私の名はスライム。現代に召喚されました。   作:のろとり

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本当に申し訳ない。
投稿が遅れました。


帰りたい。

帰りたい。

もうここには来たくない。

例えご主人がなんと言おうが、この考えを変えようとは思わない。

これならリューに遊ばれる方が何倍もマシだ。

早くこんなところから脱出したい。

 

「くぅ~……」

 

千谷川(ちやが)さん、千谷川 咲希(さき)起きなさい!」

 

この学校から脱出したい。

それと今知ったが、ご主人の名前は『千谷川 咲希(ちやが さき)』だそう。

そして前はご主人のことを学生だと思っていたが、実際は『じどう』と言うようだ。

何故だがある一定条件を達成すると、に呼び方が『じどう』『せいと』『がくせい』と変わるそう。

この世界は中々面倒だな。

 

 

 

 

 

何故こうなったかは、今から一時間程前の話。

 

「スライム君、一緒に学校行かない?」

 

「(嫌だ!)」

 

私は朝、ご主人……もとい、咲希に学校に行かないか誘われた。

しかし私はすぐに断った。なにされるか分からないからな。

私が全力で体を振ると咲希は分かったようで諦めてくれた。

何故かその時に『はんぷくよことび?』と言っていたが『はんぷくよことび』とはなんだろうか。はんぺんの仲間だろうか。

まぁそれは置いておくとして、そのまま咲希は学校へ向かったのだ。しかし……

 

「『強制転移』」

 

「(へ?)」

 

私は逃げようとしたが時既に遅し。

床に青白い魔方陣が私を囲むように円を描き始め、あっという間に完成して光り始めた。

そしてその光りが収まる頃には、そこには誰も居なくなっていた。

そうして私は咲希のカバン……いや、確か『らんどせる』と言ったか。

その中に入っていたのだ。

そんな事があり、現在。

咲希に枕として活用されている。

助けて、帰りたい。

 

 

 

 

 

「咲希、あんたのそれ……何?」

 

鐘の音だろうか。

それが鳴ると人間達は、席を立ちあがり各々の場所へ行った。

この部屋を出る者。話し始める者。本を読み始める者。

様々である。

そんな中、咲希に話しかける人が居た。この人間は誰だろうか。

 

「あっ、チーちゃん! これは私の枕だよ」

 

誰が枕だ、誰が。

でも誤魔化せればなんでもいいか。

バレたら一体、何をされるのか……

 

「私にも貸してくれるかしら?」

 

この人間なら大丈夫だろう。

なんだって、咲希の友達だからな。

 

「ハァ……ハァ……」

 

なんだかこの人間は息が上がってるが大丈夫だろう。

大丈夫……だよな。

なんか顔が赤いが大丈夫なのかよ!?

 

「おい、チーちゃん大丈夫かよ」

 

私達の会話を見ていたリューが、チーちゃんとやらを心配して近づいてくる。

そしてそのままおでこ同士をくっつける。

そうして何秒か立った後に、リューに慌て始まる。

 

「おいおい、熱あるじゃないか!」

 

よくよく見るとチーちゃんとやらは、足元がおぼつかないように見える。

顔が赤くて、ふらついている……これは熱だな。

リューの風邪が学校でうつったのか?

なお、後から聞いた話だがチーちゃんとやらも咲希と一緒にリューのお見舞いに来ていたそう。おそらくはその時だろうと、咲希が話していた。

 

「咲希、悪いがスラ……水枕借りるぞ」

 

「分かった!」

 

「(好きにしてくれ)」

 

本来なら断りたいが、咲希の友達だ。

それにここで咲希が了承してるのに、貸さないのも不自然だ。

ならここは普通に借りられる方が自然である。

それに咲希の恩返しも含もう。

リューは私を頭に乗せ、チーちゃんとやらの足と首を支える。俗に言う『お姫様だっこ』とやらだ。

 

「キャッア!?」

 

「(うおぉを!?)」

 

そうして早く帰りたい。




《注目してほしいところ》
スライムから咲希の呼び方

人間→主人→ご主人→咲希

もしもスライム君達が出掛けるとしたら何処が良いですか?

  • アニメイト
  • 誰かの家
  • 転校生が来てほしい
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