IS 革新の為に   作:伝書鳩

7 / 20
前回のあらすじ?
 エクシアだと思った? 残念、アヴァランチエクシアダッシュちゃんでした!
 キュリオスだと思った? 残念、キュリオスガストちゃんでした!
 大気圏離脱をして帰艦したと思ったら俺は大気圏突入をしていた……な、何を言ってるか(ry


第7話 イレギュラー

 大気圏突入を無事に終えた刹那はヴェーダに指定されたポイント――――日本のある都市へ向かう為にキュリオスの進路を取った。あの時トレミーで篠ノ之束に語られたソレスタルビーイングに協力する際の条件とは、実にシンプルな内容だった。

 

『箒ちゃんと一緒に生活したい』

 

 彼女の妹である篠ノ之箒は重要人保護プログラムという国の方針で、家族や幼馴染と離れて生活する事を強いられているらしい。周囲から天災と呼ばれる彼女の中にも、一部の極々親しい人間に対してだけは少しだけ負い目があるのかもしれない。

 

 また、篠ノ之束とソレスタルビーイングが協力関係であるという事が周知の事実となった場合についても考慮しなければならない。ISコアを唯一生み出せる存在と、第2回モンド・グロッソを荒らすだけ荒らして姿を消したガンダムが存在するソレスタルビーイング。その両者が手を組んだ事実が知られれば、彼女に親しい人物はこれまで以上に身柄を狙われる可能性が増えてしまう。

 

(御託を並べようとも、俺達が現在の彼女の生活を破壊してしまう事には変わらんがな……)

 

 キュリオスで飛行を続けていた刹那の元に通信が入る。通信相手はトレミーで妹が来るのを待っている束を示している。どうやらリボンズは既に彼女用の通信コードを用意したらしい。

 

「篠ノ之束か。こちらはちゃんと貴女の妹の元へと向かっているぞ?」

「せっちゃんせっちゃん、ちょっと洒落にならない緊急事態が発生しているんだよ~」

「緊急事態?」

「説明は僕が変わりにするよ。保護対象の篠ノ之箒の住む地域が二機のISの戦闘の余波によって、被害を受けているみたいだ。片方は通常のISなのだが、もう片方のISは僕らのISと同様に彼女が作った覚えの無いコアらしい」

 

 俺達と同類のイレギュラーだと? 一体何の目的で動いている…………

 

「了解した。通信終了後、トランザムで現地に向かう。それと―――――――の準備を頼む」

「こちらからは地球に降りたままだったリジェネをサポートに向かわせるよ」

「頼まれた物は準備しておくから箒ちゃんの事お願いするね、せっちゃん!」

 

 通信が切れた事を確認した刹那は、即座に行動を開始した。レーダー妨害の為にこれまで行っていたGN粒子の散布を中止、キュリオスのテールユニットにテールブースターを展開した。キュリオス本来の巡航形態に加え、テールブースターで機動性が上昇している状態でトランザムを使用。機体全体が赤くなり、アヴァランチとは異なる超加速を発揮して刹那は被襲撃地域へと急行する。

 

 

 

 

 

 

 

 トランザムの限界時間が過ぎながらもGN粒子を全て推進力に回したキュリオスが飛んでいると、搭載されているハイパーセンサーが夜なのに紅く燃えている街を捉えた。中心街で突如起きた戦闘により、人々は混乱の極みにある。キュリオスは大気圏離脱に用いる必要があり、ダメージを負う可能性がある今回の戦闘では使えない。

 

「戦闘中のISを発見、機体の照合を――――!?」

 

 片方は世界中で流通していたが世代交代の波を受けて各所で解体が始まっている、正直に言えば型落ちと称される機体だ。機体の各部がボロボロに破損しており、搭乗者の口元は苦痛からだろうか歪んでいる。

 

 問題はもう片方、自分達同様に篠ノ之束が関与していないイレギュラーなISだ。搭乗者の情報が漏れない様になのか、コチラと同様に全身装甲の機体。夜空に混じるような紺色をベースに白と赤がアクセントになっている機体カラー。オレンジ色のバックパックからは有線式の攻撃端末が射出され、敵機にオールレンジ攻撃を仕掛けている。それは自分達ソレスタルビーイング同様に、この世界には本来存在しない機体のはずだ。その名は――――

