私の名はスライム。現代に召喚されました。   作:のろとり

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間に合った……!


番外編
スライム君とクリスマス。


「ふんふーん、ふんふふーん!」

 

最近、咲希の期限が良い。

何故かそわそわしており、部屋に飾りを付けている。

何か良いことでもあるのだろうか……?

一週間ほど前から早く寝るようになったことも関係しているのだろうか。

不思議に思ってる私に気付いた咲希は私は持ち上げてクルクルと回り始めた。

 

(酔う、酔うから止めてくれ……!)

 

あいにくだが、私は喋ることが出来ないので体の色を帰るしかないのだが、咲希は目を瞑っているので意味が無い。

目を瞑ると危ないのだが……うっ、本格的に酔ってきた。

そのときだった。咲希は脚を滑らせて私は空中に投げ飛ばされ、飾りがある小さな木に当たった。

まぁ私は弱くて軽いから当たったところで、倒れも崩れもしないけど。

 

「いったた……あぁ、スライム君大丈夫!?」

 

私は「大丈夫」と思うと、体の色が赤色になり咲希は安心したようだ。

このまま意識的に点滅しようか……否、流石にイタズラが過ぎるか。

 

(それにしても今日は何があるのだろうか……?)

 

咲希が楽しそうにしてて、飾り付けをするようなこと……親が帰ってくるのか?でも、そんな様子は無いしチラッと縄のような物を持ってるのが見えた。

 

「スライム君、今日はなんの日だと思う?」

 

知らない。

私が居た世界でもこの季節は寒さを凌いだり、寒さのあまり農家が昨日しない場合は魔王が疑似太陽を作成したりとしてたくらいだ。

この世界独自の文化でもあるのだろうか……何か引っ掛かるな。今日は確か12月25日だったか。あれ、だとすると……

 

「正解はクリスマスでした~!」

 

私が思い出す前に咲希は答えを言った。

クリ、スマス……?あ、そうえば前にリューが「この世界にはクリスマスとか言う行事があって、サンタのじいさんからプレゼントが貰えるんだぜ!」と言ってたっけか。

 

(クリスマス、クリスマスね)

 

リューから少しは聞いたと言えどもどういう行事かはあまり知らないのだ。サンタと言うお爺さんからプレゼントが貰えるようだが、そもそもその「サンタ」とはどういう人物なのだうか。

……襲われないよな?

 

「そしてそのクリスマスの日には、サンタさんが来るんだよ!」

 

うん、知ってる。

 

「そして私はそのサンタさんを捕まえるよ!」

 

うん、知って……え?

サンタのじいさんを捕まえる?サンタのじいさんってあれだ、正体は【禁則事項】のはずだがまさか【禁則事項】を捕まえるのか?い、いや……流石に咲希もそんなことはしないだろうし、ただの冗談だろう。冗談……だよな?

 

「縄も用意したし、魔法のトラップも用意したから……あとは寝るだけだね!」

 

あ、本当に捕まえる気だ。

私は咲希に抱かれた状態で咲希の部屋へと行き、ベッドへ入った。

 

 

 

 

 

 

「スー……スー……」

 

時は深夜。

サンタのじいさんを捕まえようとしていた咲希も、睡魔には勝てなかったようでぐっすりと眠っている。

私も寝ていたが、目が覚めたのだ。目がどこにあるかは知らないが。

なお、咲希に抱かれているので動けないし、苦しい。

目が覚めてしまったが、もう一度寝よう。そう思ったときに、誰か居るのに気がついた。

いつから居たのだろうか、それすら気づかないほどそこに自然と居た。

赤い帽子に赤い服、白くて大きな袋を持っており咲希が用意したと言っていた魔法が発動しないのを見ると、解除したのだろうか。

 

「…………」

 

この人物が、サンタか……?

まさか本当に居るとは思わなかった。

そんなことを考えていると、サンタは咲希の枕元に荷物を置いて頭を撫でた。

 

「でかくなったな、咲希……」

 

……なるほど、な。

私はその一言で理解した。遠くに居るのにわざわざ……か。

私は気づかれないように、寝たふり……正確にはぬいぐるみの真似をしていた。

 

「……スライムよ、咲希をよろしくな」

 

あ、やっぱりバレた。

咲希の魔法を気づかれずに解除出来る程の実力者たら、私がぬいぐるみじゃないことも簡単にはバレるか。

サンタは一言そう言うと、一瞬にして消えて部屋には時計の音しか残っていなかった。

 

 

 

 

 

 

「ん、んん……」

 

翌日……正確には深夜に起きたため、今日なのだが翌日は翌日だ。

私と咲希が起きると枕元に二個(・・)の箱が置いてあった。

 

「スライム君、サンタさんからのプレゼントがあるよ!」

 

うん、知ってる。

だけど二個か。咲希は二つの箱を開けると片方は銀色のヘアピン。もう片方には、私がモチーフの絵が描いてある、魔法についての書かれている本があった。

まさか一晩で仕上げたのか?

 

「う~……いやったー!」

 

咲希は嬉しさのあまり私を天井まで高く上げている。

止めて、天井に当たるから止めて。

咲希はよほど嬉しかったようで、私をベッドに軽く投げてから跳び跳ね始めた。

ぶべっ……ま、まぁそんなに嬉しいなら良かったと思うな。

ここに居ると、危ないな。そう思った私は先にリビングへ向かうことにした。

 

(……ん?)

 

すると、リビングの机に何か紙が置いてあるのに気がついた。

サンタから咲希へのメッセージだろうか。私は気になり、内容を見てみた。

 

『メリークリスマス スライム君!』

 

 

【挿絵表示】

 

 

お世辞にも上手いとは言えない絵と共に、その言葉が書かれていた。

 

(……メリークリスマス 咲希)




絵はかなり適当に描きました。
だってほら……あれだよ、あれ。10歳くらいの絵はこんな感じかな~と思ったので。

もしもスライム君達が出掛けるとしたら何処が良いですか?

  • アニメイト
  • 誰かの家
  • 転校生が来てほしい
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