気が付いたら時間がたってたけん。
今回はほぼ原作沿いで、原作を知らない人だとわからない所が多いかも。
軽いネタバレ兼原作のおおざっぱな流れ
アセルス、白薔薇ファシナトゥール脱走してオウミにつく。
→燃料補給のためオウミをうろつくと水妖(メサルティム)が群れからはぐれたのを知る。
→領主の館で発見→水妖を海へ逃がす→燃料補給が終わってるので家に向かって出発
今日もこの時間がやってきてしまった……
うっすらと日が差し込む時間、そう朝がやってきてしまったのだ。
私は人間が嫌いだ。海を川を、水を汚していく人間。
何の因果か私はその人間につかまってしまったのだ。
しかも、その人間はどうやら私の事を気に入ってしまったらしい。
毎日毎日飽きもせずに私の所までやってくる。
だから私は彼に言ったのだ。
私は人間の匂いを好きになれないこと。人間の匂いを嗅ぐと汚されていく海を思い出してしまうから。
少しずつ失われていく私達の故郷……
コツン……コツン……
ああ、やっぱり今日も彼が来る。
いっそ夜が明けなければいいのに。
「やあ、麗しのマイスウィートハートメサルティムさん。今日のご機嫌は如何かな?」
「え、正直最悪ですが何か?」
「おやおや、この匂いもダメだったか。今日こそは行けるかなと思ったのだがね」
本当に勘弁してくれないだろうかこの男。私が人間の匂いがだめだと言ったら毎日変な香りをさせてくるのだ。
正直そんなものでごまかせるようなものではないのに。
私達の言う匂いというのは人間が感じてる匂いとは違うのだ。
存在感とでも言えばいいのだろうか?
そういったものを私達は匂いとして感じているのだが、それを人間に説明したところで理解できるとは思えない。
まあ、人間の言う匂いも感じているのだが……
というか、これはいったい何の匂いなんでしょうか?
彼のそばに近寄るのも嫌なんですけど。
「故郷の海の香りなら気に入ると思ったんだが」
「あの、参考までに聞かせて貰って良いですか? 今日はいったい何の匂いなんですか?」
「アニサキスだが」
メイルシュトローム!!
コツン……コツン……
ああ、やっぱり今日もバカが来る。
いっそ夜が明けなければいいのに。
「やあ、麗しのマイスウィートハートメサルティムさん。今日のご機嫌は如何かな?」
「すいません、私バカの言葉は理解できないので」
「おやおや、この匂いもダメだったか。今日こそは行けるかなと思ったのだがね」
ここ最近は海の寄生虫シリーズが続いてるんですけど……
この馬鹿は何を考えているんでしょうか?
私に愛をささやいてその実私の事が大嫌いなんじゃないでしょうか?
そうじゃなきゃこんなチョイスはしないと思うんですけど。
私バカの考えが理解できません。
っていうか、寄生虫って私達にとっては人間の言うところの触手プレイ?とか言うやつみたいなものですよ。
どんな変態性癖の持ち主ですか私は!!
花束の代わりに触手を持って求婚って薄い本か!!
「故郷の海の香りなら気に入ると思ったんだが」
「」
「凄いだろこのサメ竜巻の中を泳いでいたんだよ」
フラッシュフラッド!!
コツン……コツン……
ひいっ。
最近人間の考えることがわからな過ぎてもう何て言うか、無理。
もう自殺しようかな。
お父さんお母さん……会ったことないけど先立つ不孝をお許しください。
「やあ、君メサルティムって言うんだって? 綺麗な顔が台無しじゃないか。さ、涙をお拭き」
「キュン」
え、何この匂い。
言うなれば私の好物のサバとイワシを足して2をかけたような。
いえいえ前に海に流れてきたくさやとかいう魚?
違うわ。そうこれはまるで伝説の美味シュールストレミングスのような香り。
「私は貴女に会うために産まれてきました。結婚してくださいシュールストレミングスの君様」
「ねえ白薔薇。私こんな時どんな顔をすればいいかわからないの」
「wwwwwwwwww」
あれ?
最上級の誉め言葉ですのに、私何か失敗したかしら?
あ、そうね卵を産むのが先ね。
「はい、シュールストレミングスの君様。これに貴女様の香りをぶっかけて!! きゃっ言っちゃった」
「なあ白薔薇。魚の食中毒対策を推し進めたり、街を襲うモンスターから町を守る立派な領主さんがどうしてこんな変態に惚れたんだろうね?」
「今日はイクラ丼とか美味しそうですわね」
「聞いてよ。ってかそこの変態も卵を量産するな!! 小首傾げるな!!」
何だこの壮大なオーケストラか何かで流れるみたいな無駄ないい曲。
一体だれが鳴らしてるんだ?
おめでとう。メサルティムがパーティーに加わった。
「クーリングオフだ」
『それを捨てるなんてとんでもない』
「ああ、私では彼女のあんな顔を引き出す事は出来なかった。すまないアセルス殿。私の代わりに彼女を幸せにしてやってくれ」
「のしつけて返すよ」
「おいセバスチャン。私はまだまだだな。意中の相手に笑顔の一つも浮かべられないのだから。この計画書の通りに進めていけばオウミの町は順調に発達するだろう。だから私はしばらく旅に出るとしよう。いつか私自身が彼女に笑顔をもたらすその日まで」
「領主様……いえこんな時には涙は似合いませんね。おい、皆領主様を笑顔でお見送りするのだ。そしていつか領主様が帰って来られた時。さらに素晴らしい町となったオウミを見せるのだ」
「おいセバスチャン。私はもう領主ではないぞ」
「いえ、貴方様はいつまでも私達の町の領主様です」
「私は部下たちに恵まれたな。ではこれ以上いても名残惜しくなるだけだ。さらばだ皆。さらばだ美しいオウミよ。そして、さらばだ我が尊敬すべき好敵手アセルス殿。最愛の君メサルティム……」
聞けよ。
っていうか、何だこの茶番劇。
カモンじゃねえよ。尻尾ビタンビタンするな変態。
「もうやだ。助けておばさん。こんなところに居られるか。私は実家に帰らせてもらう」
「シュール様。私をお忘れですよ?」
「忘れてねえよ。ついてくんな」
だいたい原作通り
違いと言えばせいぜいメサルティムが少し早く仲間になったこととだけかな?
メサルティムは大体どの主人公でもパーティーにいれてた好きなキャラだから仕方が無いね。
もう一回オウミに来るのも面倒くさいし。
ゲームの登場はよ
というわけで次回念願の里帰り
※一部のキャラクターが原作とは若干性格に違いがあった可能性がありますが。
如何せん古いゲームなので記憶に多少の間違いがあったかもしれませんご了承ください。