取り敢えず家?自宅?に帰ってきました。
「…ふぅ~疲れた」
帰るまでに偉く時間が掛かった。これは、仕方ないのか今日あったこと聞いたことからこの世界のことがわかった気がする。あくまで僕の中でだが……
時間は一時間前に遡ります。
幼女さんこと高町なのはちゃんのお父さん、高町士郎の処置を終え帰っている。
自宅は町の人通りの多い中にあるらしい、何故か記憶にある自宅にむかって歩くと日が暮れ暗くなった世界が外灯やビルの灯りで再び明るくなる。それと同時に人も増えていく。さっきまでなのはちゃんぐらいしか認識できていなかったが、嫌でも目に入る人々にどんどんとまだ夢かな?と思っていた感覚が現実へと強制的に認識を変えさせられた。
そんな中、ちらほらと見覚えのある人物がいることに気づいた。
金髪ギャル、メガネっ子にお嬢様風の三人組の高校生、
緑の髪の幼女と手をつないで歩く親子、全然似ていない三つ子。
思わずキョロキョロと周りを見渡していた。すると見覚えのある三組の中の女子高生組の金髪ギャルがこちらに足を向けて近づいてきた。
「あのぉ~どうかしましたか?」
「エッ?…ああ、いえちょっと迷子になってしまって…」
金髪ギャルの接近にキョロキョロしていた僕はいきなり現れたその女子高生に焦りながら嘘ではない嘘をついた。
見た目はギャルそのものでちょっと苦手だが根がいいのだろう。わざわざ親切心でたずねてくれたのだろう。金髪ギャルは続けて聞いてくれた。
「どこにいくんですか?この辺ならアタシわかりますよ」
ここまで言われて断る訳にもいかないので一応自宅?の場所を聞いてみた。
「○○○ビルなんですけど」
すると、ササッと道順を教えてくれた。近道まで…ありがとうと言うと金髪ギャルは笑顔で友達のところに帰っていった。
残りの二人が何か金髪ギャルにいっていたが、僕には聞こえなかった。
ギャル子ちゃんに教えてもらった道を歩いていく。近道を使って行ってみた。近道は路地裏やビルの隙間を行く道で薄暗く人はいなかった。 ビルの隙間を通り、右の路地裏に入ろうとした瞬間道の真ん中に誰かいた。
嫌な予感がし、咄嗟に隠れた。
クチュクチュと、咀嚼音がする。何かを這いつくばって食べている。目を凝らして見る。段々とハッキリしてくる物体の輪郭…それは人だった。
恐怖に歪んだ顔した人の腹部辺りをかぶりつくのも人。人が人を食べている。そんな光景と初めてみた無残な死体に徐々に息が粗くなっていく。
その時、向かい側の路地裏出口からフードを被った男が現れた。
「フゥーフゥー…」
何か興奮しているようだ。そして何かに救いを求めて縋っている…そんな必死さを男から感じた。
しかし、僕がみた状況、現在進行形を観て、ガクッと膝を落とした。
危険な状況だ。相手はイカれた人食い殺人鬼、男が危ない。助けに姿を現そうとしたとき、人食い殺人鬼が先に行動を起こした。
「……いるか?」
そんな普通なら突拍子のない言葉にフードの男は顔を上げた。その顔は全力で快楽に抗いながら苦しみ悲しんでいた。しかし、僕は誰かに助けを求めている顔にもみえた。
そしてその瞳は片方が暗闇に染まり、紅く爛々と輝いていた。
人物だけでて設定が抜けてたりします。
例えばイマジンブレイカーのない上条当麻とか……
世界が広がりすぎるため、この世界ではなかったりします。
高町士郎の処置は次回わかります。
人物については主人公に関わった人から名前が明かされるようになります。