Infinite possibility world ~ ver Servant of zero 旧版   作:花極四季

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第八話

刻一刻と迫る決闘までの瞬間を、ヴェストリの広場でただ静かに待つ。

冷静に考えずとも、自分はなんてことをしてしまったのかと後悔で思考が一杯になっていた。

掌と額に脂汗が浮かぶ。

今すぐにでも逃げてしまいたい。

しかし、逃げたところで意味はない。

学院内にいる限り、彼から逃れることはできない。

仮に彼に見逃されたとしても、周囲の目は間違いなく冷ややかなものとなる。

自ら決闘を申し込み、その癖始まる前に尻尾を巻いて逃げた恥さらしのレッテルを一生背負っていかなくてはいけない。

そんなの、嫌だ。容認できる訳がない。

プライドで生きてきたメイジにとって、そんな汚名を着ることは何よりも許せない行為だった。

そう、例えそれが自分の命が天秤に掛かっていようとも。

 

「待たせたな」

 

そして、その時は訪れる。

 

「ようやく来たか。まちくたびれたよ」

 

精一杯の虚勢を張ることでしか、自分を鼓舞することができない。

周囲に見学人として集まっているメイジの中に、味方はいない。

誰もが僕の敗北を絶対のものとし、同情の視線を向けてくる。

 

「諸君、決闘だ!」

 

プレッシャーを吹き飛ばす溜め、張り裂けんほどの声でそう告げる。

 

「ギーシュが決闘するぞ! 相手はあのゼロのルイズが召還したエルフだ!」

 

「え、エルフ?でも耳が尖ってないわよ」

 

「あれはフェイス・チェンジでああしているだけらしい。なんでも学院長の計らいだとか」

 

周囲の喧噪がひどく煩わしい。

誰もがエルフに注目し、僕の存在など歯牙にも掛けていない。

注目度でも、価値でも、僕は底辺なんだと嫌でも思い知らされる。

 

「僕はメイジだからね。魔法を使わせてもらうよ」

 

エルフに魔法は無意味だ。

だがそれでも、僕にはこれしかない。

青銅のゴーレム、ワルキューレでやっていくしかない。

 

「なら俺は―――」

 

一呼吸置き、

 

「―――これでいかせてもらう」

 

拳を握り、胸元で構えた。

彼は腰に下げた剣ではなく、格闘で戦うと宣言したのだ。

 

「なっ―――」

 

舐められていると、誰もが思っただろう。

しかし、これは逆にチャンスなのでは?と思った。

たとえ彼が如何に強くても、拳ひとつで青銅のワルキューレを破壊する力を持ち合わせているかは怪しい。

情けない話だが、膠着状態に持ち込めれば、教師陣が介入し強制終了で終わるかも知れない。

それを狙わないと、僕に明日はない。

 

「ならば、僕も全力でいかせてもらう。君の勝利条件は、僕から杖を奪うことだ」

 

ワルキューレを同時に六体召還する。

最大七体までが僕の限界。最後の一体分は保険だ。

 

「行け!ワルキューレ!」

 

彼相手に愚直な攻撃は無意味。

出来るだけ連携を意識し、翻弄して時間を稼ぐ!

彼の周囲にワルキューレを展開させ、波状攻撃を仕掛ける。

 

「―――ふっ!」

 

短い呼吸と共に放たれる拳。

それは容易くワルキューレの身体を貫いた。

 

「―――は?」

 

それは、誰の声だっただろう。

見るまでもなく、誰もがその光景を信じられないものとして眺めているだろう。

青銅は、金属の中でとりわけ強度が高いわけではないが、それでもパンチ一発で貫けるほど柔くもない。

しかし彼は、なんてことはないと言わんばかりに、ただの一撃でワルキューレを破砕した。

 

「くっ、行け!」

 

