アトリビュート・スレイヴ   作:とぅりりりり

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世界観の補強用。公式で決まっている部分なので使わなくても問題はありません。


世界観設定2:地域・施設・人物

地域・施設

 

 

○王都ミトロティス

 大陸の中心部であり国の要。物価が比較的高く、町並みも美しいが王都のスラムは群を抜いて劣悪な環境とされている。様々な施設や店が立ち並び、大陸全土から人が集まる。

 ここでよく目にするのは国と王、を守護する騎士や魔法塔の魔法使いたち。魔法学園の存在もあってか学生の姿も目立つ。

 

 

・王城

 言わずもがな国の心臓部。現在判明しているのは王には正妃と5人の側室(便宜上第二妃から第六妃)がいる。また、子供は7名おり、内訳は正妃1(女)名、第二妃1(女)名、第三妃2(男女)名、第四妃1(男)名、第五妃0名、第六妃2(男2)名となっている。お察しの通りドロドロの後継者争い中。女にも継承権は存在している。

 

正妃:基本的にまともであり公正ではあるが厳しい人。彼女がいるため冷戦状態を保っている。

第2妃:「正妃憎いし第3も目障り。第4は潰す。第5はなんで生きてるの死ね。第6だけは確実に殺す。生皮剥いで殺す。あれだけはなにがあっても殺す。陛下の寵愛は私のもの」

第3妃:「双子生んだらまずい立ち位置になった。平和に暮らしたい(震え声)」

第4妃:「まあ正直後継者は男が有利だから第3だけなんとかして天下取ってやるわ見てなさいゴミども」

第5妃:「死にたい、殺して、もう嫌だ」

第6妃:「ふぇ……私だけ寵愛されちゃってるぅ……」

 

 

大聖堂(カテドラル)(聖教会)

 アトリ教の本拠地。教皇や司教たち、そして特別位の聖女または聖人がここに集結する。白亜の壁は見えない障壁によって守られており、外敵を許さない。

 特殊部隊サルバシオンへの司令もここからのものであり、それとは別で教会直属の守衛も存在する。

 各地教会にも存在するが洗礼時の属性鑑定魔道具もあるため、追加のお布施でより詳細を調べてもらうことができる。

 

 

 

魔法塔(マガトゥリス)

 魔法研究を行う大学や研究所のような場所。国の施設であるが特殊な立ち位置であり、ここの長は政治的な権力も有している。国に仕える魔法使いはすべてここ所属。必要とあれば国の要請で魔物討伐に同行することもある。

 通称マガ。マガのやつら、などと呼ばれ、国に隷属する犬と思われている。

 なお、研究所にもかかわらずやたらと好戦的なのが多いとの噂。

 

 

・国立魔法学園イレセント

 王都の西側に位置する国立学園。3年制が2回、実質6年制で12歳から入学できる。

 4年目から選択授業のシステムがあり、より専門的に学ぶことができる。

 また、魔法学園とはいうが通う者の多くが貴族や商家の子供なので礼節や歴史など通常の授業も行われる。

 平民も通うことは可能だが学費の問題があるため学費免除の試験を別途で受ける必要がある。成績優秀者であれば免除され、他にも平民も通えるように様々なシステムがあるため平民も増えているがどうしても富裕層との軋轢は消えない。

 ちなみに魔法の才能が皆無の者は3年目でそれとなく自主退学を勧められる。

 選択授業は様々で、講師として魔法塔の人間が時々訪れる。ここで目に留まるとスカウトされ卒業後の進路が決まるなどもあるが魔法使いの最高峰が集まるだけあって中々見初められる者はいない。

 

 

・王都のスラム

 王都の東側にあるとされる貧困層の住む地域。不衛生かつ治安の悪さは折り紙付き。

 

 

 

 

○遊技都市キュベテス

 王都からそこそこ離れた位置にある大都市。

 遊技場、すなわちカジノが存在し、その規模は国最大のもの。

 誰でも入れるグリーンエリア、礼服やある程度の身分証明がないと入れないホワイトエリア、貴族や一部の人間しか入ることができないブラックエリアが存在する。

 また、闘技場も併設されており、とにかく賭け事が盛ん。剣闘士として稼ごうとする者もいるとか。

 

 

 

○属国テギレス

 大陸にかつてあった国。かつての戦争において敗北し、属国として残されるも事実上の亡国。大陸の北部に位置しており、とても寒い地域。

 この他にもかつて戦争で敗北し、支配された国もあるためその血を継いでいる人間がどこかに隠れているかもしれない。

 

 

○亡国???

