商店街
空
「賑やかだなー」
雪
「おまつりがあるってね、私知らないけど」
「ここが紅魔館?ヤバイ!超赤いじゃん、名前の通り!でか!超でか!」
「うるさい」
「だって初めて来たしめっちゃ赤いし」
雪に思わずため息をついてしまう。
そういえば初めて人里に降りた時も、家を建てて中に入った時もこんな風にはしゃいでたな〜
館の中に入ると、数人の妖精メイドを引き連れ美鈴さんが歩いてきた。
「お待ちしてました。空さん、雪さん」
「美鈴さん!今日はよろしくお願いします。手加減してくださいね」
「美鈴さん。レミリアさんの所に」
「分かりました」
「雪失礼な事言うなよ。」
「私をどんな奴と思ってんのよ」
「食べ物になると本気になって、料理が下手で、変なところで頑固で、優しい時は優しいんだけど、表と裏が激しくて、強いっちゃ強くて、食べ物になると本気になって、地味に可愛くて、家族第一で、変な気を使われたくないと……」
「もうやめて」
雪が恥ずかしそうな、怒っているような顔で言葉を切る。
美鈴さんは笑いをこらえきれていない。
「そんなにないでしょ、しかも食べ物にのやつ二回言ったし」
「美鈴さん笑い過ぎす」
「では、ご案内します」
美鈴さんは目尻に涙を浮かばせながら私と雪を連れて紅魔館にはいった。
相変わらず全てが赤く、もう見てるだけで気持ち悪くなる。
雪はどうかと横を向くと相変わらず目を輝かせていた。
「失礼します。お嬢様」
扉を開けると、レミリアさんはソファーに座り本を読んでいた。
「レミリアさん雪連れて来ましたよ」
レミリアさんは雪を見るなり固まった。
「レ、レミリアさん?どうかしました?………雪お前その術とけ」
「ばれた?ばれないと思ったんだけどな〜」
自分のの姿がその人にとってとても魅力的な人に見える術『艶視他覧』。
雪は自分の術を解いた。
するとレミリアさんがやっと動いた。
「よ、ようこそ紅魔館へ。早速だが」
「それなら出来てますので」
「何の?」
雪は紅魔館に来た理由をすっかり忘れていたらしく、私が説明し直すと思い出したようだ。
「空、フランに術をかけたらしいじゃない」
「それはあとで、レミリアさん鎧着て来ますので前貸していただいた部屋を貸していただいてもいいですか?」
「ええ、構わないわ」
雪と私は部屋に入って持ってきた鎧を出した。
「それも着るの?それ重いんだけど」
「お前より軽いわ」
「うるさいな。着ればいいんでしょうきれば」
雪のは柔軟性に特化している。
私のは動きやすさ重視している。
どちらも着物のような形だ。
「着終わったぞ」
「私も、じゃあ行こうか」
私と雪はレミリアさん達のいる部屋に戻った。
「空さん、雪さんすごく綺麗ですね。それで戦うんですか?」
「はい、では始めたいのですが」
「パチェ、転移魔法で飛ばしてくれ」
「いくわよ」
パチュリーさんは魔術本を開き呪文を唱えた。すると私たちの足元に魔法陣が現れ白い光に包まれて戦う場所に転移した。
気がつくと不思議な場所にいた。地面は赤黒く、空気もなんかどよんとしている。
「着いたわよ」
「ここですか?」
「こーこーどーこー?」
「うるさい」
「パチェ、私は丈夫なやつと頼んだのよ。魔界に飛ばせと言った事はないわよ」
「魔界だと壊れてもいいでしょ」
「そりゃそうだけど」
「いいですよ?私は」
ちょうどいい
「楽しい所?」
「戦う所だから、あんまりはしゃいで怪我するな」
少し歩くと大きな闘技場のような所に着いた。周りにはきみのわるい木々が広がっている
闘技場の真ん中に私と美鈴さん、端に雪とパチュリーさんがスタンバイするとレミリアさんが開始の合図として準備していた鐘を鳴らした。
カーーン
「はじめ!」