それでもまだ冷静でいられたのは、エルフという存在が規格外だということを知っていたからだろう。

しかし、動揺していたことは否めない。

イメージとは異なる動きでワルキューレが動いていく。

彼を倒さないといけないという意識が先行し、ワルキューレが総じて突貫していく。

 

「グスタフ!」

 

何か叫んだと思いきや、前方のワルキューレ二体が物凄い速度で吹っ飛び僕の横を素通りしていく。

観客もギリギリ避けたのか、グロテスクな結果は起こらなかったようだ。

その代わり、学院の壁を凹ませ、ワルキューレは粉々になった。

何をしたのかは分からない。

しかしあのタイミングでの抜刀は彼といえど不可能。

彼は文字通り腕っ節であの惨状を引き起こしたのだ。

こちらが怯んでいる間にも、彼の反撃は続く。

時には目に見えない速さで腕を交互に突き出し胴体を凹ませ、時には信じられない高さまで跳躍し落ちる勢いでまとめて破壊したりと、まさに悪夢だった。

そんな非現実的な光景を前に、僕は笑うことしかできなかった。

だからこそ、知らずの内に杖を奪われていたことを誰が責められよう。

 

「――――――あ、」

 

「勝負ありだな」

 

保険に取っていたワルキューレを出したとして、彼には指一本振れることは不可能だった。

完敗だった。

遺恨も残さない、圧倒的力での制圧。

しかし無意味な暴力を働くことはしない。

彼はなんて騎士道精神に沿った方なんだろうか。

 

「この勝負、彼の勝ちだ!彼に対し惜しみない拍手を!」

 

手を空に仰ぎ、彼の勝利宣言をする。

僕の敗北宣言から、初めはまばらに、しかし徐々に喝采となっていく拍手。

彼の実力に対し、恐怖という感情を突き抜け、敬意にまで至らせたのだ。

誰もが彼の強さを称え、認めた瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

時は決闘開始より前に遡る。

私達はヴェストリの広場に向かうヴァルディの背を見送る。

それに続こうと足を動かそうと思ったとき、隣にいたメイドが私に話しかけてくる。

 

「どうして、助けてくれたんですか?」

 

その言葉にドキリとしてしまう。

そう、確かに私は彼女を助けようとあの場に介入した。

しかし悲しいかな。普段から素直になれない性格の私は、見当違いの回答をする。

 

「それはさっきも言った通り、アイツが気にくわなかっただけで―――」

 

「本当ですか?」

 

「ほ、本当よ」

 

「本当に本当ですか?」

 

ずい、と顔を近づけてくるメイド。

なんでコイツはこんなに貴族に対して強く出られるんだろう。

ああ、そういうことか。

エルフであるヴァルディとの出会いが、彼女に勇気を与えたんだ。

彼がアルヴィーズの食堂に入ってきた際も、メイドは恐怖ではなく歓喜していたことから、恐らくは良好な関係を築くことが出来たんだろう。

………そう考えると、ムカムカしてきた。

悔しいが、まだ私とヴァルディは出会って間もない。

主と使い魔という関係は形式上では成り立っているが、そもそもそんな資格がないことは重々承知している。

エルフと魔法の使えないメイジ。本人は反射の魔法を使えないとは言っているが、それでもタバサを圧倒したという本人からのお墨付きを持つ実力者であることに代わりはない。

釣り合いが取れているだなんて、微塵も思ってはない。

だからこそ―――せめて心だけでも貴族らしくありたいと思った。

魔法は一朝一夕でどうにかならないのは、どうしようもない。

なら、今から出来ることを精一杯やっていこうと誓ったのだ。

それが、一連の流れの始まり。

だけど、そんなことを本人に言えるはずもなく。

 

「本当に本当よ!しつこいわねぇ!」

 

つい怒鳴り散らしてしまった。

だけどメイドは、ニコニコとした笑顔を崩さなかった。

 

「ほら、行きましょうミス・ヴァリエール。彼の勇姿を拝みに」

 

