シンフォギア Beyond The Horizon   作:アーヴァレスト

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主人公が黒化


fortune

「あれ···?」

 

次に私が目覚めた時、廃墟の中だった

 

「ここは···」

 

薄暗い部屋の中を、電源スイッチまで移動して点灯した

 

「電源は生きてる···って、実験室?」

「あぁ、ここは私の実験室だ」

「フィーネ··でいいのよね?」

「あぁ、そうだが?」

 

ガラスに映る自分とは違う顔に、私は質問して、即座に回答が得られた

 

「お前の精神状態が不安定になられても困るのでな、意識のない時に少しだけ体を借りた」

「だからここに居るのね···って体を借りた?」

「あぁ、そうだが?」

 

そういう彼女に少し引っ掛かりを感じて、私は告げる

 

「なにか隠してない?」

「これから話す、心して聞け」

「えぇ、分かったわ」

 

そうして全てを聞き、私は思わず叫んだ

 

「あんた馬鹿ぁ!?常識的に発信機あるに決まってるでしょ!?」

「わ、私だってその位はわかる!!だが、あの時は···」

「だいたい服切らなくても少し脱げばわかるでしょうが!!」

「そ、そう言われても、あの時はそこまで頭が回らなかったんだ!!」

 

はぁ、と呆れながらも私は話す

 

「もういいわ、疲れた」

「済まない···」

「ここに来たからには、理由があるんでしょう?」

「あぁ、ここに私の開発した物が眠っている。それを取りに来た」

「なるほど、でそれはどこにあるの?」

 

長い、長い沈黙が始まる

 

「ねぇ、まさか···」

「わ、忘れてるわけ···」

「忘れてるから沈黙したんでしょうが」

「はい、置いた場所を忘れました」

 

はぁぁぁぁ、と今度はため息が長くなった

 

「コイツ使えねぇ···」

「それは酷くないか!?」

「事実でしょ、ポンコツ」

「・・・」

 

あ、拗ねたっぽい

 

「なになに?拗ねたの?拗ねちゃった?」

「うるさい、少しは静かにできないのか?」

「やっぱり拗ねたんだ、可愛いなぁ」

「うるさい」

 

拗ねたフィーネを身近に感じる、というか彼女は私の一部であり、私にもその感情があるということを示してくれてるのではないだろうか

 

「まぁいいわ、今回だけ許してあげる。でも次からはせめて説明を先にして、私が困るから」

「そうする···」

 

うむ、反省してくれたようで何より

 

「さて、探しますかね···目安とかない?朧気だけどここにしまったとかの」

「あぁ、おそらくの位置は覚えているのだが···」

 

案内された場所を探すが···無い

 

「ん···?」

 

そこをしばらく見ていると、変なことに気づいた

 

「フィーネ、間違いなくここにあったみたいよ」

「なに···?」

「誰かに持ち出されてるわね、少なくとも犯人は1人だというのは分かった」

「どういう意味だ?」

 

私は説明する、それは

 

「汚れ方よ、ここだけほかに比べて少ない。それはつまり、ここを誰かが片付けたという事、イコール?」

「明確な意図を持って侵入した者がいるという事か!!」

「えぇ、目的はここにあったもの。聞いてなかったけどここに置いてたのってなに?」

「シンフォギア···0号機」

シンフォギア?何それ?

 

「ノイズに対抗するべく開発したものだ、その試作機がここにあったのだが···盗まれていたとはな」

「一応聞くけど、性能は?」

「システムとしての完成を目的としていたから、現行型に比べると未成熟な面がある。それでも基本機能は現行型と同程度だ」

「単に負荷が大きいだけという事かしら?」

「常人なら秒殺してしまう負荷だがな」

 

何それ怖い、と思いながら私は質問する

 

「それを私に使えと?」

「まさか、回収したかっただけだ。アレは私のモノだからな」

「ふーん?」

「信じてないな?」

「一応信じてあげる、それでこれからどうしようか?」

 

すると、フィルタは意外な事を告げた

 

「予定を変更してシンフォギア装者達と会おう」

「OK、そうしましょう」

 

さぁ、楽しくなりそうだ




次話に続く!!
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