私の名はスライム。現代に召喚されました。   作:のろとり

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お久しぶりです、約4ヶ月ぶりですね。
展開が思い付かなかったので、放置してました。
ごめんなさい


グランテさんとアリサちゃん。

「……え?」

 

理解不能、理解不能。

時間停止している部屋の中、聞こえるのはアリサちゃんと説教と、大男の謝罪である。

なおチーちゃんは時間停止のため、動いていない。

えっと……それで、ワタシ達に敵意を向けていた大男がアリサちゃんに土下座してて、アリサちゃんは大男を叱っていて……え?

 

「これは一体、どういうことだ?」

 

リューちゃんも混乱しているようで、肩の力が抜けて口を開けていた。女の子がそんな顔してたら駄目でしょ!?

いや、リューちゃんは龍だから良いのかな……?

そう困惑してるワタシ達にようやく気付いたのか、アリサちゃんが説教を止めてこちらを見てくる。

 

「……あ、自己紹介がまだでしたネ。この人は『グランテ=マナフィード』居候デス!」

 

い、居候?

スライム君と同じようにこの世界に召喚されたのかな?でも、それならスライム君を持ってる理由が分からないし、リューと同等以上の生物を召喚するのは難しいはずなのに……

 

「じゃあ改めてぇ、自己紹介ですかねぇ。

 

僕は『グランテ』魔物であり、研究者でもありますぅ」

 

「「け、研究者?」」

 

研究者ってあれだよね、ガラスの瓶を横に振ってたり、謎のウイルスを開発してたり、巨大なロボットを開発してたりする人だよね。

……なんか、そういう感じがしないなぁ。変な仮面(ひょっとこ)被ってるし。

 

「そうですよぉ」

 

「……グランテ、一つ聞きたい。アリサと出会ったきっかけはなんだ」

 

グランテさんが研究者だと言う意外なことに驚いてると、リューちゃんがグランテさんに質問していた。

そうえば、リューちゃんはグランテさんに会う前は警戒してたからね。敵意がないかどうか知りたいのかな?

 

「分かったぁ、僕がこのアリサ様と一緒に居るのは―――」

 

 

 

 

 

あれは今から二週間ほど前でしたかねぇ。

僕は元の世界で何を研究しようか考えていたんですよぉ。

 

「ん~……次は何を研究しましょうかぁ、魔物の謎はまだまだ多いから後回しにしたいですがぁ……」

 

僕が今持ってるスライム君とかは、まだ謎が多いんですぉ。物を吸収出来たり、体の色を変化させたり出来るんですよねぇ。

……おっと、君達はもう知ってたんですねぇ。

それで何を研究しようか悩んでたら、あることを思い出したんですよぉ。

 

「そうえば、この前魔方陣の反応がありましたねぇ」

 

すぐに使われたのか、反応が消えちゃったけど異世界に続く魔方陣が草原にあるって分かったんですよぉ。

え、理由?ただ単に魔力の流れが不自然だったからねぇ。

大雑把に説明すると、この世界と元の世界の魔力の質が違うんですよねぇ。

魔力の質を分かりやすく説明すると、濃いか薄いかですねぇ。

例えば味噌汁ですね、味噌を入れる量によって味が変わるでしょうぅ?あんな感じですぅ。

え、ちょっと違うぅ? 魔力の説明が難しいんですよぉ……

 

「これは面白そうだなぁ」

 

僕もその世界に行こうと思ってたんだけど、反応が途切れてしまったからねぇ……そんなときに、アリサ様が召喚の練習をしてたんですよぉ。

アリサ様に魔力は無いみたいだけど、何処から持ってきたのか魔導書を持っていましてぇ……魔導書の魔力を頼りにこの世界に来たんですよぉ。

最初は驚かれたけど、なんやかんや仲良くなりましてねぇ。

それで今があるんですよぉ。

 

 

 

 

 

「……へぇ、そんなことがあったのか」

 

「ハイ! 最初は色々とありましたケド、今となってはグランデはこの家族なんですヨ!」

 

アリサちゃんが胸を出すかのように、手を腰に置いて自慢げに言った。

なら敵対はしないってことかな。

ふっ、良かったぁ……あ、そうだ。それならスライム君を返してもらわないと。

 

「グランテさん、そろそろスライム君を返してくれない?」

 

「嫌ですぅ?」

 

「え?」

 

私はグランテさんの言葉に驚き、ポカンとした様子でスライム君を見つめる。

 

「この触感は中々癖になりましてねぇ、僕の枕にする予定なんですよぉ」

 

グランテさんはスライム君を撫でながら、部屋を出ていこうとした。

スライム君は、私の……私のなんだから!

 

「駄目ェー!」

 

私はグランテさんに体当たりし、スライム君を奪い返そうとしたけど、私に気付いたのかかわされてしまった。

 

「「……」」

 

私とグランテさんは二人で睨み合う。

どうやらグランテさんは私にスライム君を渡す気は無いようで、アリサちゃんにスライムを投げて、全身に魔力を込め始める。

 

「ワァオ!」

 

急に投げ出されたことでキャッチ出来なかったのか、スライム君が地面に跳ねた音が聞こえた。

そしてその音以降何の音もしなくなった。時間停止していることもあるだろうが、動ける二人も何もせずに此方を見ていた。

そのまま戦闘を始まる───

 

「あ~お前ら、それよりスラちゃんが今ので死にかけたんだが」

 

「「あっ」」

 

ことなく、リューちゃんの一言でスライム君を見る。

スライム君は動かなくなっており、アリサちゃんが指でつついて遊んでいた。

 

そうして私とグランテさんのスライム君を賭けた戦いは始まることはなかった。




スライム君はこの作品で最弱です。
もしかしたら、スライム君より弱いキャラが出るかもしれませんが(未定)

もしもスライム君達が出掛けるとしたら何処が良いですか?

  • アニメイト
  • 誰かの家
  • 転校生が来てほしい
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