戦国と傾鬼者   作:おくた

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光秀ファンにはたまらんかい


No.16 左近帰還

木にもたれ下を向いている左近に光秀が駆け寄る

 

光秀「左近先輩!」

 

光秀は至るところの刺し傷に絶句する。こんな状態でまだ生きていることが奇跡にいも思えたからである。しかし…瀕死の状態である。そのため、脈が弱まる

 

光秀「死にかかってるですか?!」

 

そして心臓がとまる

 

光秀「ど、どうすれば?」

 

光秀は思い出す。以前左近と同じく心臓が止まった人間に左近がしたこと

 

左近「気道を確保してから心臓を何度も圧迫する。この場合肋骨にひびがはいろうが構わない」

 

といって心肺蘇生法を行っていたことを思い出すが…

 

光秀「(その前に心の臓に空気を送るです!でもどうやって、た、た、たしか…ええと…)」

 

そして思い出すと目を潤ませて震える

 

光秀「せ、せ、接吻しなければ、ダメじゃかいですかあああっ!?でもこの前… [あくまで医療行為だから数には入れるなんて考えない方がいい] ていってやがりましたね」

 

が、涙顔で真っ赤になる

 

光秀「え、ええい!やってやる!やってやればいいんですよねっ?!でも…いつも…私たちのことを…今度は…!」

 

光秀は頬を赤らめながら大きくすいこみ左近の唇に自分の唇を押して当る

 

光秀「…ん…んぅ…んむ」

 

空気が漏れないように密着させ息を吹き込むが息は吹き返さず

2回目

光秀「…ま、まだダメですか? ま、また、やらないといけないのですか…?う、うう…」

 

左近吹き返さず

 

三回目

光秀「ええい…三回目までは!」

 

吹き返さず

 

4回目

光秀「うああああ~、四度目ですうう~!?も、もう光秀は、汚れてしまったですー!信奈さまの前に顔を出せないです~!」

 

 

5回連続行う

 

左近「う…」

 

左近は息を吹き返す

 

光秀「やりましたあああああ!」

 

左近「光…秀か……」

 

光秀「そうですよ!左近先輩!」

 

左近「は……ひでぇ…面だなぁ…はは…」

 

と無理やり笑い苦しさをまぎらわすが光秀は左近の額にてを当てる

 

光秀「すごい…ねつ……ひとまず」

 

光秀は左近に腕を肩に回し支え立ち上がる

 

左近「ぉぃ…ぃ…け」

 

光秀「?」

 

左近「おいて…いけ…」

 

光秀「!?」

 

左近「今なら信奈と合流できるはず…だ…行くんだ…君はいかないと…直に落ち武者狩りが来る」

 

光秀「ダメです!」

 

左近「この…わからずやが…俺の死時は今なんだよ!!」

 

光秀「わからずやは左近さんです!」

 

左近「…」

 

光秀「左近先輩は道三様と信奈様に言いやがりましたよね!自分の心に従え!て!私は左近さんを助けたいです。いや黙って!助けてられろです!」

 

左近「そうか…この先に…洞窟がある…そこへ…」

 

そうして洞窟へ

 

左近「薪を…寒いなこんなことなら上着盗っとけばよかった」

 

左近はポケットから、ライターをだし光秀にわたす

 

左近「…使い方は…わかってるよな…おれは…先に休ませて…もらうぜ……さみいな…」

 

そういって目をつむる

 

光秀「本当いつも光秀をからかいやがって……でも何度もみんな

左近先輩には助けられてるですね……」

 

光秀は武具と衣服をすべてぬぎすてる裸身になる。光秀はおもう剣鬼でありながら朝廷の仕官誘いをけってまで、なぜ…そしてあのとき(清水寺)でも…何かを言ってたやがりましたね考えるだけで謎が深まるばかりでも、生きてほしいと思う

 

光秀「一輝さん…一晩だけ、この十兵衛が一輝さんのお体を、暖めさせていただきます」

 

光秀は左近の衣服を、脱がすと裸身を正面からかたく抱きしめていた

 

光秀「(冷たい…そして無数の傷跡まだ癒えていない傷、そして無数の新しい傷、 こんな体で…一輝さん)」

 

そうして、熱を伝えるために左近の足に自分の足を絡ませ背中をさする

 

左近「…師匠…」

 

光秀「?夢?」

 

左近「ここは…どこだ…師匠…」

 

前には嶋左近がたっていた

 

※島 左近は嶋という説もあるここでは区別するため

島→一輝 嶋→本人とします

 

左近「師匠!自斎さん!順昭様!慎太郎!半平太!象山のおやっさん!」

 

嶋「…」

 

嶋はそうして背を向ける歩きだす

 

左近「おい!」

 