メイドはヴァルディの敗北を微塵も想像していないのだろう。

私だってそうだ。そうでなければ、貴族と使い魔間の決闘は禁止されていないとはいえ、間違いなく止めていた。

ギーシュには悪いが、いい薬だ。

恐らく彼ならば必要以上にいたぶりはしないだろう。

根拠も何もないけど、そう信じられる何かが彼にはあった。

 

ヴェストリの広場へと進むに連れて、人だかりが出来ていく。

誰もが二人の決闘を見ようと躍起になっているのは明白。

人混みを必至に掻き分け、ようやく最前列に出た私達は戦慄した。

 

それは、世にも信じがたい光景だった。

右腕を振りかぶり、二体の人型サイズのゴーレムをまるで紙くず同然に吹き飛ばしているヴァルディの姿がそこにはあった。

 

「凄い………」

 

息を吐くように漏れた言葉は、恍惚としたものだった。

ドットとはいえ、メイジ相手に素手で圧倒している。

それは私達メイジの常識を打ち破る行為でもあった。

己の肉体のみで障害を蹂躙する様は、畏怖を抱くよりも尊敬の念を抱く魅力を持っていた。

事実、周囲の見学人達もまた、劇の一幕を見ているように食い入っている。

哀れギーシュ。彼の存在は最早ヴァルディを引き立たせる為の道化でしかなかった。

常人には見切れない速度からの格闘攻撃の応酬により、それは瞬く間に終わりを告げた。

その後、ヴァルディは呆けたギーシュの杖を優しく奪い取り、勝ちを宣言する。

気が付いたギーシュが自らの敗北を宣言すると、現実に戻ってきた観客達がヴァルディに対しエールを送った。

 

「これが、ヴァルディさんの実力―――」

 

「違う。彼の実力はこんなものではない」

 

いつの間にか隣にいたタバサが、メイドの発言を遺憾だと言わんばかりに反論する。

 

「彼は武器すら使っていないにも関わらず、あれ程の戦闘を繰り広げた。だけど、彼は腰に下げた剣を使っていない。でも、私は見た。彼の剣技を。あれは先の格闘能力と遜色ない―――いや、それ以上にさえ感じた」

 

いつもに比べて圧倒的なまでに饒舌なタバサ。

視界に入った彼の腰元に下がった一本の剣が、鈍く光る。

そうだ。忘れてはいけない。彼の本領は剣であり、決して拳による格闘戦ではない筈。格闘戦が最も秀でているのなら、それ以下の戦力である武器を持ち歩いている意味がないからだ。

そう考えると、この中でタバサだけが唯一ヴァルディの剣技を目の当たりにしているんだという事実を突きつけられた気分で、再びムカムカしてしまう。

そして、変わらずの無表情で私の下へゆっくりとした足取りで向かってくるヴァルディを迎える。

どうやって迎えて良いか悩んだ私は―――取り敢えず、微笑んでおいた。

 

 

 

 

 

ふーい、すっきり。

ギーシュの召還したワルキューレとやらをサンドバッグにし、杖を奪って戦闘終了。

取り敢えず、武器以外でもスキルイメージアウトが出来るかの実験をしてみたけど、ものの見事に成功したね。

あと普通に鉄っぽい素材相手にパンチが突き抜けたのはビビッた。他にも殴った感触もあんまり痛くなかったことにも。

まぁ、殴って痛いなんて戦闘の幅を縮めるだけだし、そこら辺は上手く調整してるんだろう。

今回試した技は、グスタフバ○ター、フラッ○ュチャリオット、エリ○ル・レイド。

うーん、基本的に某会社のネタばかりだなぁ。一応今日は別会社の奴も入れたけど、比率としては圧倒的にね。

あと周囲の目もあり、見た目エフェクトが地味なのをチョイスした結果もあるかな。

ヤバいので言ったら金○神掌とか三○旋とかあるし、あれぐらい地味地味。

 

