私の名はスライム。現代に召喚されました。   作:のろとり

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結構次回予告通りに作れた気がします。


強い奴より怖い奴。

「───ってことがあったんだよ」

 

「そりゃ笑えるな!」

 

ワタシ達はアリサちゃんの部屋に案内されて、お菓子を食べながらお喋りをしています。

最初は絵を描いてたけどリューちゃんが飽きちゃったので、何か話題が無いか話してると「では私の話をしマス!」と言ってアリサちゃんが転校してくる前の話を聞いていた。

だけど途中でお菓子が無くなっちゃって、アリサちゃんが取りに行ってるのでここに居るのは私達三人だけだね。

 

「じゃあ次は私の話を……!」

 

『咲希、聞こえるか』

 

リューちゃんが次の話をしようとしたとき、頭の中に声が聞こえた。

リューちゃん、どうしたの?

 

『時間停止を使ってくれ』

 

え?う、うん。

ワタシはリューの声を聞き、時間停止を使った。

時間停止でアリサちゃんの部屋に飾ってある時計や、チーちゃんが停止したのを確認して、話しかけてきた。

 

「リューちゃん、もしかして……」

 

「あぁ。私が警戒していた原因が来たようだ」

 

やっぱり。

でもリューちゃんが警戒してたのはアリサちゃんじゃないのかな?

 

「咲希、説明は後でする。そこのクローゼットを開けてくれ」

 

リューちゃんはそう言って私の後ろにあるクローゼットを指差す。

時間停止していても、物は触れるけど何かこのクローゼットにあるのかな?

 

「勢い良く開け、そして開けた瞬間に横に移動しろ」

 

何か……何かがこのクローゼットの中に居るのかな?

だけどそんな気配はしなかったし、物音一つすら無かったのに。

そう思いながらもワタシはリューちゃんを信じて、クローゼットの扉を開けた。

そして中には……

 

「無い、何も……無いだと!」

 

何も無かった。

正確には服とかの一般的に入れるものは入っているけど、不思議に思うような物は一つも無かった。

ワタシは何も無かった事を知り、気のせいかと安心しながらクローゼットの中を見た。

本当に不思議な物が無いね。

そう思った時だった。後ろから気配を感じたのは。

 

「いやはや、時間停止を使えるとは中々面白いですねぇ」

 

「「!?」」

 

それはリューちゃんも同じだったようで、ワタシと同じように後ろを振り向いてその気配から距離を取った。

その気配の正体は変な仮面を被っている大男だった。

そしてその大男の腕にはスライム君が捕まっていた。

 

「スライム君!」

 

「咲希、落ち着け」

 

ワタシは慌ててスライム君の元に行こうとしたけど、リューちゃんに止められた。

スライム君が、スライム君が!

 

「アイツは今、時間が停止している空間に居るんだ。おかしいと思わないか?」

 

た、確かに。

ワタシの『時間停止』は自分以外と指定した人物。または場所はそのまま時間の流れは停まらずにそのまま動く。

前のリューちゃんの事で知ったけど、ワタシより力が強い人には効果が無いことに。

そうなると、この人はワタシより強いってことになるのかな。

 

「誰だ、お前は?」

 

「僕ですかぁ? 僕は只の魔物ですよぉ」

 

「答える気は無いのか。なら元の世界に帰れ『暴火』」

 

リューちゃんは手のひらに野球ボール位の火の弾を出し、その弾の形を変えてビームのようにして大男に発射した。

そのビームは大男に当たると思ったけど、大男は自分自身の前に紅い魔方陣を出現させて、リューちゃんの攻撃はそこに吸い込まれるように消えていった。

その瞬間、魔方陣が回転を始めてリューちゃんが撃った魔法がそのまま魔方陣から出てきた。

咄嗟の事でリューちゃんは攻撃を受けたけど、すぐに立ちあがり「大丈夫」と答えた。

 

「リューちゃんの魔法が効いてないの!」

 

「今の……貴方は龍ですかぁ? おやおや、こんなところに居るなんて奇遇ですねぇ」

 

この人、かなり強い!

ワタシ達二人は目の前の大男を警戒しながら、次の手を考えていた。

そんなときだった、部屋の扉が開いたのは。

ドアがきしむ音が静かな部屋に響きドアを開けた人物が姿を現した。

 

「アー! どうしてリューを虐めてるんデスカ!」

 

「何か、勘違いしてませんかぁ?」

 

この部屋の主、アリサちゃんだった。

アリサちゃんはこのピリピリとした空気に気づいてないのか、気にしてないのか分からないけど、部屋に入ってきて大男の前に立った。

あ、危ない……!

そう思いワタシ達はアリサを後ろに下げようとしたけど……

 

「反省してないなら、今日のご飯は無しデスヨ!」

 

「え、あ、これはそのぉ……か、勘違いなんですよぉ勘違いぃ。なので許してくださいませ、お願い致しますアリサ様」

 

大男は態度が急変してスライムを脇に置いて、段々と足を曲げていった。

そして最終的には語尾も普通になって土下座をした。

え、え、え……え?

ワタシはリューちゃんと顔を合わせるけど、リューも訳が分からないと言った顔をしてる。

 

そうしてワタシは訳が分からぬまま土下座を見る。




【強い奴】
大男(ひょっとこ付けてるアイツ)

【怖い奴】
怒ったアリサ


私がシリアスを続けられる可能性は低いです。
何処かでネタを入れたり、ふざけたりしないといけない病気にかかってるので、こんな展開になりました。
そろそろ『ネタを挟まないと死んじゃう病』にかかりそうです。

もしもスライム君達が出掛けるとしたら何処が良いですか?

  • アニメイト
  • 誰かの家
  • 転校生が来てほしい
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