 15年ほど前に滅んだ国。

 

 

 

 

 

人物

 

 

○教皇エリポス

 アトリ教の頂点である人物。年齢はとうに老人であるはずだがその容姿は若く、不自然なほどに人々を引きつける。

 属性は【不老】【魅了】【再生】【秩序】【支配】

 

 

○聖女ソテイラ

 詳細不明のアトリ教の聖女。

 式典などでしか顔を見せない儚い印象を与える女性。

 属性は【反転】【幻】【聖】【敬虔】【純粋】

 

 

○学園長クラウ・ケプトル

 魔法学園の学園長。熟練の魔法使いであり、通称銀の魔女。中年の女性だが詳細な年齢は不明。

 魔法塔在籍経験もあり、お硬い印象を受ける女性だがその実落ち着きあるのんびりとした人物。

 将来有望な学生たちを見守るのが趣味で隠れて色々支援しているとのこと。

 しかしながらとりあわけカースド、ひいては呪術師にはとても厳しく、学園内で使う生徒がいたならば即退学にしかねない勢い。

 属性は【五大】【教育】

 

 

○魔法塔主人ミゲロ・ディザー

 魔法塔において頂点であり、政治に関与できる国の魔法使いの最高峰。

 偏屈で少々面倒な男だが魔道具マニア。魔道具の話をさせたら数時間は拘束される。上位魔法をいくつも習得している。

 属性は【鑑定】【改変】【崩壊】【被虐】

 

 

○図書館の主リディー・テイラー

 王都の大図書館の主。ありとあらゆる本を収集し、整理している少女。

 一度読んだら忘れないためどこになにがあるのか把握している。広大な図書館のすべてを知る者。

 その関係で記録がある属性は全て把握している。その恩恵も覚えているため無償で解説してくれる彼女を頼るものは多い。

 属性は【記憶】【綴り】【停滞】

 

 

 

○賭博狂ロード・ワレフォル

 遊技都市の総責任者。スリル狂いで賭けが大好き。

 また、ブラックエリアの人間からあらゆる情報を仕入れているためかなりの情報通。

 特になにか目的があるわけではないが自分がうまく立ち回るためにあらゆるものを武器にする男。

 属性は【幸運】

 

 

 

 

 

 

リヴァル・ロウ

 ヘレシィのリーダー。国を、神を、民衆を憎む背教者である。

 属性は【革命】。奇しくも属性の奴隷であることを憎む彼に革命などという属性を与えたのは運命かもしれない。

 基本的に気が触れているので常にイライラしている。しかし不思議と彼にはカリスマがあり、幹部たちは彼に心酔している者が多い。

 しかしながら内部で派閥ができているためそれが彼をさらにイラつかせる要因でもある。

 

 

コンフーロ・ハロウズ

 カースドのリーダー。自分の趣味にしか興味がなく、他人が傷つくことにも興味が一切ないため自分以外の人間は素材くらいの感覚である。

 属性は【呪い】【剥離】。属性簒奪の呪術の開発者でもある。

 宗教に関しても無関心でありどうでもいいことと思っているためある意味無宗教である。

 狂っている者たちの中彼は正気である。それが彼にとっての正義であり、当たり前のことだからだ。

 

 

カミラ・グラッソ

 カリュオンのリーダーの女性。自分こそ神に並び立つものに相応しいと信じて疑わない狂信者。属性をファッション感覚で付け替える暴挙を行っている。

 属性は【盲信】【敬虔】。ほかはその都度付け替えている。

 狂信者ではあるものの、誇大解釈をするため背信行為には比較的寛容である。しかしスイッチが入ると神に背いたとみなして即刻属性を全て簒奪してから殺しに来る。

 元は敬虔な信者だったが女性であるため司祭の道が閉ざされ、気が狂い誇大妄想の末今に至る。

 

