光の巨人になりたかったのに、なっていたのは……   作:特撮SS

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 こんな拙い作品をお気に入り登録してくれる人には頭が上がらない今日この頃。
 昨今のコロナ騒動、皆さん如何御過ごしでしょうか?
 仕事しながら書いた拙い作品ですが、皆様の暇潰しになれるなら幸いです。


悪夢

 

 

 ーー炎が揺れる

 

 人間共の心地いい悲鳴が耳に入る。

 

 ーー炎が揺れる

 

 焼けた人間の香ばしい匂いが鼻に入る。

 

 ーー炎が揺れる

 

 人間共の絶望と恐怖に歪む顔が目に入る。

 

 ーー炎が揺れる

 

 “知らぬ間に”手に乗せた矮小な人間達の表情を覗こうと顔を近づけ………

 

 

 

 

 

 

 

   「あ………悪…魔」

 

 

 

 

 

 

 ーーーー………………ッ?!

 

 

 ビクッと体を揺らし意識が戻る。

 視界いっぱいに広がる木々の隙間から木漏れ日がさし込み、実体の無いエーテル体の体を照す

 鳥の鳴き声や風に揺れる木々の音がパニックになりかけた心を落ち着かせてくれる。

 エーテル体である今の自分に疲労という物は存在しない。故に睡眠は無い物と思っていたが、転生の影響なのかそれとも魂は人間であるからなのか、エーテル体の状態でも睡眠をとることができた。

 どっちにしろ今の自分にはどうでも良かった。

 

 

 ーーーー……また……あの時の…

 

 

 ここ最近眠る度に見る光景。自分が初めて《キリエロイド》として戦った記憶。

 いや、“戦った”なんて甘い物じゃない。

 アレはただの“虐殺”だ。相手にはキリエロイド(自分)に対抗する術なんて何もなかった。そんな非力な人達を一方的に蹂躙した。

 あの時の自分は弱者を蹂躙する、正に“怪獣“と呼ぶに相応しい存在だった。

 “あの子”の声で正気に戻り、気絶した子供達を近くの町まで運び逃げるようにその場を離れ、絶対に人が入ってこない森の奥の奥まで逃げ込んだ。

  それからはずっと膝を抱えて震えていた。人を殺してしまった罪悪感や小さな子供に悪魔と呼ばれてしまった事がショックだった事もあるが、俺が震えていたのは怖くなったからだ。

 俺は正直、あの時楽しいと感じていた。“人殺しを楽しい”と心から感じていた。

 あの子達の前では自分達を絶対の強者と思っていた奴らを、更に強い力を持って蹂躙する。強気だった顔が恐怖と絶望の表情に変わっていくのを見るたびに愉悦を感じ、奴らの小さな体を踏み潰し、灰しか残らない程燃やす度に全身に快感を感じた。

 最初はただあの子達を助けたい一心だった。涙を流すあの子達を見て何とかしなくちゃと思ったが、次第に手にいれた強大な力を使うことに夢中になって、あの子達の存在すら忘れかけて、正義を持たない力をあの大人達にぶつけた。

 

 

 ーーーー……こんなんじゃ…この世界を救うなんて……光の巨人(ウルトラマン)になるなんて……

 

 

 光の巨人達は人間に向けてその力を使った事など無い。人を襲うのはいつだって闇の存在だ。キリエロイドだってそうだ。

 でも自分なら、人間の心を持つ自分ならばと心の何処かで慢心していたのかもしれない。

 

 

 ーーーーいや…俺は……俺はあの人(女神)に頼まれたんだ…この世界の人々を守ってほしいって…だったらここで諦めちゃダメだ!ここでウダウダしてたって、何も…何も始まらない!ジーッとしててもドーにもならない!