そうして、次々左近に背を向けていく左近ははしるが思うように走れないそして届かない

 

左近「待ってくれ!いくなーーー!」

 

そうして叫ぶも振り向かずたち止まらず

 

左近「く…お願いだ…いかないでくれ…」

 

左近は手を伸ばす

 

光秀「!」

 

左近「いかないで…くれ… 俺を…置いて逝かないでくれ…また…俺を一人に…しないでくれ…」

 

光秀は左近の寝言から、顔をみると涙が左近の頬をつたっている

 

光秀「誰も一輝を置いては死にませんよ…」

 

そうして左近が上に伸ばす手をにぎるその声は夢の中の左近に届く

 

左近「何だ…この声は…そうか…忘れてた…あぁ…そうだ…こんなところで…立ち止まってる場合じゃない…戻らないと…」

 

左近は後ろをみると仲間たちがこちらをみる

 

左近「…行ってくるよ…」

 

全員は頷くそれを見て前をむくと

 

嶋「行ってこい…お前にしかできないことをしに…」

 

そういって背中を押す

 

左近「!!!!あぁ…!もう…迷わない!俺は俺にしかできないなすべきことをしてくる!」

 

そういって走り出す…

 

光秀「…」

 

光秀は眠ってしまう

 

左近「…あ…そうか…おれ…あれなんか いろいろ生々しい感触が…」

 

左近には自分を温めてくれた光秀をみるが裸であったため…

 

・ ・ ・

 

左近「ok冷静になれこれは死んでるか?…脈よし痛みはあるか…」

 

とつねる

 

左近「痛い…このことから…ここは現実俺生きてる」

 

左近は自分の体を確認する

 

光秀「一輝さん意識が戻ったですね…」

 

左近「あぁ…それよりも…」

 

光秀「?」

 

左近は直で光秀の裸体を目の当たりにする

 

左近「…ごちそうさまでした」

 

光秀「! あ、これは!て見るなですうー!」

 

左近「ありがとな」

 

光秀「?」

 

左近「呼び戻してくれて」

 

光秀は、左近を抱き締める

 

左近「?」

 

光秀「…しばらくこうしておいてやるです」

 

左近「あぁ ありがとな…助かったよ…光秀…」

 

その頃

 

良晴「左近さん…」

 

信奈「左近」

 

その時良晴のもつ無線機がなる

 

良晴がとると

 

左近「ボス!無事か!?」

 

良晴「左近さん?左近さん!」

 

信奈は良晴から無線機を奪い取る

 

信奈「左近!無事なの?!」

 

左近「あぁ…光秀もだ」

 

信奈「そ…よかった…」

 

左近「状況を教えろ…」

 

信奈「いま比叡山よ」

 

左近「…まずい…さっさと撤退しろ!」

 

信奈「は?」

 

左近「奴らはおまえに濡れ衣を着せるつもりだ」

 

信奈「濡れ衣?」

 

左近「民意を下げるために…」

 

信奈「そんな…」

 

左近「きけ!比叡山の書状を送るんだ。関白たちは決裂した最終手段として比叡山を焼こうとしている。そして、そいつが比叡山の僧の中に火を放とうとする裏切り者がいるという内容で送るんだ…」

 

信奈「…それじゃあ…」

 

左近「今回疑心暗鬼にさせるんだ…妨害による時間稼ぎだ」

 

そして通信をきる

 

光秀「…一輝さん…」

 

左近「…いくぞ…俺たちにしかできないことをしに…(…いろんなもんが焼き付いてる…まともに顔が見れねぇ…)」

 

といって、洞窟を出るが街道は朝倉の兵により封鎖されており

道には落武者狩り

 

左近「面倒だな…光秀…刀は?」

 

光秀「それが…」

 

左近「落としたんだな…さてまずは馬をいただこうか」

 

そうして馬にのっている朝倉の兵と左近は対峙する

 

朝倉の兵「島 左近!」

 

といって左近を馬上から突くが左近は居合から抜刀しすれ違う刹那!次の瞬間納刀される。すれ違った武士は息絶え落馬する

 

左近「よし…痛みがないように即死させてやった、悪く思うなよ、」

 

左近は抜刀し刀を見ると折れていた

 

光秀「…一輝さん…刀が」

 

左近「…1万相手にしたあとからガタはきていたありがとう…師匠導いてくれて…いくぞ…」

 

と二人は馬にまたがる

 

左近「しっかり掴まれ!」

 

光秀はしがみつく光秀はふと後ろをみると朝倉の追っ手がきていた

 

左近「お友だちがきたか…」

 

光秀「どうするですか?」

 

左近「こうするんだよ!」

 

と崖に向かい馬を走らせる

 

光秀「そっちは!」

 

