10連ガチャしたらアセルス様が無駄にダブりで降臨されました……
嬉しいんだけど、嬉しいんだけどそこじゃない……
「なあ白薔薇。最近私の下着が減っている気がするのだが何か知らないか?」
「ああ、それでしたらこの間アセルス様が紅の所に何か大きな荷物を持っていかれましたがまさか」
何だと!!
いやいやうちの娘に限ってそんな事があるわけないだろう。
そうだ、あの子は綺麗好きだから部屋の掃除とかしたのかもしれんだろうが。
ま、まあでも一応確認させておくとしようか。
「セアト。セアトはいるか?」
「ここに」
「紅のやつを呼べ。無いとは思うが一応確認しておきたいことがあってな」
「かしこまりました。3フレーム程お待ちください」
フレーム?
フレームとはなんだ?
「まて、そのフレームとは何だ?」
「はあ、まず私が画面から消える処理をいたしまして1フレームでございます。次に私の居ない状態を表示いたしまして2フレーム。最後に私と紅が画面上に表示される処理をいたしまして3フレームでございます」
「いや、それ何の説明にもなってない気がするのだが。結局フレームとは何だ?」
「ああ、そう言えばアセルス様もメカが苦手でおられましたが……オルロワージュ様からの遺伝でございましたか。オルロワージュ様ご安心ください。姫様は間違いなくオルロワージュ様にでございます」
ふふん当然だ。
あの子は最愛の娘だからな。この私に似ていて当然というものだ。
「はっはっは良くわかってるじゃないかセアトよ。よし次の給料は期待しておけ」
「ありがとうございますオルロワージュ様。では行ってまいります」
1
『セアト』 消す
2
『セアト』『紅』 現れる
3
「お待たせいたしまして申し訳ございません。紅を連れてまいりました」
「いや、全く待っていないんだが。って言うか今どうやったんだ。全く妖力を感じなかったぞ?」
「この間うちの子供をプログラミング講座に連れていきまして」
プロイラー? 鶏肉か?
養鶏場にでも連れて行ったのか?
って言うかそもそもお前子供いたのか? 完全に初耳なんだが。
「いやお前子供居たのか? 聞いたことないぞ」
「何を言ってるんですかオルロワージュ様。この間Li〇eで回ってきたじゃないですか。可愛い女の子でしたよ。ほらこの子です」
何だこの板は。ほう写真か。
全くこんな分厚くてかさばる写真とはな。これではアルバムに入らぬではないか。
これは今度こいつらにも写〇ンですでも教えてやらねばなるまいな。
このファシナトゥールの主として。そう、主として。
全くダメな奴らだな。
っておい。
「おいセアト。何でこの写真の中の貴様の娘をアセルスが大事そうに抱いてるんだ?」
「うちの娘可愛いでしょうオルロワージュ様。恐れながら姫様より名前をいただきましてアセトと名付けました」
「いや、そんなことを聞いてるんじゃない。何でうちの娘が貴様の娘のおしめを変えたりおんぶ紐で抱いたりしてるんだ。って言うかアセトとか何だ? 何でアセルスとセアトの名前を混ぜましたみたいな名前を付けてるんだ? 俺の事をお義父さんとでも呼ぶか? アセルスと孫を置いて出てけ!! 貴様の顔など見たくもないわ」
そうか、初孫か。
とりあえずヴァジュイールのやつにでも自慢に行くか?
いやいや待て。この子の誕生日をファシナトゥールの祝日に制定するのが先か。
「おい白薔薇。この子の目元とか私に似てないか? この子は将来世界一の美女になるぞ」
「あのーオルロワージュ様? この子は別にアセルス様とは……」
「おお、久しいな紅よ。貴様も私の初孫を祝いに来てくれたのか? 可愛いだろうアセトと言うんだ。って言うか貴様何で男物の下着なんて着てるんだ? わかったぞよきょうでも開くのだな。だが残念だったな。今は忙しいのでなまた今度見せてもらうとしよう」
1
『オルロワージュ』消す
2
『オルロワージュ』消す
3
エラー その対象は不正です
4
「だからオルロワージュ様勘違いですよ。この子は別にアセルス様とは関係ありませんよってもう居ませんね。って言うかプログラミング覚えたんですね。少し間違えてますが」
「全くこんな勘違いをして。ますますアセルス様に嫌われますよ。って言うか紅それオルロワージュ様の下着ですよね? それとセアトいい加減正気に戻りなさい」
「くふふ。こんなに素晴らしい物をいただけるだなんて紅は一生アセルス様についていきます。ああ、それにしてもアセルス様もこの下着の良さがわからないなんて人生損してますよ」
「私の顔を見たくない……見たくない……見たくない……見たくない……出てけ……出てけ……出てけ……良し死のう」
「死なないでください。ほら、奥さんの森の従騎士さんも悲しみますし。アセトちゃんに親無しの悲しみを味合わせるつもりですか」
「はあ、もうめんどくさいからこの金塊を使ってアセルス様と海水浴にでも行こうかしら? 確かオウミ行きの船が酒場に来てるんでしたわよね」
「クンカクンカハアハア。オルロワージュ様オルロワージュ様」
「探さないでください旅に出ます」
ああよく寝た。って言うか一体どうしたんだいこの惨状は。
白薔薇に紅にセアト?
ずいぶん珍しい組み合わせだね。
「一体何があったんだい白薔薇」
「アセルス様ー海にデートに行きませんか? 手始めにジーナの所に行って水着でも注文に行きましょう」
おいおい今日はずいぶん積極的だね。
腕にずいぶんと柔らかい感触が。ああ、凄い良い香りがする。
良し折角だからジーナも拾って両手に花って言うのも……
「って痛い痛いどうしたんだい白薔薇」
「今変なこと考えませんでしたか?」
「デートにジーナを連れてって両手に花なんて考えてないよ白薔薇」
「はあ惚れた弱みとは言いますが。オルロワージュ様と言いアセルス様といい私ってダメンズ好きなんでしょうか?」
白薔薇は急に何を言ってるんだい。
私は女だから少なくともダメンズでは無いと思うよ。
「もう良いです。そんなアセルス様だから好きになったんですし。ジーナを拾ったらオウミの領主の家にでも行きましょう。アセルス様の水着を有象無象共に見せるなんて我慢なりませんし。海水浴場を貸し切りにいたしましょう」
「よし、早く行こうじゃないか。あ、セアト糞親父に少し旅行に行ってくるって伝えといてくれ」
「練炭、首つり、リストカット、飛び降り、樹海」
「なあ白薔薇。セアトの奴一体どうしたんだい?」
「娘さんが生まれた喜びで少しおかしくなってるだけですよ。心配ありません。そもそも妖魔がそんな方法で死ねませんし」
私が寝てる間に本当に何があったんだろうね。
「あ、紅も来るかい? って冗談さ白薔薇。セアトに紅お土産楽しみにしててね」
はい、というわけで
前回のプロローグの雰囲気を完全に無視してギャグ調の続編です。
2話は
アセルス様降臨失敗→シリアスな嘆きのアセルス様ルート
アセルス様降臨成功→喜びのアセルス様ギャグルートの予定だったので
次回メサルティム「さあ、卵を産みましたのでどうぞめちゃくちゃになさってくださいアセルス様」
アセルス「え、このネタわかる人いるのかい? ヌンサネタって通じるのかな」
白薔薇「新しいライバルなのでしょうか? ジーナと違って別にほっといても無害なような」
ジーナ「私はジーナこの仕立て屋の親方のもとで、お針子として働いています」
アセルス「あ、そこらへんはめんどくさいから全部カットしたよ」