東方妖狐伝〜雪空〜   作:鳶烏

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???
「空、おかえり」


「ただ…い、ま」

???
「相変わらずお前は可愛いなぁ。一旦仕事も終わったし、自由にしていいよ」






七話 お願い

 

藍が帰った後私は永琳に思い切って頼んでみた。

空の事である。

空の事を考えると手の震えと頭痛がする事について話した。

本当は隠しておきたかったが。

しゃあない

「あの、永琳さん。相談って言うか、お願いがあるんですけど」

 

「なになしら?」

 

「そ…空の事なんですけど、私、空の事を考えると手が震えたりひどい頭痛がして、これを抑えられる薬ってないんですか?貴方はどんな薬でも作れると噂を聞いた事があるのですが」

 

永琳は手を口元に持って行き、少し考え込むと、ゆっくりと口を開く。

 

「確かに、私はどんな薬でも作れるわ。過去には不老不死の薬も作った事があるし、まだ作った事はないけど、どんな難病でも直せる薬だって作れるわ。」

 

「じゃあ」

 

「良いわよでも、一つ条件があるわ」

 

「条件?」

 

「空との戦いには参加しない事」

 

は?何を言ってるのよ

おそらく私しか空に対抗できない。

あなたならわかってるはずよ?!

 

「どうしてよ。私は戦うために頼んだのに」

 

「だからよ!前に藍から聞いたけど貴方には母親と弟がいるのよね。なら…」

 

藍、余計な事言って

 

「もう居ないのよ」

 

「え?」

 

「もう居ないの!」

 

少しの間変な空気が流れた。

 

「ごめんなさい変な事聞いて、さっき大丈夫だった?」

 

「ゲホッ、ありがとうございます。こっちこそ、大きな声を出してすみません。」

 

「藍にはまだ隠すつもりなの?」

 

永琳は雪に薬を渡した

 

「はい、藍はへんに心配性だからゲホッ」

 

永琳は一瞬心配そうな顔をしてそのまま部屋を出た。

なんであんな事言ってしまったのだろう。

 

どうしてあんな感情的に?

藍には見せられないわね

 

ベットに横たわり、目を瞑ると母と一緒にいる秋斗の姿が浮かび涙が出てきた。

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

藍視点

 

あの時なんで汗なんかかいてたんだろう?

まぁいっか。

今度聞いてみよう。

 

「藍さま?聞いてましたか?」

 

「え?あ、なんだっけ?」

 

橙が頬を膨らませてピョンピョンと飛び跳ねる。

 

「もーちゃんと聞いててくださいよ。あのですね。永遠亭にいた人って藍さまのお姉さんなんですか?」

 

「雪さんは私のお姉さんじゃないんだけど、お姉さん的存在かな?」

 

「藍さまはお姉さんとかいるんですか?」

 

「うん。いるよ」

 

「どんな人なんですか?」

 

「えっとねー」

 

小さい時に、私を置いて出て行ってしまった姉の顔を思い出す。

だが、おぼろげな記憶しかなかった頃なので、姿は思い出せるのだが、顔が出てこない。

「おい!お前達聞きたいことがあるんだがいいか?」

 

「はい?いいですけ…ど…?!」

 





永琳
「もういないのよ!って」

鈴仙
「何かあったのですか?何やら大きい声出してましたけど」

永琳
「な、なんでもないわ」
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