 

 

 震えていた体を叩き、一度言ってみたかった台詞を言い自分を奮い立たせる。

 考えてみれば俺は何も悪い事をしていない。奴らはあの子達を売り捌こうとした悪人だ。アイツらを殺してあの子達を助けたんだ。少ない悪人を殺して多くの善人を救えばそれでいいじゃないか。そうだ。俺は何も間違えてなんていない。

 そうと決まったらまずやらなきゃならない事は………

 

 

 ーーーーキリエルの力をコントロール出来るようにならないと……

 

 

 

 

 それから俺は休んだ分を取り返すように特訓に励んだ。朝も昼も夜も、疲れないのを良いことにひたすら能力の制御に集中した。

 結果としてエーテル体に出来ることは浮遊移動と念動力だけで人間に変身したり乗り移ったりは出来そうになかった。

 しかし大きな成果として実体化に成功した。感覚としては念動力を使う時の力の流れを全身に纏う感じと言えばいいだろうか。

 数日の特訓の末にコツを掴み何とか成功した。上手くいった時は本当に喜んだ。端から見れば怪人(キリエロイド)がガッツポーズをしながら転げ回るシュールな光景だったかもれないが。

 だが喜んでいると、ふとあることに気付いた。

 

 

 ーーーーあれ?何か視界が…低い…ような…

 

 

 キリエロイドの身長は52m。変身したなら森を見下ろす程巨大な筈だ。しかし今自分の視界は先程何ら変わらない森の中。それこそ隣に生えている木よりも小さい。

 慌てて自分の体を見てみるが半透明なエーテル体ではなく、しっかりとした実体のキリエロイドが見える。ただしあの時変身した巨人ではなく約170cm位の等身大サイズのキリエロイドだが。

 理解したと同時に一気に体から力が抜けた。数日頑張ってエーテル体の能力確認と等身大サイズのキリエロイドへの変身のみ。キリエロイドになれたとは言えこの様では。

 

 

 ーーーー……………ま…まぁ、巨大化は追々って事にしますか。

 

 

 自分に言い訳をして何とか気持ちを切り替えた。

 それから俺は、実体エーテル体共に使える能力を可能な限り磨き怪物と呼ばれる存在に対抗できる位には強くなったと思い、俺はこの森を後にした。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今現在俺はあの忌むべき記憶の残る国を抜け、海の上を飛んでいる。

 ふと移動中にキリエロイドでも飛行出来るのではと、考えエーテルから実体に海上で変身したら綺麗に落ち、溺れかけました。

 

 

 ーーーーやっぱり飛ぶには“Ⅱ”にならないと駄目なのかなぁ。

 

 

 そんなことをぼんやりと考えていると、陸地が見えてきた。方角も方向も考えずただ本能に従って飛んでいたが、何とかなるもんだ。

 

 

 ーーーーあの国で、俺は今度こそ光の巨人(ウルトラマン)になってみせる!

 

 

 決意を固め、俺はその国に入る。そこであることに気付いた。

 

 

 ーーーーあれ?ここ前にも……

 

 

 港の風景や海岸線に連なる町、何より海から入ってすぐ近くに見えるオブジェのような建物。それは目覚めて初めて散策した町にもあった物と全く同じ風景、と言うことは。

 

 

 ーーーーそっか……日本に戻って来たのか。

 

 

 たまたま飛んでいただけなのに、俺は自分がこの世界で目覚めた日本に戻ってしまったらしい。決意を新たにし、やり直そうと決めた国が前世の自分の祖国とは何の運命なのだろうか。

 しみじみと感じていると、例のオブジェのような建物から光が溢れ夕焼けに染まる空に光の柱が昇る。それと同時に力強い音楽と優しくも凛とした歌声が聴こえてきた。

 そう言えばあの建物はライブ会場だったっけ、自分がこの国を離れた時はまだ準備中だったはず。あれからどれくらいたったのか正確な所はわからないが、今あの会場でライブが行われているのは確かだ。

 俺は聴こえてくる歌に誘われるように会場に向かって飛んでいった。折角日本に戻って来たのだライブを覗いてみるのも悪くない。エーテル体で侵入すれば誰にも気付かれないだろうし。

 

 

 ーーーー確か…《ZWEI WING》だったっけ?あ…あの時の霊感少女には気を付けないと。

 

 

 ぼんやりとそんな事を思いながら、歓声と音楽と歌声が響く会場の中に俺は消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 最近の出来事。
 

 シンフォギア、ULTRAMANコラボ!

  ゚ ゚ ( Д  )

 シンフォギアのデザインを拝見

 !!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!(第37話ピグモンの声)

 コラボクエストプレイ

 !!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!(第37話ピグモンの声)


 次のコラボはリリなの!

 !!(゜ロ゜ノ)ノ(第37話ピグモンの声)

 以上、最近の出来事でした。


 魔導師ギアのビッキー………出なかったよ( ´-ω-)
 
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