人類を救った男が初代ハサンと共にヒーローになるそうです 作:死告天使
「死にたくなかった」「生きたい」たったそのために人類を修復、異聞帯を滅ぼした。
そこに、人がいても止まれない.......止まっちゃ行けなかった。彼が自分を犠牲にしてまでも一緒に修復してくれた世界を......守るためには.......
全てが終わった.....少しは眠れると思った.....が、急に目の前が真っ暗になり倒れてしまった。.....あぁ、今までの疲れかな.....皆には背負い過ぎだとか言われてたなぁ.......ごめん、マシュ.....ごめん....皆......
藤丸立夏......死因『過労』
次に目覚めたのは、自分が4歳の時だった。自分と同じ名前や名字も一緒だったのは偶然だった。誕生日に重度の熱が発症し、頭が割れるほどの痛みを襲い病院に向かった時に全てが蘇った。自分が人類最後のマスターだったことだ。この世界は4歳位になると『個性』と呼ばれる能力が現れるとあって、自分の今の両親は「個性の予兆?」と思っているらしい......自分の両親は二人とも『無個性』だ......自分はというと.....熱も治まったが冷や汗をかき、唖然としている。何故かって?あの人の声が聞こえたからだ。
『起きよ.....契約者よ』
キャメロット、ウルクで自分たちを冠位を捨ててまでも救った英霊..じいじ.....初代ハサン、山の翁が自分に宿っていたからだ。
「あ.........な、何で?」
突然の事に声が出にくかったが、絞った声で聞いてみた。じいじによると『ここに裁かなければならないやつがいる.....そして、汝との縁にも導かれた』とのこと。他の皆はいないらしい......
『契約者よ.......今度は我に力を貸せ』
怖かった。また....やらないと駄目なのかと......でも、自分が出た答えは1つだけだった。
「.....わかった」
『.....すまない』
じいじが謝るとは稀である。.....そこから、個性についての検査が始まったが、医者は「わからない」の一点張りで苦しんでいた。
「分からないって.....どういうことですか?」
「お子さんは......炎を出すことも出来ますし、しかも大剣を出すことも目の前から姿を消すことが出来ますし.......何の個性かは.......判断しかねます。しかも、貴女方も両方『無個性』ですから......」
「........あの」
「ん?何だい立夏君?」
「...分からないのなら自分が決めても良いですか?」
「.....あ、あぁ良いとも。どういうのだい?」
「.......『死』」
「......えっと、『死』ってあの「死」?」
「はい.....駄目ですか?」
「いや、駄目じゃないんだが.......ご両親は?」
「.......立夏が良いというなら」
「私も大丈夫です」
両親からも許可を得て、自分の個性は『死』となった。.....やはり、グランドアサシンと呼ばれるじいじですし......
そこから、じいじから『我の力を少しでも引き出せるように努力しなくては......働け』と言われ、保育園から帰るとすぐに、筋トレ、ランニング.....さまざまなことを行った。.....まさか、レオニダスたちの筋トレなどがここに役にたつとは.....だが、あの頃より身体が小さく全く動けなく、バテやすかった.....友達の葉隠さんからも「りつかくん......からだがいたいの?」と心配されるほどだったが、保育園→小学生→中学生になる頃では大剣を片手で振るうことが出来、炎も加減が出来るようになった。
「ねぇねぇ、立夏君は進学する学校決まった?」
保育園からの幼なじみの葉隠さんが帰りながら聞いて来た。.....彼女の家とは隣だったこともあり直ぐに仲良くなった。彼女も自分の鍛練に付き合ってくれたりしてる。
「ん~......「雄英」かな?」
「やっぱり?立夏君ならヒーローになれるよ!あ!私も「雄英」にするつもり!よし!受かるように頑張ろう!」
ヒーロー......今ここに王様たちがいたら「たわけ者が!」って怒られそうだな....実際じいじにも「本当にヒーロー(英雄)になりたいのか?」と聞かれた。
「.....ねぇ、葉隠さん...」
「ん?何?」
「.....俺ってさ.....ヒーローになれるかな....」
「え?」
葉隠自身も驚くことも無理はない。.....ただ、自分は....ただの侵略者だ......自分の世界を取り戻すために他の世界を潰した......そんな俺がヒーローに.....英雄になれるか....と言われれば「否」と言うだろう....