左近「舌噛まねぇようにしろよ…ひゃっはあああーー!」

 

光秀「いやああああああ!!やっぱりめちゃくちゃですぅ!!」

 

そうして馬で崖を駆けおり信奈の本陣へ

 

良晴「左近さん生きて…」

 

左近「話すのはあとだ」

 

?「一刀斎!」

 

左近「?…一色さん!?」

 

※一色 藤長 元足利 義輝の重臣

 

一色「将軍から…刀を預かって参りました」

 

そうして背負っていた葛籠から八振りの刀をだす

 

光秀「これ…全部名刀です!」

 

と驚く左近は八本をみると

 

左近「この二振りをもらう あと六振りは貴方が守って下さい

約束しましょう義輝様は必ず見つける…」

 

一色はその場でひれ伏す

 

一色「かたじけない!」

 

左近「光秀さきに信奈のとこへいっといてくれ」

 

そうして藤長に紹介状を書きわたす

そして信奈のもとへすると正覚院豪盛が降伏勧告にきていた

 

「天台座主さまより叡山を任されたこの正覚院豪盛がきさまら姫武将どもに降伏を勧める使者として参った」

 

酒臭い弁慶の、ごとき僧兵ときた

 

信奈「(あいつが、夜討ちに来ては勝家に蹴散らされてその度に叡山に逃げ込んでいる)」

 

長秀「女人禁制を盾にとって平気でいる粗野で卑怯な男です。零点です」

 

光秀「(いったい女の子をなんだと思ってるですか許せませんです。)」

豪盛「なんたる乱世、なんたる末法の世、不浄な小娘どもが武具を取って大の男を相手に戦をしているとは…なんと嘆かわしい」

 

憎まれ口を叩きに来る

 

犬千代「お茶とういろうを…」

 

といってお盆をだす、

 

豪盛「不浄じゃ」

 

そうして蹴り飛ばす

 

左近「そうか…なら!こいつをくれてやる!」

 

そういって豪盛の顔面を殴りとばすと間髪いれずに鳩尾を蹴り上げるしてむらなぐらをつかみ持ち上げる

 

左近「おまえこいつらを不浄つったよな?おまえと釈迦は何から生まれた?いってみろよ!」

 

豪盛はなにも言えない人間は女性から生まれる左近はそんな当然なことを忘れてこれ見よがしに憎まれ口を叩き信奈たちそして、自身を助けてくれた恩人の光秀を侮辱した豪盛に怒り浸透である

 

左近「ほら…言えよ. 言ってみろよ!このクソ野郎!」

 

と再び殴るそして倒れる豪盛の腹を蹴り飛ばすと馬乗りになるとそのまま殴り続ける。

 

左近「お前は俺の大事奴らを侮辱しやがってこのクソ野郎!」

 

そして胸ぐらをつみ持ち上げると再び殴り飛ばす

 

左近「今から比叡山行ってくる…いいな?」

 

信奈「え、えぇ…頼むわよ左近」

 

左近「あぁ!(ぜってー傷口開いたイテー)」

 

ボコボコ豪盛の服のうなじ部分をもち引きずっていく比叡山へそして天台宗主座の覚恕のもとへ

 

豪盛「…覚恕…様」

 

覚恕「豪盛!」

 

覚恕は左近の顔をみて一瞬でそいつが誰かを悟る

 

左近「よう覚恕さんよ」

 

左近はことのいきさつを話す覚恕は頭を下げる

 

覚恕「この度私の弟子が…失礼なことをしました申し訳ない!」

 

左近「…頭を下げるな あんたらはここを守るために武装してるのだろ? しかし、ここ最近横暴を働く者が多すぎる!恐らく近々寺じたいに沙汰が下るから覚悟しておけそれだけをいいに来た」

 

そうして比叡山をおりる

 

信奈「どうだった」

 

左近「いまから義元と姫巫女とこいくぞ」

 

信奈「え?ちょっとどういうこと?」

 

左近「姫巫女は女の子だよな?なら…」

 

とニヤリと左近は笑う

 

信奈「なるほどね…」

 

向かう途中左近は、上の空

 

良晴「どうしたんだ?左近さん?」

 

左近「…光秀に返しきれねぇ借りつくっちまったんだよ」

 

良晴「?」

 

左近は光秀で横を行くと光秀は左近に気づき気まずそうに赤くして目をそらす

 

左近「ありがとな…君は命の恩人だ…あと…君はひとりじゃないからな…それだけは忘れないでください」

 

左近は真剣な眼差しでいう

 

光秀「わかってますよ」

 

左近「そうか なら…もしやばくなったら絶対に言えよ。何度でも助けてやる…そうだろ?ボス」

 

良晴「おう!」

 

左近は目の包帯を外し捨てる

 

 

 

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