あ、転校生が来る展開は絶対だから、そこのアンケート取る必要無かったな。
……と。
「ここは……?」
なんだかデジャヴを感じる。
チーちゃんはあの後私を見て悲鳴をあげた。
その瞬間に咲希に『時間停止』で私達以外の時を停めて、リューに首トンで気絶された。
つまりは私達以外には誰も悲鳴を聞いてないと言うことになる。
記憶も消すのかと思ったが、使えないようだ。使う気もないようだが。
「チーちゃん、どうしたの?」
「え? いや、あの……なんだったかしら」
私が動いたことを覚えてないようだ。
おそらくは気絶した衝撃で記憶が飛んでしまったのだろう。
そちらの方が都合が良いので構わないが。
それにチーちゃんが目を覚ます数分前に『時間停止』を解除したのだ。時間が殆どたってないので、さっきのは幻だと考えた方が自然だろう。
「早く帰ろうぜ」
「そうね。心配かけた……わ」
そうしてチーちゃんは自分の上に乗っている私を見る。
どうして体を起こした時に気づかなかったのだろうか。
「落ち着くのよ、あれは気のせいよ、気のせい。水枕が動くなんてことはありえないわ。あれは夢なのよ、何もなかったのよ」
「ち、チーちゃん?」
「いや、なんでもないわ」
怖いよ。
なんでもなくないと思う。
でも私のことを覚えてないなら別に良いか。またバレた時が大変だが。
やれやれ、同じようなことが起きなければ良いが。
「早く帰りましょ」
まぁ、その時はその時で頑張るしかないか。
「おはよう」
「チーちゃんおはよ~」
スライム君のことがチーちゃんにバレそうになった日から数日がたった。
チーちゃんはあの出来事を夢だと思ったようで、スライム君のことを見ても一瞬固まるだけで、それ以外は特に変わった様子は無い。
「ねぇ、咲希」
「どうしたの?」
「なんかリューの様子おかしくないかしら?」
そうえばなんか違和感を感じる。
何て言うかこう、ピリピリしてるような感覚がしてくるね。
この前の事件は金曜日にあったから、休みの時に何かあったのかな。
でも私も土曜日からなんだか違和感があるからなぁ。
なんだろ。人間じゃない誰か来たような……もしかしてスライムと似たような人が来たのかな?
「リューちゃん、どうしたの?」
「え? あ、あぁ。なんでもない」
絶対になんかあると思うんだけどねぇ。
そう考えながらも、リューちゃんは答えてくれずに先生が来てしまった。
『時間停止』を使ってリューちゃんに聞いた方が良かったかな。
「───ってことで、今日は転校生を紹介するぞ」
あ、話聞いてなかった。
まぁ先生の話は聞いてなくても大丈夫だよね……多分!
それはそうと転校生ね……リューちゃんがピリピリしてるのに関係あるのかな?
「みなさんこんにちは!」
教室に入ってきたのは女性だった。
オッドアイと呼ばれる目をしており、右目は水色。左目は赤色をしている。
腰辺りまで長い金色の髪をしており、アホ毛が一本立っている。
「『カーラ・アリサ』デス!」
『カーラ・アリサ』ちゃんが来たことにより、これからどんな物語が展開されるのか……私達はまだ知らない。
名前を凄く悩みました。
もしもスライム君達が出掛けるとしたら何処が良いですか?
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海
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山
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アニメイト
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誰かの家
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転校生が来てほしい