Q.ひとは自分の同人誌が売られたい、という理由でヒーローになれるか答えよ 作:ピコッピコ
この小説は勘違いものです。
雄英教師視点
雄英職員会議にて
雄英入試試験の実技を、モニタリングした部屋で、現役ヒーローの教員らは会議を進めていた。
大きなモニター。
資金を惜しみなく使ったであろう画質の良い画面に移るのは、少し明るいセミロングで、健康的な小麦色の肌の、色つきリップクリームを付けた少女。
北条 なぎさ。受験番号8007番
【個性】 変身魔法少女
この会議室では、少女について話ていた。
「彼女……どうしましょうか。」
「0ポイント仮想敵の頭部を粉々に……」
「無事なビル群を巻き込んで加速か……」
「困った人を助けるのはヒーローの勤め、とは言いますが……」
「あれは流石に危険すぎる。下手すりゃ瓦礫が当たって大怪我さね。」
それは、その少女を雄英に合格させるか否か。
基準以上を満たし、たが、ヒーローにさせるには些か向いていないような少女を、果たして、我が校の門を通すか、否か。
皆が一様に、このように悩むには、ちゃんと深い訳がある。
北条の0ポイントの仮想敵ヴィランの、破壊方法だ。
北条 なぎさの破壊法は、至ってシンプル。
頭上から真っ直ぐ、ほぼほぼ垂直に蹴りを連打する。
以上。
一見、特に問題なさそうに見えるコレ。
たが、考えて欲しい。
蹴りを、何度も何度も繰り返すことにより、ロボからは大量の瓦礫が発生し、地面へ降りかかる。
もし下に人が居たのなら………考えたくもない。
加えて、北条は信じられないことに、地面に降り立った。瓦礫の雨が何時当たってもおかしくない状況にも関わらず。
そんな奴落とせよ、と思っただろう。実際、教師陣は何度もそう考えた。
たが……その考えは下されることは無かった。
そうさせたのは、紛れもない北条である。
「…………受験生のリボンを拾う為だけに、ゼロポイントの仮想敵を破壊………」
0ポイント仮想敵が破壊され、倒された後。
北条は、緑色のリボンを拾い、職員室へ届けに来た。
そして、それは他の受験生の落し物であることが判明。
恐らく………その受験生の落し物を確保しようと、0ポイントヴィランに立ち向かったであろう。
そう判断され、北条の評価は大きく揺らいだ。
ただの命知らず、では無く、危険を犯し
人
方法こそ問題あるが、その行動は正しくヒーロー然としたもの。
「……彼女の行動は、ヒーローとして立派だ。方法こそ問題だが、それはここで学んでいけば良い。」
ネズミか、猫か、熊か、どれとも判別しにくい動物らしき者がそう言った。
「合格させよう。彼女は、きっと素晴らしいヒーローになるだろうね。」
……さて、突然だし、こんないい感じの流れに言うのも野暮な物だろう。
だが、言わせてもらう。
───リボン拾ったの、まぐれ
北条が0ポイント仮想敵を潰したのは、アレを4ポイントの仮想敵だと勘違いしたから。
リボンの発見は偶然の産物。
なんなら、リボンを失って戸惑う人のことなど、まっっっっったく気がついていない。
そんな真実を知るものは居らず、1部の教師から謎の期待と好感。
そしてもう1部の教師からは、
然るべき速度でマイナスへ下がった好感度と、
悪い意味での期待。
北条は!!!!
そんな(悪い意味での)期待を背負い!!!!
雄英の門を叩く!!
これはァ!!!!!!!
自身をモデルにした同人誌が出ることが夢な!!!!
ちやほやモテたいが為に!!!
ヒーローを目指す少女が!!!!!
何故か意に反した感じで周りに尊敬の念を抱かれ!!!
なんやかんやで最ッ高のヒーローになる話である!!!!!!
………入る前から心配でしかない
そりゃ下がりますわ