振り返ると、ルイズさんとメイドの子とタバサを発見する。

そういえば、これでクエスト達成なんだっけか。

初期の報酬なんてしょっぱいものと相場が決まってるけど、どうやって受け取るんだろう。

まぁ、今回はルイズさんのクエストだから僕には関係ないけど。

無償の手伝いもオンゲーならではだよね。

 

「ヴァルディ、貴方あんなに強かったのね」

 

「別にたいしたことはしていない。あれぐらい、やろうと思えば誰にだってできる」

 

スキルイメージアウトはみんなのものだしね。

被ダメを増やすにはレベルを上げるしかないんだけど、見た目だけなら誰だって真似できるし。

そういえば、今の僕のレベルってなんぼなんだろうね。

ウィンドウを開けないというバグ?のせいでステも確認できないし、色々不便だなぁ。

そういう不便さも含めて、リアリティがあって楽しいんだけどさ。

 

「それはないわよ………。とにかく、もう戻るわよ。いつまでもここにいたら目立っちゃってしょうがないわ」

 

振り向くと、誰しもがこちらに視線を向けている。なんで?

 

「了解した」

 

ルイズさんの使い魔という設定がある以上、可能な限りは彼女の指示に従う。それこそロールプレイの神髄。

単純な効率プレイでは味わえない楽しみ方が、ここにある。

 

「あのっ、ヴァルディさん!」

 

お、可愛いメイドさんじゃないか。

 

「メイドの君か」

 

「―――すいません、私の名前はシエスタと言います。この度は助けてくれてありがとうございます」

 

「助ける?」

 

ああ、そういえば彼女が危ないってところに介入したんだっけ。

NPCという立場とはいえ、リアルな反応をするシステムを使っているんだから、これぐらい普通だよね。

 

「気にする必要はない。俺はただ、少年の身に余る行動を諫めたかったのと、主が困っている様子だったから干渉しただけだ」

 

「それでも、です。………あの、もしよろしければ何かお礼がしたいのですが」

 

お、これはクエスト報酬フラグ?

しかしこの言い回しだと、自分でお礼の中身を選べるのかな。

とはいっても、事前知識など毛ほどもない+序盤ということもあり、いいものは期待できそうにない。ならば―――

 

「礼、か。それならば中身は君の自由にするといい。私は君がくれたものなら喜んで受け取ろう」

 

ザ・丸投げ戦法発動。

わからないなら、システムに決めさせればいいじゃない!

 

「―――わかりました。いつになるかわかりませんが、お礼の品を用意させていただきます」

 

「期待している」

 

まぁ、考える時間は必要だわな。

見た目メイドなNPCがいきなり大剣をプレゼントとか、ぶっちゃけこの手のゲームだと違和感しか感じない。

よし、自分の用は済んだ。ルイズさんはどうなったかな?

………なんか、僕を睨んでらっしゃる。ほわい?

 

「どうした、主」

 

「何でもないわよ!ほら、帰るわよ!」

 

そう言って僕の手を引くルイズさん。

もしかして、手間かけ過ぎて待ちくたびれてたのかも。

うう、ごめんなさい。

 

 

 

 

 

事の始まりは、ミスタ・コルベールの慌ただしい入室からだった。

彼はヴァルディ殿に刻まれたルーンが珍しいと言い、独自に調べさせていた。

その件で話があると、蔵書とスケッチした絵を見せてくる。

結論から言おう。彼に刻まれたルーン。それは伝説の使い魔に刻まれたとされるルーン。

神の盾・ガンダールヴ―――個で千の兵とも渡り合う力を持つ、虚無を護る盾としての力が彼には備わっていたのだ。

信じられない、と誰しもが思うだろう。

エルフである彼自身のみを対象とする場合なら、なんとなく納得はできるだろう。

だが、召還主であるミス・ヴァリエールは魔法行使に関して、無能の烙印を押された少女。

その矛盾が、確信に至るのを躊躇わせた。

 