 

「ガンバレルダガー!? 何故SEEDの機体まで出てくる!!」

 

 刹那は叫びながらも機体をキュリオスからデュナメスに変更、GNスナイパーライフルで長距離から攻撃する事で戦闘中の二機の間に水を差す。第三者からの攻撃に気が付いた事で、その場が一種の膠着状態に陥る。が……

 

「デュナメス、サポートに来たよ!」

 

 ここで刹那の元にリジェネからの通信が入る。

 

「ナイスタイミングだ。俺はイレギュラーを排除する、リジェネは手負いの方の相手を。この件については詳しい事情を知る為に、そいつは無力化してトレミーへと連行したい。出来るか?」

「僕のIS、ガルムの初陣だ。完璧にサポートしてあげようじゃないか!」

「相手が手負いといっても油断はするなよ」

 

 リジェネの機体はガ系の開発元の機体であるガルムガンダムだ。ただしガンダムタイプである事を隠蔽するために頭部は発展先のガ系同様に改修されており、呼称もガルムと略している。

 

 続けざまに現れたもう一機のISに対して警戒している二機とは対照的に、刹那とリジェネは素早く行動を開始した。ガルムは本来の装備である試作型GNメガランチャーではなく、ガデッサの所持するGNメガランチャーと同型の物を装備している。そのGNメガランチャーで街に被害が出ない様に注意しながら、目標のISを牽制し始めた。

 

「さて、こちらも始めようか」

「……」

 

 自分は手負い相手のリジェネと違い、ほぼ無傷の状態のガンバレルダガーの相手をしなくてはならない。なので一度GNスナイパーライフルは肩部アタッチメントに固定させておき、ホルスターからGNビームピストルを引き抜いて装備する。相手がシールドで防御するように狙いを調整して牽制をしながら、街に被害が出ない上空まで移動する。こちらの意図を察したのか、ガンバレルダガーの誘導は難無く行う事が出来た。

 

 刹那は先程までの牽制とは違い、相手を破壊する為に狙いを付けた射撃を行う。ダガーは左腕に装備したシールドで防御しながら反撃を試みるが、連射が途切れる気配は無い。デュナメスを相手に通常の射撃戦は不利と悟ったのか、ダガーは右腕に装備していたビームライフルを収納し代わりにビームサーベルを引き抜く。そして機体背部に背負っているガンバレルストライカーから四基全てのガンバレルを射出しながら距離を詰めてきた。

 

 オールレンジ攻撃は確かに有効な攻撃手段である。対応に不慣れな相手なら完封だって可能だ。

 

「だけどなぁ!」

 

 この数年の訓練で対ファングの経験を幾度も積んでいた刹那には、ダガーのガンバレルの動きは遅く感じられる。デュナメスの機体前方にある二基のガンバレルをGNミサイルでダガー諸共迎撃する。GNミサイルでシールドを紛失しながらも接近し振り下ろされたダガーのビームサーベルでの攻撃をGNフルシールドで防ぎながら、死角からの追撃を狙っていた残りのガンバレルをGNビームピストルで撃ち落とした。敗北を悟り逃走を試みるダガーだが……

 

「貴様が何者かは知らないが……」

 

 刹那は機体をデュナメスからヴァーチェへと変更させる。GNバズーカをバーストモードにして発射態勢へと移行すると、機体全体が赤くなる――――トランザムを使用したのだ。

 

「不穏分子は消滅してもらう! GNバズーカ・バーストモード、圧縮粒子完全開放!!」

 

 トランザム起動中のこの砲撃は、モンド・グロッソの試合で見せたソレを上回る破壊力を秘めたビームを発射した。砲撃を感知し回避行動に移ろうとしたダガーだったが、砲撃の範囲から逃げ切る事は敵わずにビームに飲み込まれた。砲撃を終えると同時にトランザムが限界時間となる。元から粒子消費の多いヴァーチェだと、全力で攻撃をするとすぐにチャージしていた粒子も枯渇してしまうのだ。ヴァーチェのままでは戦闘行為の続行は困難になる。なので……

