シンフォギア Beyond The Horizon 作:アーヴァレスト
「え、敵の基地を強襲した!?」
「何やってんだアイツ!?」
「単独行動とは・・・」
ヴェノムスネークが単独で敵の基地を強襲したという連絡が、緊急回線からの連絡で判明した
しかもその場所は私にとって馴染み深い、ある場所
東京湾観音近くの空き倉庫街だった
「ビッグボスは今、とても危険な状況です。協力をお願いします」
「あぁ、分かったすぐに向かおう!!」
そしてすぐに向かう・・・その途中で
「ふう・・・やっと完成したぞ!!」
フィーネが私に出してくるのは、再改修した零号機だった
「出来たの?」
「あぁ、つい今しがたな!!試運転も何も出来ないのはすまないが、何とかしてくれ」
「ありがとう、これでまた戦えるわ・・・私の戦いを」
「あぁ、戦って勝ってこい・・・そして必ず帰還しろ」
そこに通信が入る、相手は・・・
「ヴェノムスネーク!!」
「おう、こっちに向かってくれてて何よりだ・・・とりあえず今のところは無力化に成功しているけどいつまで持つか分かんねぇから早く来てくれ」
「映像付きかよ・・・それでなんでこんなマネをしたんだ?」
クリスちゃんが聞くと、ヴェノムスネークは一拍開けてから話始めた
「元は俺の因縁だからな・・・それに君達を巻き込むのは気が引けた」
「全くだ・・・いい迷惑だぞ」
「すまんな・・・」
映像は動いていないものの、そこに映るのは二人の少女だった
敵として戦ってきた存在である
「銀色短髪の子、名前はカメリアという・・・彼女は北欧では珍しい蛸を食べる習慣を持つ小さな集落に生まれた。その習慣ゆえに悪魔の村と呼ばれて、ある時カルト集団の襲撃を受け壊滅した。その際、自身の命を助けてもらう代わりに両親を笑いながら自らの手で殺害することを強要され、その一件が心に深い傷を負わせた・・・世界を憎み始めたのはその頃からだ」
「過去まで調べていたんですか?」
「敵を知り、己を知れば百戦危うからずってね」
自虐するように笑いながら、ヴェノムスネークは続ける
「黒髪の少女の名はクレアという・・・内戦下で拘束されて、他の少女達と共に家畜のように扱われ、「残飯食いの
「私や、トーコに似ているのか?」
「あぁ、本質的にはそれで間違いはない」
「私はカメリアを相手するよ、皆はクレアを任せるね」
私はそう言って、零号機・・・アリスを強く抱きしめる
彼女がそれに反応する
《自分の命と相手の命を引き換えにするなんて、 全くの無意味・・・間違っている。それとも私が間違っている?全ての物事を常識で判断するのは罪なの?・・・否定ばかりするのも罪ではないの?》
「えぇ、無意味な事よ・・・罪でもあるわね」
《人間には無意味に意味があるの?・・・肯定と否定のバランスのせめぎあい・・・それが感情?・・・それが人間?》
そう、ALICEは今、真に人間を理解した
無意味に意味を見出し、否定と校庭のバランスがせめぎあいながら生き続ける、感情という大切なものを持つ人間という存在を
「そう・・・その通りよアリス・・・それが人間、それが私達なの」
《まだ、学習を続ける必要がありますね・・・》
「えぇ、学び続けるのが人間だから」
そして前進しようとしている・・・人が一度はあきらめてしまうことを
「悲しいね・・・」
「それでも、誰かが止めなくてはならない・・・それが私達なら・・・必ず止めてみせる」
そう、彼女達を止められるのは、恐らくこの場にいる私達だけ
「私もサポートするわ・・・黙って見ている事なんて出来ないもの」
「私もお手伝いするデース!!」
「私もする・・・」
「ありがとう・・・マリアさん達は響ちゃん達を援護して、私はひとりで行けるから」
改修した零号機には過剰とまでいえる武装が搭載されている
代表的なものとして、ツインバスターライフルが一番だろう
フォニックゲインを銃本体に搭載されている高効率変換機で荷電粒子に形質転換を行い、その莫大な出力を収束圧縮して放つ武装であり、理論最高出力は、ルナアタック時の落下してくる月の欠片を最高出力3連射で破壊可能なほどだ
二番目に、リフレクターインコムがある、これはオールレンジ対応の攻撃補助装備で、反射フィールドを形成して自分が撃ち込んだ攻撃を反射して敵にあてる武装である。ただし、射出したインコムと母機、敵機の位置を把握するのみならず、ビーム反射が適正な角度となるよう同時計算する必要があり、搭載機のコンピューターに極めて高度な演算能力を要求するため、私とALICEの組み合わせで初めて有効活用できる装備だったりする。加えて、一射の偏向するだけで再チャージが必要になるけど、それは私の使い方だからこそ実現可能だからだ
「いこう、皆・・・あの人達の復讐を止めるために!!」
さぁ、いこう・・・これが最後の戦いになると信じて
え、あと数話で終わりってマジすか?
(マジです)