Q.ひとは自分の同人誌が売られたい、という理由でヒーローになれるか答えよ   作:ピコッピコ

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この小説は勘違いものです。


4 恋愛ゲームも真っ青な好感度底辺

 

雄英教師視点

 

 

 

 

 

 

雄英職員会議にて

雄英入試試験の実技を、モニタリングした部屋で、現役ヒーローの教員らは会議を進めていた。

 

大きなモニター。

資金を惜しみなく使ったであろう画質の良い画面に移るのは、少し明るいセミロングで、健康的な小麦色の肌の、色つきリップクリームを付けた少女。

 

北条 なぎさ。受験番号8007番

【個性】 変身魔法少女

 

この会議室では、少女について話ていた。

 

 

「彼女……どうしましょうか。」

 

「0ポイント仮想敵の頭部を粉々に……」

 

「無事なビル群を巻き込んで加速か……」

 

「困った人を助けるのはヒーローの勤め、とは言いますが……」

 

「あれは流石に危険すぎる。下手すりゃ瓦礫が当たって大怪我さね。」

 

 

それは、その少女を雄英に合格させるか否か。

 

基準以上を満たし、たが、ヒーローにさせるには些か向いていないような少女を、果たして、我が校の門を通すか、否か。

皆が一様に、このように悩むには、ちゃんと深い訳がある。

 

北条の0ポイントの仮想敵ヴィランの、破壊方法だ。

 

北条 なぎさの破壊法は、至ってシンプル。

 

頭上から真っ直ぐ、ほぼほぼ垂直に蹴りを連打する。

 

以上。

 

一見、特に問題なさそうに見えるコレ。

たが、考えて欲しい。

 

蹴りを、何度も何度も繰り返すことにより、ロボからは大量の瓦礫が発生し、地面へ降りかかる。

 

もし下に人が居たのなら………考えたくもない。

 

加えて、北条は信じられないことに、地面に降り立った。瓦礫の雨が何時当たってもおかしくない状況にも関わらず。

 

そんな奴落とせよ、と思っただろう。実際、教師陣は何度もそう考えた。

 

たが……その考えは下されることは無かった。

 

 

そうさせたのは、紛れもない北条である。

 

 

「…………受験生のリボンを拾う為だけに、ゼロポイントの仮想敵を破壊………」

 

 

0ポイント仮想敵が破壊され、倒された後。

北条は、緑色のリボンを拾い、職員室へ届けに来た。

そして、それは他の受験生の落し物であることが判明。

 

恐らく………その受験生の落し物を確保しようと、0ポイントヴィランに立ち向かったであろう。

 

そう判断され、北条の評価は大きく揺らいだ。

 

ただの命知らず、では無く、危険を犯し

を助けた者として(の大切な物)を守った者として。

 

方法こそ問題あるが、その行動は正しくヒーロー然としたもの。

 

 

「……彼女の行動は、ヒーローとして立派だ。方法こそ問題だが、それはここで学んでいけば良い。」

 

 

ネズミか、猫か、熊か、どれとも判別しにくい動物らしき者がそう言った。

 

 

「合格させよう。彼女は、きっと素晴らしいヒーローになるだろうね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……さて、突然だし、こんないい感じの流れに言うのも野暮な物だろう。

 

だが、言わせてもらう。

 

 

 

 

 

───リボン拾ったの、まぐれ

 

 

 

 

北条が0ポイント仮想敵を潰したのは、アレを4ポイントの仮想敵だと勘違いしたから。

 

リボンの発見は偶然の産物。

 

なんなら、リボンを失って戸惑う人のことなど、まっっっっったく気がついていない。

 

 

 

 

 

 

そんな真実を知るものは居らず、1部の教師から謎の期待と好感。

 

そしてもう1部の教師からは、

然るべき速度でマイナスへ下がった好感度と、

悪い意味での期待。

 

 

 

 

 

 

 

北条は!!!!

 

そんな(悪い意味での)期待を背負い!!!!

 

雄英の門を叩く!!

 

 

これはァ!!!!!!!

 

自身をモデルにした同人誌が出ることが夢な!!!!

 

ちやほやモテたいが為に!!!

 

ヒーローを目指す少女が!!!!!

 

何故か意に反した感じで周りに尊敬の念を抱かれ!!!

 

なんやかんやで最ッ高のヒーローになる話である!!!!!!

 

 

 

 

 

………入る前から心配でしかない

 

 

 

 

 






そりゃ下がりますわ
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