シンフォギア Beyond The Horizon 作:アーヴァレスト
「三人が追い詰められてる?」
「あぁ、相手が相手でな」
映像が出される、そこには
「最悪のパターン再びというところかしら?」
別動隊扱いの3人がいるそうだが、その3人とも出会いは最悪だったらしい
それでも仲間として迎え入れるまでの中で、彼女たちの心を動かしていたのは、それを可能としたのは、響ちゃんの才能だろう
それは、前向きな自殺衝動と引き換えだとしても・・・
「分かった、出撃するわ」
「すまない、万全でないのは承知しているが・・・」
「それでも行かないよりはマシでしょう、どうにかしますよ」
シンフォギア・スペリオルを受け取り私は聖詠を唄う
「お、いいところに来たな」
「・・・?」
「コレを持っていけ、土産だ」
「コレはまた大きいのを・・・」
「今の君なら使えるだろう、試作品だが壊してくれて構わない」
それなら欠片も容赦なく酷使しようかな
「ありがとうございます」
「行ってこい!!」
言われずとも行きますよ!!
「さて、降下中だけどやってみるかな?」
もらっていたのはブルパップ式のアサルトライフル、SAR-21だった
しかもオプションフルセットの仕様である、銃器が好きな私だけどコレは相当のお金がかかったと思う
さらにもう一つある、こちらは狙撃銃、M82A2だ
対空兵器として使用するため、攻撃時に大きな仰角が取れるよう、ブルパップ式に変更されたM82だったりする。重量とバランスを支えやすいよう、被筒の前後に設置された2つのグリップを握り、レシーバー部分を肩に担ぐ形で構える。
制式採用されたものの、試験の結果メーカー側が期待したほどの評価を得られず、少数の生産に終わった商業的失敗作だ
「うおっ!?」
予想外の反動が来た、なんでだろうと排莢した薬莢をキャッチすると・・・
「なるほ・・・」
25x59Bmm NATO弾だった、反動も当然である、口径が違うのだから
というかこの弾薬、XM109ペイロード用じゃないか!!
「何者だ!!」
「乱入者だけど?」
「くっ・・・!!」
「あと、私の仲間をいたぶってくれたお礼をしないとね」
銃二つを背中に懸架して私は構える
「行くわよ」
その瞬間に変身解除、閃光で相手の目を眩ませながらソーコムピストルで肩を撃ち抜いた
「ぐっ・・・!!」
「えぇ・・・」
致命的な隙を作ると見せかけての攻撃に敵は対処できなかった
しかしダメージは軽微であることから、対策自体はしていたのだろう
「拘束セラミック装甲・・・!!」
「正解よ・・・」
道理でダメージが軽微なわけだと感心しながら、私は告げた
「なんて高価な装甲を使ってるのよ・・・ブルジョアめ」
「そう言うあなたも高級な武器を持っているじゃない」
「さて、響達も撤退しているけど・・・」
その瞬間、敵が笑った
「一人で来たと思ったのかしら?」
「つっ・・・!!」
「あは!!表情変わったわね・・・!!」
こいつ・・・!!
「それじゃあ・・・くたばれ」
その瞬間、私は本気で相手を殴り飛ばしていた
ボディアーマーが大きく凹むほどの一撃で相手を気絶させて皆の所へ急ぐ
「くそっ!!何たる失態だ!!」
焦りが募る、だけど・・・
「ヤバイっ!!このままじゃ皆が的になる!!助けないと!!」
《ヤバイ・・・やばい・・・危機感?・・・皆・・・仲間?・・・人の集団・・・妥当な選択・・・助ける・・・戦闘?・・・仲間の命を存続させる戦闘・・・自分が痛みを感じないのに?ヒトの痛み、分からない・・・それがヒト!?》
ALICEが驚きの反応を示す、まだ人という存在を学習している状態の彼女には私の行動が分からないのだろう
「これが人よ、ALICE。人の感情なのよ」
《感情・・・理解不能・・・》
「理解できるまで学習しなさい」
そして合流と同時に相手を蹴り飛ばした
「がはっ!!」
「私の仲間に何してくれようとしてるのかしら?」
「くっ・・・なぜここまで短時間で・・・!!」
「私をなめるな」
蹴り飛ばして壁に叩きつけて首を絞める
「許さないわよ」
「貴女が、0号機の使用者ね?」
「だとしたら何?」
彼女は笑う
「逃げさせてもらうわ!!」
「させると思ってるのかしら?」
「いいえ、もう遅いわね」
次の瞬間、雷に襲われたかのように感電して私は倒れる
「何・・・が!?」
「秘密よ・・・それじゃあさようなら」
「待・・・て!!」
「待たないわ」
私が助けに来たのに、私が助けられる事態になる
これが初の黒星であり・・・私にとって屈辱の日になった
仕方がないさ、万全じゃないんだもの!!