「立夏君はヒーローになれるよ!私なんかより!」
「......そう?」
「そうだよ!クラスの皆や他の人たちのことを分かろうとしたり、沢山のことを知って、喧嘩が起これば上級生関係なく止めたりするし.......そんな立夏君はヒーローに向いてるよ!大丈夫!私が保証する!」
ドンッ と手を胸に当てて自信満々の顔をしてた。
「....そうか......だったら、葉隠さんがヒーローに向いてることを俺が証明するよ!」
「うん!よし!合格するぞーー!!!!!」
「オー!」
そこから、勉強も筋トレも増やして頑張った。
試験当日
「お、お、お、多いねねねねねねねね」
「葉隠さん大丈夫だから落ち着こう?」
沢山の人が「雄英」に集っていた。
「う、うん。筆記は大丈夫!後は.....」
「うん。後は実技だ......」
これから「雄英」の実技試験が行われる。すると、プロヒーローであるプレゼント・マイクが説明を行い途中で質問などあったが説明も終わり、実技試験が行われる会場に移動しようとしていた。
「試験会場は別々だね」
「そうだね....葉隠さん」
「うん!」
「「やってやろう!」」
実技試験会場に到着して、緑髪の男の子と眼鏡の子が揉めていたから仲裁をした。
「はいスタート!」
「ッ!」
少し反応に遅れてしまったがすぐに走りだした。後ろからプレゼント・マイクが生徒を焦らす声が聞こえたが目の前に集中しよう.....
「まずは.....1Pから.....何処だ!」
1Pのロボットに睨めをすると青い炎がロボットを覆い、炎が止むと プスッ と音をたて倒れた。
「....よし、次!」
『まだまだ鍛練が足らんな、あの機械が壊れるスピードを遅いな』
「ご、ごめん、帰ったらまた鍛練だね」
他の人から見ると一人言をぶつぶつ言っているようにみえるが気にしない!途中で潰れそうな人などがいたので救助したりした。
一方、先生側
「あの子....」
「どうした?イレイザー?ん?あぁ!俺の挨拶にノッテくれた生徒じゃん!えっと、4444番の藤丸立夏か.....スタートも他よりもすぐに動いたやつだ!今回は凄いやつが集まってるなぁ!」
「......はぁー、うるさいマイク....俺が気になったのは....あいつの個性だ」
「どうしたんだい?相澤君。」
プレゼント・マイクとイレイザー....相澤が立夏に注目していると、ヒーローの証でもあるオールマイトが寄って来た。
「オールマイト.....いえ、受験を受けている生徒に気になったのやつがいて....」
「ん?.......藤丸立夏君か......個性は.....『死』?」
「は?『死』ってあの天国に逝っちまう方の?うっそだろ?......いや、だって見てたがあいつ炎を出してたぜ?」
「.....わかっている.....炎を出すことも個性の一部だそうだ.....他にもデカイ剣や気配も消すことが出来るそうだ...」
「そんな子が.......他にもあるのかい?」
「えぇ.....多分、今年でヤバいやつですね」
「「ヤバい?」」
「.....あいつには別人格みたいなのがあるらしく......そいつになると姿も変わって......」
「変わって?」
「特定のやつを......どんな相手でも殺せてしまうそうです.....」
「「!?」」
「......俺の個性が効くか.....」
「ま、待ってくれ!相澤君!....どんな再生能力や不死みたいな能力でも.....殺れてしまうのかい?」
「..今は書いてあるだけですから......本人や実際のことを見てみないと......」
「........」
立夏の話題もあり、モニターを見ながらでも雰囲気が重くなったのは分かる。
戻って、立夏視点
「では!死ねい!」
片手でロボットを真っ二つにしていた。
「お、おいあいつヤバいぞ....」
「あぁ...」
他の生徒が自分を噂していた.....仕方ない、この口調はもう癖になってしまっているし......実際、ロボットであっても殺しているのと同等だし....
「おい!逃げろ!」
「あんなの....勝てるわけない....」
考え事をしていると、自分の周りの生徒が反対側の方向に逃げていた。.....見ると、他のロボットよりバカデカいロボットがこっちに来ていた.....だが、
「あー......ティアマトよりはマシだね....でも!注意は怠らない!」
皆が逃げている方向に反してロボットの方向に進み始めた。そして、その場で立夏は消えた。
「.......首を出せ!」
ザンッ!
いつの間にか、ロボットの背後に移動していた立夏は大剣を横になぎ払い、ロボットの首を落とした。
「.....よっ....と!」
ドンッ!
『終了!!!!!』
着地した同時に試験は終了した。立夏は自身の手を見て
「......まだまだ修業が足りないか....」
呟き、試験会場を後にした。.......途中で葉隠が全力でこっちに走って来て「置いて帰るなんて酷い!」と言われ、帰りにアイスを奢って許してもらった。
後日
『私が投影されたぁぁぁ!!!!!!』
自宅に雄英から合格通知が来た。結果は、「合格」だったが
『藤丸立夏君......君とは個性について少し話たいので登校日の5日前に雄英に来てくれないか?』
やはり だと思った。自分の個性が『死』だなんて.....やはり心配されてしまう。後から葉隠さんにも合格通知が届き、合格したことを知った。