―――そこで幸か不幸か、問題が発生する。

ミス・ロングビルがヴェストリの広場で決闘騒ぎがあることを知らせてきたのだ。

しかも相手はグラモンのドラ息子とヴァルディ殿だという。

眠りの鐘の使用許可を求められたが、適当な理由を言って緊急事態に発展する直前まで保留という形に収めた。

エルフと生徒の決闘―――普通ならば速攻で止めさせるべき暴挙だ。

しかし、眠りの鐘を使用することで彼の逆鱗に振れることは、もっと避けたかったのだ。

それに………彼のガンダールヴとしての実力の一端を知りたかったという好奇心もあった。

教師としては最低極まりない行為だと理解はしている。

だが、どうせ決闘を申し込んだのはあの莫迦息子の方からだろう。

そもそも、エルフの習慣に決闘なんてものがあるとは思えんし、普段から素行がよろしくないグラモンの息子が原因だと考えるのが自然だ。

それならば、下手に干渉するよりも遺恨無く終わらせた方が周囲に被害が拡がる可能性も少なく、安全だと考えた。

最悪の事態の場合、彼の存在が公になることは避けられない。それならば被害が最小だろうと最大だろうと大して違いはない。

教師として、被害を最小限に抑えることも義務なのだ。

なればこそ、何を切り捨てるのが最善か。そんなもの、語るまでもない。

とはいえ―――だ。

儂は言うほど深刻に構えていなかったりする。

それは、ヴァルディ殿が相手だという点。

会って間もないどころか、数回会話を交わしただけの関係。

だがしかし、彼は悪意を持たない善良な存在だということは、はっきりと理解していた。

決して自惚れや願望ではない。

そうでなければ、大人しくミス・ヴァリエールの使い魔になることは容認せず、今の今まで問題を起こさなかった理由が掴めないからだ。

 

ともあれ、遠見の鏡で経過を観察する。

開始から決着までの過程。それはげに恐ろしいものだった。

彼は素手で勝負を挑み、ドットとはいえメイジに勝利した。

それだけ聞いてもとんでもないことなのに、彼はオーク鬼でも不可能ではと思える威力とグリフォンも顔負けな瞬発力で、ゴーレムを一切の容赦なく粉砕してのけた。

しかも、彼の一撃一撃には何やらよくわからない力が込められており、それがただの格闘の範疇に収まるものではないことは誰しもが想像できた。

最初はあれも先住魔法のひとつか?とも考えた。

だが、争いを好まないとされるエルフが、あんな暴力的な力を持っているものだろうか?

こちらの見識が間違っている可能性も否定はできない。

原理は不明。威力も異常。

あまりにも常識外れな光景を前に、ただただ思考を止めて見守ることしかできなかった。

 

思考に耽っている間に、すべては終わっていた。

グラモンの息子の杖を抜き取り、誰一人傷を負わせることなく勝利を収めた。

見学人の拍手喝采がやかましい。

コルベールは間違いなく彼はガンダールヴだと鼻息荒く答えている。

儂もその言葉には異論はない。事実、格闘攻撃であるにも関わらず、彼のルーンは目映さを取り戻していたのだから。

だが、思う。

本当に彼の身体能力はガンダールヴありきのものなのだろうか。

自らの拳すら武器と認識する彼は、最早一切の隙を持たない。

失礼を承知で言うが、まさしく化け物と呼ぶに相応しかった。

コルベールが王室に報告しようと莫迦な提案をしてきたので、どうにか諫める。

彼という存在を、国が保有してはならない。それがたとえ、自国トリステインであろうとも。

彼ひとりの存在が、戦渦の中心となるのは容易に想像がつく。

これ以上彼の存在が露呈しないよう、早急に手を打たなければならない。

本当、寿命が一気に縮まる毎日じゃわい。

 

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