Q.ひとは自分の同人誌が売られたい、という理由でヒーローになれるか答えよ 作:ピコッピコ
「何喋ってっかわかんなかったけどアツかったぜおめー!!」
「よく避けたよー!!!」
「一戦目であんなのやられたから俺らも力入っちまったぜ…」
「俺ァ切島鋭児郎。今みんなで訓練の反省会してたんだ!」
「私、芦戸三奈!よく避けたよー!」
「蛙吸梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んで。」
「俺、砂藤!」
ガラリと開いた扉から入ってきた、1人の人物に皆は興奮した様子で詰め寄って行った。
北条もその1人。
「私は北条なぎさ。さっきの戦い……すっごい良かった!貴方すごい人だよ!」
「あ、ありがとう…ございます…!」
北条は緑谷出久に手を差し出す。
それを手に取った緑谷出久に、畳み掛けるようにもう片方の手を重ねた。
「よろしくね。」
「うああああああ……」
北条の行動によって、緑谷出久は朱を注がれた。
脚が震えた。
気を抜いたら、へたり込んでしまいそうになる。へそより下に何か詰め物をしたような、なのに何処か心地良いような感覚。
だが、そこは
そんなモノはおくびにも出さない。
北条は可愛く笑みを浮かべるのみ。
──フ、落ちた……な。
何故それだけでそう思えた。
「って、あれ?!デクくん怪我、治してもらえなかったの!?」
「あ、いや、これは僕の体力のアレで…あの、麗日さん…それより、かっちゃんって……」
──かっちゃん?……あ、爆豪カツキ
「爆豪くんなら、先に帰ったよ。皆で止めたんだけどさ……」
「うん…さっき黙って帰っちゃったよ…」
麗日お茶子は申し訳なさげに言った。…原因でも無いのに。優しい子なのだろう。
「そっか……!ありがとう、麗日さん、北条さん!!」
緑谷出久は何かに急かされるように、走って行ってしまった。
「…緑谷くん、爆豪くんに会いにいくのかな?」
「男のインネン……ってやつだね!
──委員会…立候補するだけしといたけど、もし選ばれたら……ヤバいな。面倒だけど嬉しい。
そんな風に考えていた、委員会決め。
北条には1票のみ票が入れられていた。北条にである。
終わり昼食。
「あーー!!なぎさちゃんってあの時の!!?」
北条は小躍りしたくなっていた。
そういえば〜と軽い感じで話たが、実の所はずっと気になっていた事だったのだ。
「覚えてたんだ〜!嬉しいよ。……ねぇ、お茶子ちゃん、一緒にご飯食べない?」
だが、表には出さない。
あくまで、そういえば〜という体のため、ひどく喜ぶ様子など出せなかった。出せよ。
「うん!一緒に食べよ!あ、デク君と飯田君も一緒だけど良い?」
「もちろんだよ!寧ろ一緒に食べてみたかったんだ。」
北条はニコニコ笑いながら、麗日お茶子と歩いていった。
因みにタイトルは思いつきませんでした。