???
「空、おかえり」
空
「ただ…い、ま」
???
「相変わらずお前は可愛いなぁ。一旦仕事も終わったし、自由にしていいよ」
藍が帰った後私は永琳に思い切って頼んでみた。
空の事である。
空の事を考えると手の震えと頭痛がする事について話した。
本当は隠しておきたかったが。
しゃあない
「あの、永琳さん。相談って言うか、お願いがあるんですけど」
「なになしら?」
「そ…空の事なんですけど、私、空の事を考えると手が震えたりひどい頭痛がして、これを抑えられる薬ってないんですか?貴方はどんな薬でも作れると噂を聞いた事があるのですが」
永琳は手を口元に持って行き、少し考え込むと、ゆっくりと口を開く。
「確かに、私はどんな薬でも作れるわ。過去には不老不死の薬も作った事があるし、まだ作った事はないけど、どんな難病でも直せる薬だって作れるわ。」
「じゃあ」
「良いわよでも、一つ条件があるわ」
「条件?」
「空との戦いには参加しない事」
は?何を言ってるのよ
おそらく私しか空に対抗できない。
あなたならわかってるはずよ?!
「どうしてよ。私は戦うために頼んだのに」
「だからよ!前に藍から聞いたけど貴方には母親と弟がいるのよね。なら…」
藍、余計な事言って
「もう居ないのよ」
「え?」
「もう居ないの!」
少しの間変な空気が流れた。
「ごめんなさい変な事聞いて、さっき大丈夫だった?」
「ゲホッ、ありがとうございます。こっちこそ、大きな声を出してすみません。」
「藍にはまだ隠すつもりなの?」
永琳は雪に薬を渡した
「はい、藍はへんに心配性だからゲホッ」
永琳は一瞬心配そうな顔をしてそのまま部屋を出た。
なんであんな事言ってしまったのだろう。
どうしてあんな感情的に?
藍には見せられないわね
ベットに横たわり、目を瞑ると母と一緒にいる秋斗の姿が浮かび涙が出てきた。
◆◆◆
藍視点
あの時なんで汗なんかかいてたんだろう?
まぁいっか。
今度聞いてみよう。
「藍さま?聞いてましたか?」
「え?あ、なんだっけ?」
橙が頬を膨らませてピョンピョンと飛び跳ねる。
「もーちゃんと聞いててくださいよ。あのですね。永遠亭にいた人って藍さまのお姉さんなんですか?」
「雪さんは私のお姉さんじゃないんだけど、お姉さん的存在かな?」
「藍さまはお姉さんとかいるんですか?」
「うん。いるよ」
「どんな人なんですか?」
「えっとねー」
小さい時に、私を置いて出て行ってしまった姉の顔を思い出す。
だが、おぼろげな記憶しかなかった頃なので、姿は思い出せるのだが、顔が出てこない。
「おい!お前達聞きたいことがあるんだがいいか?」
「はい?いいですけ…ど…?!」
永琳
「もういないのよ!って」
鈴仙
「何かあったのですか?何やら大きい声出してましたけど」
永琳
「な、なんでもないわ」