料理の腕前はまあまあです。
商店街に戻ると雪がお肉屋さんでまだ話しこんでいた。
どんだけ話が盛り上がっているのやら
「そうですよね〜」
「でしょ〜?雪ちゃんもそう思うでしょ?」
「雪、そろそろ帰るぞー」
「うふふ、じゃあ私もこれで」
その人が帰っていくと、雪が持っていた荷物の半分以上を渡してきてた。
かなり荷物が重くて手が痛くなった。
お米とかも買ったから右手にお米、左手に野菜とか魚とかを持っていて、バランスが取りづらくフラフラした。
「重っ!雪もちょっと持って」
「嫌だよ、私も持ってるもん」
雪が持ってるのはお菓子とか油揚げなど中でも軽いもの。
「私油揚げより重いもの持てないもん!」
「お前槍とか普通にもってたじゃん」
雪が黙り込む。
都合が悪くなると黙るところ変わらないな〜
そこがいいんだけどね
「着いたー」
「急いで作らないと。今日は生姜焼きにしよう!」
「私が作るからお前は座ってろ。お前が作ると生姜焼きが可哀想だ」
雪は、「可哀想ってなによ!」と、怒っていたが大人しく買ってきたものをしまい込んでいた。
まず、
生姜をすりおろし醤油と味醂を混ぜて作ったつけ汁にお肉をつける。
フライパンを中火で熱してから油を入れる。
お肉を広げて焦げないように焼く。
「次はお味噌汁とご飯」
煮干しで出汁をとり、豆腐とワカメを加え、味噌を溶かす。
お米を研いでおかまに入れる。
火にかけ火の強さを調整しながら炊く。
「雪、そろそろできるからおばさん連れてきて」
「ほーい」
「ただいま!」
「秋お帰りー。もう出来るから運ぶの手伝ってー!」
「分かった」
秋は素直に手伝ってくれた。
誰かさんなら「後で何かくれるんでしょうね」って、何か自分に得が無いとなにもやってくれないのに、本っ当に"弟"なのかなー?と思ってしまう。
「じゃあいただきまーす」
「いただきます」
「頂きます」
全員がほぼ同時に料理を口に入れる。
するとなにも言わずにパクパク、ポンポンと口に料理を入れていき、あっという間に全部なくなってしまった。
「やっぱり美味しいわ」
「ごちそうさまでした!姉貴の料理との差は月とスッポンだね」
「それは私の料理が比べ物にもならないくらい酷いって事かな?あーきーとーくーん?」
雪は立ち上がって一歩、また一歩と秋に寄っていく。
「そそそそんな事は…無いよ!あるわけ無いじゃないですか!本当にって…あの〜、えっと…ギャアァァァァァァァァァ!!!」
うわっ怖っ!
秋気絶しちゃったよ
「なにしたんだよ」
「秋斗が瞬きをするたびに、のっぺらぼうとか、お化けの顔に顔変えただけよ。秋斗お化けに弱いんだから」
だからって自分の弟の事を泡吹かせるまでに怖がらせて気絶させるか?普通
私はちょっとやり過ぎだと思うけど
「じゃあ私はそろそろ寝るわ」
「おばさん、お休みなさい」
「おやすみ〜。私は片付けしてから」
「私が片付けるから秋の事運んでやって」
雪は渋々秋をおぶって寝かせに行った。
私は片付けと明日の準備をして部屋に向かった。
部屋に入ると、丁度布団に入るところだった。
「なぁ雪、明日の花火大会な」
「なに?小春さんと行くの?」
「え?あぁ、慧音先生にいってきたら?って言われたからさ」
「行ってらっしゃい」
雪は興味が無いのかなんなのかわからないけど、なんかそっけない。
私は、そろそろ寝ようと思っててそれを邪魔されたのが嫌だったのかな?と解釈し布団に入って寝た。
◆◆◆
かなり走ったかな?
それにしても紅魔館から都までどんだけ離れてるんだよ。
咲夜さんも疲れてきたみたい。
「咲夜さん大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です」
「もう直ぐ着くと思うので」
後五分、五分あれば着く
藍…もしもう空に会ってたら
後五分だけ耐えて
お願い
ツンデレユッキー