 

 

○エクス

 二つ名は女郎蜘蛛。属性は【鑑定】【遠耳】【読解】。

 裏社会の鑑定屋でありながらその傍ら情報屋をしている。その正確さは界隈でもトップ。

 しかしながら口止め料を支払わねば情報を売られてしまう恐れを兼ね備えているため注意が必要。

 しかしながらそれでも良心的な方であるため客は減ることはない。

 

 

 

 

 

小説キャラクター

 

 

○ヌル

 辺境の町で傭兵の真似事をしていた青年。しかし今は突如消息を絶ち生死すら不明。

 二つ名は俊足の白ウサギ。属性は【加速】。足の速さだけに留まらず投擲にも秀でており加速させたナイフで獲物を仕留めることから見栄えもよく富裕層からもウケがよかった。生まれつき白髪であることから白ウサギと揶揄されており二つ名もそれにちなむ。

 現在は属性を奪われ、それを奪い返すために幼馴染と隠れ潜みながら旅をしている。

 

「足の速さが取り柄の俺からそれを取ったらただのグズじゃん……」

 

 

 

○パトリシア

 ヌルの幼馴染。辺境の町で目立たないように過ごしていたがヌルの事情を知り使わないようにしていた力を使い、旅を先導する。

 属性は【流動】。あらゆるものを流れさせることから受け流しとも解釈したため彼女には大半の攻撃が受け流せる。しかし受け流せないものにはめっぽう弱い。

 

「パリィパリィパリィ! そんなちんけな攻撃は通用しないよっ!」

 

 

 

 

○クロ

 アトリ教の神父……見習い、助祭である。

 正式には神父ではないが人一倍信仰心は強く、自分にも他人にも厳しい。

 二つ名は強欲神父。属性は【癒し】【痛み】【貧困】。属性のせいで常に貧しさを強いられている。

 そのためか神父であるにも関わらず傭兵のようなことをして金を稼いでいる。聖職者であるため刃物は使わないが魔物を次々と屠る姿は神父にあるまじき姿だと恐れる者もいるとか。

 相場、そして自分の最低の報酬を提示しており、それ以下の場合は断固として仕事を受けない。頑固者、融通のきかない男としても有名だが一度受けたら必ずやり遂げるため総じての評判は悪くない。

 

「相場より二割低いとかふざけてんのか? 最低ラインは相場だ。貧しいとかそんなの誰だって同じだ。俺じゃないお人好しに頼め」

 

 

 

 

○ルルナ

 ヘレシィの幹部の一人であり、クロの幼馴染。いわゆる参謀ポジションにおり、基本的に裏方に徹している。表向きは商会の主をしており、いくつもの顔を持つ。

 二つ名は黄金姫。属性は【幸運】【富】。属性のおかげで孤児から商家の娘に引き取られた。

 ヘレシィの活動に熱心というわけでもなく、利用しているだけともとれる様子。カースドともツテがあり、とにかく暗躍に徹している。

 黄金姫と呼ばれるだけあって容姿は金髪美人だが性格はあまりよくない。

 

「ルルちゃんのー! わるだくみターイム! さぁて、みんな踊って踊ってー」

 

 

 

○メリル・イーデンス

 気ままに旅をしている吟遊詩人。

二つ名は流浪の歌姫。属性は【音】。希少属性である音を使いこなす音魔法使い。

 裕福な資産家の娘だがとある理由により家出し、吟遊詩人として人々に歌を届けている。

 見た目が実年齢にそぐわない幼さであり、贔屓目でも十代半ばほどに見える。

 彼女の歌声には様々な恩恵があり、ぜひ聞きたいと願う者もいるとか。

 

「俺の声が聞きたいのか? いいだろう。耳かっぽじって聞き惚れるんだな」

 

 

 




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