされるのは仕方ない……例えこんな録でもない世界になってもナンパをするのは感心する。
「あぁ何か倒れてたから飯でも食わせようかなってな」
「ふぅん…それで何処に行くの?」
「ちょうど近くに上手いスイーツの店があるんだ、しかもパスタも旨い」
「またパスタァ?」
「ちょっと待て俺はお前らとは」
「良いから来い文句は飯を食ってから聞く」
途中私のファンに囲まれ身動きが取れなくなったが、何とか男の子を連れ目的のレトロな外見の喫茶店に付き、言った通りにパスタを食わせると余程腹が減っていたのか物凄い勢いで食べ完食した、そして食い足りなかったのかお代わりを要求してきた、当然其を頼んだ。
「まぁ気が済むまで食えば良いさ…あぁデザートのティラミスを食える様にした方が良いぞ」
男の子は視線を合わせなかったが、こくりと頷きいつの間にか頼んだパスタを食べ始めた。
デザートのティラミスも食べ一通り満足したのを確認して本題に入った。
「さて……何であんなに死にそうになってたんだ?」
「殺されそうになったんじゃない?馬鹿な女に」
「カーラは黙ってろ」
可笑しそうに言うカーラに自分の食べ掛けのティラミスを押し付け黙らせる。
「……母さんに捨てられたんだ、アイツ俺が男なのが気に食わないから…日本人だから海外に置いてけば何も出来ずに野垂れ死ぬと思っただと思う…今頃此処を満喫してると思う」
「ほぉ?」
「ははははは!息子を捨てて自分はイタリア旅行を満喫するとかスッゴいねぇ!」
爆笑するカーラだが、目は明らかに笑ってなかった。 確かに最近ニュースとかで、自分の子供が男だったからと理由で捨てる親が社会問題になっている。
特に日本が酷いらしく、そのせいか結婚の出来ず独身が増えているらしい。
イタリアも例外では無く、日本より酷くは無いがそれでも捨て子が多くいる。
「……全く旨いティラミスが不味くなった、でだ一つ提案があるんだが「僕達と一緒に来ない?」」
「はぁ?」
カーラが遮る様に私が言おうとした事を言った、当然男の子は訳が分からない様な表情をした。
「どうせ行く宛も無いんでしょ?だったら僕達と来た方が良いじゃない?姉さんは案外御人好しだし何ならISの企業の社長だから君一人なら普通に何とかなるよ」
「社長!?はぁ!こんなチビが!?」
「チビは余計だし、なんならアンタと同年代だ…まぁカーラの言う通り私は結果な御人好しで家が無い子達の為に孤児院とか作る程度に御人好し何だ……言っとくけど本心だからな」
そう言いながら男の子に手を差し伸べた、すると少し戸惑いながらそれでも最終的に手を握った。
「よしこれからは私達は家族だ宜しくな」
これは余談だが、この男の子