 

「外部装甲収納」

 

 刹那はヴァーチェの外部装甲を収納し、粒子消費の少ないナドレへと姿を変える。ナドレになると同時に、専用のGNビームライフルとGNシールドが装備される。刹那は装備が無事に完了した事を確認すると、ビームの奔流に巻き込まれたダガーがどの様になったのか確認をする。

 

「ダガーの反応は……」

 

 ハイパーセンサーが捉えたのはボロボロになりながら墜落しているダガーの姿だった。回避行動の途中で横殴りの形であの攻撃を受けた結果、ダガーはその左半身が消し炭の様に変色している。刹那は機体を動かし、ダガーの搭乗者が落下の衝撃で死亡してしまわない様にフォローする為接近する。ダガーから起死回生の反撃を受けない様に、ビームライフルからサーベルを発生させ警戒しながらナドレが接近する。ナドレが手を伸ばせば触れられる距離まで接近したその時、それまでは反応を示さずにただ落下していたダガーを中心に光が発せられた。

 

「ISの展開が解除され――――!?」

 

 光が引いたその場に残っていたのは、問題の中心であるイレギュラーなISコアだけだった。

 

 

 

 

 

 リジェネの方は問題無く片付いた。ガルムのGNシールドはGNフィールドの展開機能が内蔵されているので、文字通りの完封だった。相手からすれば悪夢でしかないだろう。自分の攻撃は無効化され、相手からは強力な砲撃が飛んでくるのだ。逃げようにも機体性能もガルムが上回るので逃げられない、となったらトラウマ物だろう。余談だが、刹那はこの数年の訓練でそれ以上のトラウマを味わったことがある。

 

「流石は僕、完璧だね。刹那、そっちは如何だい?」

「終わったが問題も残った。コアは回収したが、あのISは無人機だった」

 

 刹那の報告を聞いたリジェネの纏う空気が、ピリピリするような真剣な物へと変わった。

 

「捕獲したこの少女と一緒にそのコアは僕が持っていこう。至急解析を始めるべきだ」

「同感だ。俺はこのまま篠ノ之束からの依頼を続行する」

「篠ノ之束だって?」

「彼女は今トレミーにいる。俺は彼女がこちらに協力する為の条件となる依頼の遂行途中だ」

「この事を知ってるのは?」

「――――今お前が知ったから、メンバー全員が知っている事になるな」

 

 リボンズはリジェネに情報を与えない様にしていたらしく、彼は今それを知ったわけで……

 

「……り、り、リボンズゥゥゥゥッ!!」

 

 激昂したわけだ。まあ気持ちは分からなくは無いのだけど……

 

「その怒りは直接リボンズにぶつけてくれ。コアはこれだ、後は頼むぞ」

 

 龍の逆鱗に触れるような愚かな行為はしたくないので、速やかに離脱する。自分には篠ノ之箒の無事を確認し、トレミーに連れて行くという重要な役目が任されているから離脱したのであって、リジェネが怖いとか、愚痴を聞くのが面倒とか、そういう事は決して無いのである。

 

 

 

 

 

 

 

 リジェネとは別行動を開始した刹那は、GN粒子のステルス性能を発揮させながら姿を隠せる事が可能な場所へと移動し機体の展開を解除した。小型端末に現在地から目的地までのルートを表示させ、その地点へと向かうのだった。

 

 街は一部が戦闘の余波で瓦礫になっていたりしたものの、刹那が駆け付けるまでの戦闘時間が比較的短かった事や互いの武器の威力が低めだったことも重なり、被害は想定を下回っていた。幸いな事に、篠ノ之箒が現在住んでいる地域は被害の遭った地区から少し離れている。

 

 街中ではガンダムが出現した事に関して、既に噂が広まっていた。曰く、ガンダムは分身する。曰く、ガンダムは赤くなってパワーアップする。曰く、長髪で女性の様な姿の新しいガンダムが目撃された。曰く、ガンダムは盾から防御フィールドが展開できる。曰く、ガンダムはあの篠ノ之束が開発した最新鋭機。話を聞けば、溢れんばかりに様々な内容が耳に入ってくる。

 

