シンフォギア Beyond The Horizon   作:アーヴァレスト

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友情を取るか復讐の鬼となるか


友情と復讐

「で、アレ以降、ALICE(アリス)との会話機能が追加されたと?」

「あぁ、開発した私でも想定外のイレギュラーだ」

 

あの雷撃により、ALICEの機能が一部破損した

だが、人間と同じような作りをしていた為に機能代償が発生、見事に復元していた

その際にデバイスとしての形状も変化、電子的な物になっていた

本人(?)曰く、最適化したモノだそうだ

 

「最適化でコレとはな・・・」

「驚きと同時に納得もできるな・・・」

 

携帯の中に入っちゃったのはいただけなかったが・・・

 

《・・・?》

 

SDキャラ化しているのも可愛いキャラである

モデルはどうやら私のようだが

 

「可愛いわね」

《・・・!!》

 

あ、画面外に引っ込んだ

 

「さて、それはさておき」

 

今日も戦闘だ、今回も同じ敵である

 

「行きましょう」

 

戦場は近い、そこには・・・やっぱりいた

 

「ちっ・・・もう来たのか!!」

「来るわよ、当然じゃない」

 

サーベルモードにした背面パーツで切り掛かるが躱される

すかさずライフルモードにして連射するもバックステップで避けられた

 

「はっ!!」

「舐めるなぁ!!」

 

気迫でフォニックゲインのバリアを張り、吹き飛ばした

 

「なっ・・・これは!?」

「くっ・・・」

 

コレで恐らく敵も私の正体に気づくだろう

 

「フィーネの転生体!?」

「だったものよ・・・」

 

そう言って三人を見る、3対3で押されている所を見ると相手の方が強いらしい

 

「私の友達を守るために・・・貴女達を倒すわ!!」

 

宣言と同時に空を飛び、狙い撃つ

そこにALICEの声が響いた

 

《友達は大事にするもの・・・傷つけられたら、相手に復讐しなければならない》

 

悩んでいるのだろうか?その声に私は沈黙で答える

それは自分で考える事だから

 

《私の身近な友達は?私を扱う人間・・・友達なら、守らなければならない。傷つけられたら、私は相手に復讐をしなければならない。友情という名の義務・・・でも、その為に他の人間を傷つけても良いの?》

 

確かにALICEの意見ももっともだ、理性のみで行動できないのが人間である

だからこそ・・・

 

「そう、そのために自身でも悪であると分かる行為をする矛盾した存在、それが人間という存在よ」

 

そして私は告げた

 

「凄い成長よ、ALICE・・・期待通りね!!」

 

戦闘用AIとして作られた彼女が、初めて見せた戸惑い

それは確実に彼女を人へと近づけている

 

「それが、貴様らの力だというのか!?素晴らしすぎるなッ!!」

《・・・賞賛・・・人間には解らない事が多すぎる。機械では論理に一貫性が無ければ、それは故障・・・そして異常・・・でも、戦争をする人間に論理の一貫性は見られない》

「えぇ、そうね!!」

《・・・戦争・・・人間・・・論理の否定・・・異常・・・私は戦争をする為に作られた・・・私は人間になる為の作られた・・・だとしたら、私も異常者にならなければいけないの!?》

「いいえ、違うわ」

 

それは違う、何故ならば・・・

 

「異常だと理解しているならば、貴女は貴女を貫きなさい!!」

《私は私・・・?》

「えぇ、そうよ・・・理解するまで思考を止めるな!!」

《・・・!!》

 

私はそれを異常だと気付けなかった、3人もそれは同じ

だからこそ必要とされるのは、それを異常だと理解している存在、ALICEはそれに合致する存在だ

その彼女はまだ幼い・・・ならばこそ成長と自立に導くのが私だろう

 

「砕けて、散り失せろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

同時に繰り出した攻撃で3人をまとめて吹き飛ばして撤退に追い込んだ

それと同時に降り立つ

 

「トーコちゃん・・・」

「すまねぇ・・・」

「面目ない」

「いいわよ、相手が強いならこちらはそれを超えていけばいいだけでしょう?」

 

敗北から学ぶ事もある、私はそう思う

今日の敗北をバネに、3人は今よりも強くなるはずだから




さぁ、そろそろ敵側のほうへ目を向けよう
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