東方妖狐伝〜雪空〜   作:鳶烏

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美鈴
「あっしたの〜ごっはんは〜なーににしようかな〜♫」

メイド妖精
(何言ってんだこいつ)


過去episode《空》槍とお札

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

深夜に食事の下ごしらえを厨房でしていると、窓の外から空さんに酷似した気を感じ、窓を開ける。

黒い靄に包まれた手紙が窓のすぐ真下に落ちていた。

すぐにお嬢様に届けに走る。

 

「お嬢様?空さんからお返事が」

 

「来たか。内容は?」

 

手紙の内容は、

明日、正午より決闘を行う。

雪と私で本気で戦うのでよろしく。

的なことが書かれていた。

 

「あと、パチュリーさんに場所を準備してほしい。絶対壊れないものを、壊れても目立たないようなところを。だそうです」

 

パチュリー様は持っていたティーカップを置き、頭に浮かんだ疑問を口にする。

 

「絶対壊れないものをお願いってそんな無茶な。ちょっと戦うだけでしょ」

 

確かにその通りだ。

パチュリー様がどんな場所を準備してくれるのか楽しみだ。

 

三人で明日の場所について考えていると、扉がゆっくり開き妹様が顔を出した。

 

「お姉様。私も見たい、空が何で強いのか知りたい」

 

そういえば空がフランに術をかけたとか言っていたわね。

術をかけているときは暴れることはないと言っていたような

 

「いいわよ」

 

「レミィ?!」

 

「ちょっとあなた。フランにお茶を出して頂戴」

 

「は……い」

 

メイド妖精は最初は生き生きとしていたがフランと聞いて顔が真っ青に、カップに注ぐときメイド妖精のてはガクガクと震えていた。

 

しょうがないことだ、今までも地下から出てきてはメイドを殺していたフランだもの

 

それを見てフランがメイド妖精のもとに近づいていった。

フランは震えているメイド妖精の手を取り…

 

「大丈夫?」

 

フランの呟いた衝撃の一言にみんなは目を見開いていた。

 

「大丈夫?無理してない?」

 

「だ、大丈夫です。ご心配有難うございます」

 

「どうして?」

 

パチェは驚きを隠せないでいる。

 

「フランの部屋に空に無理やり案内させられて、そこでフランに術をかけたらしいわ。かかっている間は暴れることはないそうよ」

 

「そんな人に勝てるのでしょうか」

 

「どうかしらねー」

 

「勝っても負けても楽しければいいんですけどね」

 

「美鈴が戦うの?いいな〜」

 

「美鈴が前から戦ってみたいって言ったのよ。あなたは先日戦ったでしょ」

 

「術ねー。これが?」

 

「ん?どゆこと?」

 

「何でもないわ。よし、明日の準備するか」

 

パチェが本を開き魔法陣を展開し場所の準備を始めた。

 

「明日が楽しみね。フラン」

 

「うんお姉様」

 

何年ぶりだろう。

私とフランは二人で並んで椅子に座った。

パチェが準備をしているところと、美鈴が逆立ちをして腕立てをしているところを見ていた。

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

ここら辺に封印したはず。

 

「ここだ!」

 

私は大きな石を前に代々言い伝えられて来た言葉を呟いた。

 

 

「我的家人 狐神器解锁密封!」

 

 

石から強い光が放たれ石が粉々に吹き飛ぶ。

鋭い光が止むと、私と空の狐神器が石に突き刺さっていた。

 

空の狐神器は両の先に刃が付いている槍

『狐神器 両斬の槍』

私のは開くと周りが刃になっている扇子

『狐神器 風斬の扇』

この二つは都に昔からある狐神器だ。

 

「これを持って………?」

 

この妖気は、この森の中でも上位の方か

 

「グロァァ!!」

 

「ここで狐神器を使うわけには」

 

私は考えた末逃げる事に、

 

 

 

 

 

 

 

 

かなり走ったな。ここまで来れば安心だろう

 

私はあのきみの悪い妖怪から逃げてきて商店街まで来た。商店街では小さな店がたくさん立っていた。だが今の私にはどうでもいい事、急いで家に向かった。

 

「空持ってきたよ」

 

「おかえり、どっちもあったか?」

 

「うん」

 

「こっちも終わった。このお札使うのはいいんだが書くのがしんどい」

 

立ち上がって背中をそらすと、ボキボキッとなってはいけないような音がする。

 

「すごい数ね。何枚かいたの?」

 

「1000」

 

「マジで?」

 

「狐神器もあるしお札も準備オッケー。雪寝るぞ」

 

「今から?」

 

「明日は雪お前が重要になるからな」

 

空は私を無理矢理布団に押し込んだ

 

「わ、分かった。お休み」

 

私は聞く間もなく眠りについた。

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

「雪〜起きろー!」

 

「んぁ?も少しだけも少しだけ」

 

「そんなに起きたくないんなら…秋!雪のぶんもご飯食べていいぞ!」

 

「起きた起きた!」

 

雪は布団から飛び起き走って部屋を出た。

 

「食べ物になるとこうなんだから」

 

戻ると雪が秋とニコニコしながらご飯を食べていた。

私も座ってみんなが食べているのを見てた。

 

「空さんは食べないんですか?」

 

「先すましといたから。おばさんは?」

 

「いいって」

 

私は朝ごはんを食べている雪と秋を置いておばさんの部屋に向かった。

 

 

 

「おばさん」

 

「どうしたの?」

 

「朝ごはんは食べてください。お粥でも持ってきますので」

 

「いいって……あぁ」

 

急いで調理場に行き、ちゃちゃっとお粥を作って持ってった。

 

「ちゃんと食べてくださいね。あとお昼頃から出かけます。鎧ってどこに置きましたっけ?」

 

「奥の部屋にあるわ。何に使うの?」

 

「ちょっとね」

 

私たちの鎧は他の物とはちょっと違うものだ、他の物は全体の装甲が厚くなっているが私のは後ろ、背中側が厚くなっている。

 

「雪 早くこれ持って行くぞ」

 

「まだ食べてるんだけど」

 

「おせーよ。秋留守番しててくれ」

 

「いつ帰る?」

 

「決まってない。なるべく暗くなる前には終わらせるよ」

 

「終わった。準備もしてあるし行こう空」

 

家を出て霧の湖の奥にある紅魔館に向かった。

 

 

 

 





奥の部屋


「鎧〜どこだ〜」

30分後


「え?マジでどこ?!」
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