 一部憶測も混じっているが、概ね合っているのが困る。自分達は一応だが街に被害が出ない様に配慮しそれなりの高度の上空で戦闘を行った筈だが、情報が短時間で出回る程に地上からその戦闘を見ていた人物が多かったという事だ。皆さん揃って視力が良いんですねとかそんなの見ていないでさっさと避難しろよ、と思ったら負けなのだろうか。

 

 刹那は目的地である篠ノ之箒の住む家の前に到着すると、一先ず周辺の状況をヴェーダを併用しながら確認していく。近隣地域に被害が出る戦闘が起こったのだ、篠ノ之束の妹という重要人物である彼女の無事を確認しに国の人間が来たり、あわよくば彼女の身柄を攫ってしまおうという輩が出てくる可能性だってある。後者については自分も含まれるだろうがそこは目を瞑っておく。不審に思われない様に、素早く確認を終わらせた刹那は呼び鈴を鳴らした。

 

『どちら様でしょうか?』

 

 インターフォンから聞こえてくる声からは、こちらに対して不信感を持っている様だ。どうやら危機意識はそれなりにあるらしい。

 

「とある人物からの依頼で訪ねさせてもらった。依頼主はこの端末に映っている」

 

 インターフォンのカメラから箒が確認を出来るように、端末のディスプレイを見せる。そこにはトレミー内部での束の姿が映されている。

 

『――――っ! そのデータが本物である証拠と、その人物と貴方の関係は?』

 

 思いがけない姉の登場に驚愕したようだが、箒はしっかりと応答してくる。

 

「自分はある組織の構成員であり、依頼主とは協力関係予備軍といった所だ。その証拠として此方には、貴女が望むならすぐにでも彼女と通信をする準備が出来ている」

 

 今回は余り時間を掛けられないので、使える札はさっさと切ってしまう。

 

『……少々待っていて欲しい。場所を移して話がしたい、良いか?』

 

 彼女からの提案に刹那が同意を示す。しばらくすると外出準備を終えたであろう箒が出てきた。

 

「待たせてしまったか? ええっと……」

 

 そこで刹那は自己紹介をしていなかった事を思い出した。

 

「済まない、自己紹介がまだだった。俺の名前は刹那・F・セイエイ、年齢も近いから楽な呼び方で呼んでもらって構わない」

「ならば刹那と呼ばせてもらう。そちらは知っていると思うが、私の名前は篠ノ之箒だ。呼び方は好きにすればいい」

 

 箒の案内で歩きながら話を続ける。

 

「それで、刹那がここまで来たのはどの様な用件なんだ? 正直に言ってあの人とコンタクトが取れているのなら、私に会う必要は無いと思うのだが……」

「言ったと思うが依頼の遂行だ。依頼主は篠ノ之束本人、彼女の意図や真意は俺の憶測なんかではなく、自分で本人から聞くべきだな」

 

 二人は人気の無い公園に到着した。刹那は箒をベンチに座らせ、通信状態にした端末を渡す。

 

「飲み物を買ってくる。その間に姉妹で話でもしていればいい」

「お、おい……!」

 

 刹那は万が一の不測の事態に備えながらも、ゆっくりと時間を消費しながら自動販売機で飲み物を購入し、箒の元へと戻る。どうやら通信は終わっている様だ。姉妹での会話は久しぶりなのだと思うのだが、余りにもあっさりしているのではないかと刹那は考えたが、気持ちを切り替える。

 

「……刹那、お前の所属する組織はあのソレスタルビーイングだったんだな」

「お前はそれを信じるのか?」

「あの人が私に笑顔で言ったんだ。『私はガンダムの性能に心奪われた存在だ!』って」

「……それで?」

「私も中継でモンド・グロッソの試合を見た。ガンダムのあの性能は素人目に見ても異常だった。だから姉さんはガンダムの周囲と隔絶したイレギュラーな性能に興味を持ったのだと思う」

「……イレギュラーか。そのイレギュラー同士が手を組んだと世界が知ったらどうなると思う?」

「え?」

 

 急に刹那から振られた質問に対して、箒は答えられずにいた。

 

