IS 革新の為に   作:伝書鳩

3 / 20
前回のあらすじ?
 性格が 変わってもいいじゃない 死んだんだもの byイノベ
 そうだ、宇宙に行こう
 第3世代は犠牲になるのだ、変革の犠牲の犠牲の犠牲にな


第3話 訓練

 ここは宇宙のとある場所。地球からの観測は小惑星が遮ってくれるこの場所で2機のガンダムが対峙している。片方は刹那がISを展開した機体――ガンダムエクシア。セブンソード一式にGNシールドを装備した姿だ。対するのは紅白の色が目を引く機体――リボーンズガンダム。搭乗者はソレスタル・ビーイングのトップ、リボンズ・アルマーク。

 

「これからガンダムエクシアとリボーンズガンダムの模擬戦を開始します。リボーンズガンダムは出力調整の上、使用可能なのはバスターライフルとサーベルのみです。では――始め!!」

 

 アニューからの合図を受け、2機のガンダムが同時に動き出す。リボーンズガンダムのバスターライフルから発射される粒子ビームを大きく回避しながら、エクシアはGNソードをライフルモードにしたまま牽制の射撃を行う。

 

「随分と消極的だね、刹那・F・セイエイ!」

「誰が!!」

 

 リボーンズガンダムが最小限の回避行動を行いながらエクシアに接近する。そして左手にもつ大型GNビームサーベルを振り下ろす。

 

「ぬぐっ……!」

 

 エクシアはソードモードに展開していた右腕のGNソードで斬撃を受ける。本来ならば粒子量による出力差の関係上、エクシアがリボーンズガンダムとの鍔迫り合いに持ち込む事は難しい。しかしそれでは訓練にならないので出力調整を行っているわけである。

 

(エクシアとは性能差があるとしても――――)

 

「舐めるなァッ!!」

 

 腰部のラッチに固定していたGNロングブレイドを回転させ、奇襲する。リボーンズガンダムに難なく回避されるが、エクシアは意に介さずGNバルカンを乱射しながら距離を取る。

 

「次は何を見せてくれるんだい?」

 

 余裕を漂わせながら、リボンズは刹那を挑発する。

 

(なら、一泡吹かせてやるよ!)

 

 左腕に装備していたGNシールドをリボーンズガンダムに向けて投げつけ、続けてGNビームダガーも2本投擲する。

 

「甘い!」

 

 バスターライフルの連射でどれも打ち落とされ、爆発する。これで――――

 

「煙で視界は遮られる!」

「それはキミも同じだろうに!」

 

(覚醒していない今の刹那では『彼』の様にこちらの位置を正確に把握することは不可能。ならば――)

 

 エクシアの居た方向にバスターライフルを撃ちながらリボンズは身構える。煙の中から自分に向け突進してくる機体は――――GNフィールドを展開している!? ヴァーチェか? いや違う、あれよりも速い!!

 

「GNアーマーだと!?」

「使えないと言った覚えは無いんでね!!」

 

 ――――GNアーマー。ガンダムの強化兵装の一つで、エクシア用とデュナメス用とが存在する。

 

 想定外のパターンで対応が一瞬遅れたリボーンズガンダムの腹部を、エクシアはGNアーマー脚部のクローで攻撃する。

 

「ぐっ……!」

「こいつはオマケだ!!」

 

 エクシアの背部に設置されているGNアーマーの大型GNキヤノンから大出力のビームが発射される。しかしそれが相手に命中する事はなく、返事と言わんばかりの射撃が逆にエクシアを襲う。

 

「GNフィールドが突破される!? トランザムか!!」

 

 ――――トランザム。機体に蓄積した圧縮粒子を全面開放し、一定時間スペックの3倍に相当する出力を得るシステム。デメリットもある諸刃の剣だが、相応の恩恵もある。

 

「僕は負けるのが嫌いでね!」

「それがイノベイターのやることか!」

「キミに言われたくは無いね!」

 

 バスターライフルの一撃を受け、GNアーマーを排除したエクシアが同様にトランザムを使用する。しかし、元々のスペック差がトランザムでさらに広がっている。

 

「奇策を用いたのは認めよう。だがそれではまだ僕には勝てないよ!」

 

 斬撃に押し切られたエクシアが吹き飛ばされ、小惑星に衝突した所でこの模擬戦は終わりを迎えた。2機はトレミーに戻り、ガンダムを待機状態に戻す。

 

「ハンデ有りでも勝てないのか……」

「キャノンモード、フィンファング、エグナーウィップ、各武器に供給する粒子量……。僕に完全に勝利するにはまだまだ時間が必要みたいだね。だが焦る必要は無いさ、リボーンズガンダムに正面から対抗するにはダブルオーライザークラスの性能が求められる。今は地道に力を磨く時期なんだよ」

 

 宇宙に上がってからの刹那はリボンズ達イノベイターの課す訓練を受けている。ISでの各種戦闘技術(近接戦闘、射撃、狙撃、砲撃、高速戦、特殊兵器対処)に始まり通常兵器に対しての知識、生身での戦闘訓練、家事……。地道にしかし着実に刹那は実力を備え始めている。

 

(比較対象はヴェーダが集めたデータ上の相手になるが、このまま順調に訓練を続ければガンダムは無事にミッションをこなせるだろう)

 

 

 

 数年後に開催される第2回モンド・グロッソ。この大会が引き金となって世界は、運命は大きく変化していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へっくしょん!!」

「風邪でも引いたか、一夏?」

「んなわけあるか。ジジくさいと称される俺だぜ? 至って元気だよ、秋二」

「だよな」

「納得すんなよ!」

 

 

 

 ――――――しかし、運命が変化する原因が一つとは限らない……

 




ISキャラが全然登場しないですね、だが私は謝らない。
次回にはちゃんとISキャラの出番があります、多分ね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。