見回す限り、ここは見慣れた、βテスト時代からインしていたゲーム、ロストガーデンというゲームの中世の街をイメージした風景が広がっていた。
何故、ここにいるのか直前までの記憶がない。
それを探し元の世界に帰ることが今の目標だ。
現在の状況は各町にある転移ゲートは機能を一部停止し、転移先はランダムのため現在、使用する人はいない。
それと、町の中は戦闘行為禁止、町の外に出ると、PKの危険がある。
モンスターとの戦闘は自身の体を動かし、コマンドを選択するより、音声により認証したほうがスムーズになる。
以上が今までに集まった情報である。
現在、この街にはもともとNPCとしてゲームを支えていたノンプレイヤーキャラと、ヒューマン等、人間に近い見た目のキャラクターや獣人といった、獣に近いが人間のような見た目のキャラクターが存在する、このことより、ゲームでの見た目は今も反映されていると思われる。
そして、ゲームシステムとして、レベル制MMORPGとされていた。
レベル制とは、レベルによって強弱が決まり、とれるスキルの種類が変わってくるようなシステムになっている。
俺は、好んでこのようなゲームをやっていたが今回に限っては損したような気持ちが大半を占めている。
まさか、ゲームに閉じ込められるとは思いもしなかったわけだからだ。
現在、俺は、皇都と呼ばれる大きな町であるローゼンの郊外にある森林にてLv.54前後の敵と戦闘を行っていた。
俺はLv.90プレイヤーネームはLAVEの、刀用のスキル、オートヒール、俗にいう自動回復までスキルを所持しているため前衛向けのスキル構成となっている。
また、パーティーを組んでおり、一人は、同じ前衛向けのスキル構成の片手剣とカイトシールドを使うREONというLv.90のプレイヤー、二人目は、回復やバフの付与に向いているスキル構成のKARENというLV.87の後衛向けのプレイヤー、最後に、広範囲魔法攻撃を得意とするLv89のプレイヤーRYUの4人パーティーにて戦闘を行っている。
敵はポイズンラットというネズミ型のモンスターで牙と爪攻撃にこの町付近にしては珍しいLv.2の毒を持っている。
デバフやバフにもLv.があり、最大Lv.4最小がLv.1となっている。
Lv.2の毒は10秒に最大HPの10%を奪う毒になっている。
デバフには、毒、疫毒、睡眠、麻痺、火炎、暗闇、呪いなどがある。
バフには、オートヒール、守備力強化、攻撃強化、魔法攻撃強化、魔法防御強化、などがある。
ポイズンラットは10~20匹の群れで行動するモンスターのためオーソドックスな戦略は広範囲攻撃によって大半を撃破後残党を前衛が叩くというものがオーソドックスな戦い方になる。
「フレイム・バースト」
ポイズンラットの大半を紅い業火が包み込む。
そして、残りの2匹を刀と片手剣の斬撃により切り伏せる。
そして、戦利品がドロップした。
戦利品は自動でアイテムストレージに送られるが入りきらなかったものはその場に残る。