「様々な反応が起こるだろう。……そしてその中には篠ノ之箒、お前に対して行動を起こす存在がいる可能性だって考えられる。嫌、お前は必ず狙われる。危険を冒してでも入手したい、そう思わせる程の価値がガンダムにはあるからな。……これは俺の考えだが、このままだとお前はこれまで以上の監視の中での生活を強いられる事になりかねない」

「――――何故!」

「『今更そんな事を言われなくてはならない』……か?」

「!?」

 

 箒は刹那に考えを読まれた事実が信じられず、黙ってしまう。刹那はそんな箒に気付きながら、敢えて構わずに会話を続ける事を選択する。

 

「先程の戦闘の影響で街には様々な噂が流れていた。噂の中には篠ノ之束はガンダムの開発に関係しているのではないか、という物まであった。不確かな情報だが、それを信じる馬鹿な連中は十中八九出て来る。そしてお前が狙われるんだ、強大な力を手に入れるための交渉材料としてな」

「…………」

「篠ノ之束はお前の保護も兼ねてこんな依頼を俺達にさせたのだと思う。本題に入るが篠ノ之箒、お前には俺達ソレスタルビーイングの元で姉と共に生活してもらう。無論、お前が望む事を可能な限りで叶えるように配慮もする」

「……それは自衛のための訓練も可能か?」

「その程度なら問題は無い。それと国との交渉は他の者がするので安心して欲しい」

 

 刹那、否ソレスタルビーイングや束にとっては箒のこの要求は願ったり叶ったりだ。箒の今後の生活を常に監視するような事はしたくは無いし、そもそもソレスタルビーイングは人員が限られている組織なので、何かしらの自衛手段は持たせるつもりだったのだ。むしろテンションの上がった束が率先して妹の高性能機を開発する光景が刹那の目に浮かぶ。

 

「それで、私はこれからどうすればいい?」

「コチラとしては手早く移動したい。荷物をまとめるのにどれくらいの時間が必要だ?」

「……かなり急いで1時間位だ」

「なら90分後に荷物持参で再びこの場に来てくれ。持ち切れない物は次の機会になる」

「刹那、お前は手伝ってくれないのか?」

「逆に聞くが、男の俺が手伝って大丈夫なのか?」

「……すまない、失言だった。では私は急いで家に戻るとする」

 

 走り去っていく箒の背を見ながら刹那は安堵の溜息を吐いた。箒の説得が終わった段階で依頼の7割は完了したと判断して構わないからだ。刹那は端末を操作してトレミーに連絡をする。

 

「はいは~い、束さんだよ!」

「篠ノ之箒の説得は完了した。今から指定するポイントと時間に頼んでいた物を寄こしてくれ」

「流石せっちゃん、やるね~。まさかあの箒ちゃんを口説くとは……キミは実に女誑しだな!」

「誤解を招く言い方は止めろ。後その呼び方はどうにかならないのか?」

「無理で~す」

「…………」

 

 刹那は無言で通信を切った。イライラしてやった、反省も後悔もしていない。自分以外には誰もいない公園の中で立ったままだった事に気付いた刹那は、ベンチに座ることにした。

 

(……2本共冷めてしまったな)

 

 渡しそびれた結果温くなってしまった缶コーヒーを飲みながら、刹那は時間を潰すのであった。




後書き
そんなわけで今回は篠ノ之姉妹再会依頼+αでした。
実はリジェネさん、日本で秋葉原の観光をしていました。なので即座に駆け付けれたわけですが、
連絡とかヴェーダへのアクセスをしていなかったので情報は渡されない処置を受けるハメに……
そんな彼のISは武装発展型のガルムガンダム。ガ系の開発元なのでこの仕様になりました。

・テールブースター:キュリオスばかり出番が多い? ソンナコトナイヨー
・ガンバレルダガー:SEDD系初登場がダガーでもいいよね?
・ナドレ:最後の最後で出番があったよ、やったね!! 戦闘描写無くてゴメンな……
・トラウマ:例)GN鬼ごっこ。逃げるのは刹那、鬼はGNフィンファング。捕まったら刺さります。
・リジェネの逆鱗:「∀を怒らせるなぁぁぁっ!!」             ウソデスヨ?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。