私の名はスライム。現代に召喚されました。   作:のろとり

14 / 19
私はあることを思い出した。

あ、転校生が来る展開は絶対だから、そこのアンケート取る必要無かったな。

……と。


あれは夢だった、いいね?

「ここは……?」

 

なんだかデジャヴを感じる。

チーちゃんはあの後私を見て悲鳴をあげた。

その瞬間に咲希に『時間停止』で私達以外の時を停めて、リューに首トンで気絶された。

つまりは私達以外には誰も悲鳴を聞いてないと言うことになる。

記憶も消すのかと思ったが、使えないようだ。使う気もないようだが。

 

「チーちゃん、どうしたの?」

 

「え? いや、あの……なんだったかしら」

 

私が動いたことを覚えてないようだ。

おそらくは気絶した衝撃で記憶が飛んでしまったのだろう。

そちらの方が都合が良いので構わないが。

それにチーちゃんが目を覚ます数分前に『時間停止』を解除したのだ。時間が殆どたってないので、さっきのは幻だと考えた方が自然だろう。

 

「早く帰ろうぜ」

 

「そうね。心配かけた……わ」

 

そうしてチーちゃんは自分の上に乗っている私を見る。

どうして体を起こした時に気づかなかったのだろうか。

 

「落ち着くのよ、あれは気のせいよ、気のせい。水枕が動くなんてことはありえないわ。あれは夢なのよ、何もなかったのよ」

 

「ち、チーちゃん?」

 

「いや、なんでもないわ」

 

怖いよ。

なんでもなくないと思う。

でも私のことを覚えてないなら別に良いか。またバレた時が大変だが。

やれやれ、同じようなことが起きなければ良いが。

 

「早く帰りましょ」

 

まぁ、その時はその時で頑張るしかないか。

 

 

 

 

 

「おはよう」

 

「チーちゃんおはよ~」

 

スライム君のことがチーちゃんにバレそうになった日から数日がたった。

チーちゃんはあの出来事を夢だと思ったようで、スライム君のことを見ても一瞬固まるだけで、それ以外は特に変わった様子は無い。

 

「ねぇ、咲希」

 

「どうしたの?」

 

「なんかリューの様子おかしくないかしら?」

 

そうえばなんか違和感を感じる。

何て言うかこう、ピリピリしてるような感覚がしてくるね。

この前の事件は金曜日にあったから、休みの時に何かあったのかな。

でも私も土曜日からなんだか違和感があるからなぁ。

なんだろ。人間じゃない誰か来たような……もしかしてスライムと似たような人が来たのかな?

 

「リューちゃん、どうしたの?」

 

「え? あ、あぁ。なんでもない」

 

絶対になんかあると思うんだけどねぇ。

そう考えながらも、リューちゃんは答えてくれずに先生が来てしまった。

『時間停止』を使ってリューちゃんに聞いた方が良かったかな。

 

「───ってことで、今日は転校生を紹介するぞ」

 

あ、話聞いてなかった。

まぁ先生の話は聞いてなくても大丈夫だよね……多分!

それはそうと転校生ね……リューちゃんがピリピリしてるのに関係あるのかな?

 

「みなさんこんにちは!」

 

教室に入ってきたのは女性だった。

オッドアイと呼ばれる目をしており、右目は水色。左目は赤色をしている。

腰辺りまで長い金色の髪をしており、アホ毛が一本立っている。

 

「『カーラ・アリサ』デス!」

 

『カーラ・アリサ』ちゃんが来たことにより、これからどんな物語が展開されるのか……私達はまだ知らない。




名前を凄く悩みました。

もしもスライム君達が出掛けるとしたら何処が良いですか?

  • アニメイト
  • 誰かの家
  • 転校生が来てほしい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。