Q.ひとは自分の同人誌が売られたい、という理由でヒーローになれるか答えよ 作:ピコッピコ
19 雄英体育祭って、なぁーに?
説明しよう!!!雄英体育祭とは!
雄英が行う体育祭のことである!!
以上!!!
かつてはスポーツの祭典とも呼ばれたオリンピック
だがそれは個性の発覚により廃れ、今やマイナーな大会となった。
その【
いわば日本ビックイベント。
生放送の平均視聴率は脅威の80%
チケット争奪戦は苛烈極まり、開催当初は社会問題になった程。
雄英体育祭で目立つことは将来有望である事と同義。
名のあるヒーロー事務所からのスカウトも夢じゃない。
逆に、雄英体育祭で何かのヘマをした時、将来の道は、ほぼほぼ絶たれた様な物となる。
雄英体育祭は、そんな夢と希望と絶望の大会なのだ。
閑話休題
「雄英体育祭!ヒーローの卵たちが我こそはと鎬を削る年に一度の大バトル!!」
プレゼントマイク先生の勢い良い声が、入場口前で待機する北条達にまで届く。
その声に、待ってられない!と大勢の観客は沸き起こり、絶叫にも似た歓声が会場内を回った。
「どうせてめーらアレだろ?こいつらだろ!!?敵の襲撃を受けたにも拘わらず、鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!!」
北条は震えていた。
手足は痙攣し、膝はガクガクと揺れ、北条は歯を食いしばり俯いて耐えていた。
オーガズムを迎えた訳では無いので安心して欲しい。
北条は、ひたすらに耐えていた。
大勢の前でダラしない顔をするのは、流石に常識が……というかプライドが押さえ込んだ。
このまま普通に居られれば良いのだが…
「ヒーロー科!1年A組だろぉおお!!?」
──おほあああああ!!!!
ダメだこれ。
遂に興奮は沸点を超え、北条は心の中で叫んだ。
身体の産毛が威嚇する猫のように逆立ち、電気ショックに似た感覚が目の裏まで走り抜ける。
胃や肺から込み上げるモノを出すまいと、北条は口を抑える。因みに、まだ限界まで達してない。
前に続くように、北条は脚を踏み出す。
一層と大きくなる歓声と比例するように、北条の興奮はグングンと高まり、緊張と混ざり合い訳の分からない事になっていた。
──これは………………ヤバい。
これ以上続けたら、大変なことになることだろう。
自分の体的な意味でも、社会的な意味でも。
北条が人知れず危機感と、その危機感による背徳に慄く
「……大丈夫か?」
全体的に真っ黒で、触り心地の良さそうな姿。鳥類的な顔立ち。北条よりも小さな少年。
常闇踏陰が、心配そうに北条の顔を覗いた。
「だ、大丈夫。……ちょ、ちょっと緊張してるだけだから。常闇君も…緊張してる?」
「無論。俺も緊張はしている……これで
名のあるヒーロー事務所に入れば、それだけで知名度が上がる。
その為には、この雄英体育祭で目立つことが必要不可欠。
その緊張たるや、凄まじいもの。
R18禁ヒーロー、ミッドナイト先生が壇上でムチを振るう。
「選手宣誓!」
「18禁ヒーローなのに高校に居ていいものか。」
「いい」
「静かにしなさい!選手代表!!」
──バラ鞭だ。一本とか乗馬とかじゃない……ドSっぽいけど、案外甘いの使うんだ。意外…
極薄の肌色タイツ。コルセットから胸の合間を経由する黒いベルト。手首に付けられた手錠。
R18禁 ヒーロー ミッドナイト。
因みに18禁ヒーローは自分で名乗っている。
こんなアブナイ格好だが、れっきとした雄英の教師だ。
余談だが
バラ鞭は六条鞭・九尾鞭・ナインテール等の多種な呼び方がある。
バラ鞭と乗馬ムチは見た目に反し、さほど痛くは無い。
だから甘い、という北条の意見は間違いではないのだ。SM界隈では。
「1-A 爆豪勝己!」
同名の別人ではない。
正真正銘、クソを下水で煮込んだような性格の爆豪勝己のことだ。
何せ、選手宣誓は入試1位の者が行う。
だから、もう少し、なんと言うか……マトモな人間が行うと思っていたのだ。
あの幼馴染の緑谷出久でさえも、一瞬動揺した。
ミッドナイト先生の言葉に、爆豪勝己は歩き出す。
そして、壇上に立つ。
ズボンに手を入れ、大胆で、横暴さを感じさせる立ちずまいの爆豪勝己は、緊張など感じていないかのように口を開いた。
「
「俺が1位になる」
「やると思った!!!!」
この作品は、老若男女問わず楽しめる健全な作品を目指しております。