さて……絵の練習をするか。
「スライム君。ワタシはこれから学校に行ってくるけど、着いて来たら駄目だよ!」
人間は『がっこう』とほぼ毎日、行かないといけないようだ。
確か『がっこう』は学舎だったか。私の世界にもあったが、こちらの方が人が多いようだ。
人間は楽しみなのか、私に注意しているが声が若干高くなっており、顔もにやけている。
この忠告も何度目だろうか。
「(まぁ元々着いていくつもりは無いな)」
この人間以外に見つかると何をされるか分からない。
人間は私を見ると何をするか分からない。
この人間のように私を受け入れるかも知れないし、解剖するかもしれない。
「じゃあ、お留守番宜しくね!」
宜しくと言われても、ずっと此処に居るつもりだが。
そうして人間は『がっこう』に向かった。
さて……と。私は前から気になっていた物を取りに向かった。
「(私と似ているな)」
私は机に置いてあった『だんご』とやらを凝視していた。目は何処にあるか知らないが。
人間が「スライム君も食べる?」と先日差し出してきた物だ。人間が食べていたので、私も食べれるだろうが人間が「スライム君みたいに柔らかい~」と言っていたので、急いで距離を取ったのを覚えている。
あの時は食べられると思ったので、仕方ない。
「(食感が似ているという意味だったな)」
私は
面白い食感だな。それに上にあった
そして私は『だんご』を食べた。まだ残っているが、人間も食べるだろう。
「(次は彼処に行くか)」
「(やはり此処は落ち着く)」
私は『せんたくき』に入っていた。
前に一度間違えて入ってしまったが、今回は動いてないので大丈夫だろう。あの時以来『せんたくき』の中が気に入ったのだ。最も、人間が居ると大泣きするので家に居ない時限定ではあるが。
「(今度この家を見てみるか)」
私はこの家のことを全然知らないことを『せんたくき』に入りながら思った。
元の世界に戻りたい訳では無いが、この世界のことをもっと知るためにはまずこの家のことをキチンと知る必要がある。
人間に「ここは入ったら駄目!」と言われた所に入るつもりは無いが。
そして私は人間の部屋の窓から外を見ることにした。外から体が見えてしまうが、少しなら大丈夫だろう。
それはそうと、人間の部屋は二階にあるから体を一段ずつ伸ばして進まないと行けないのでかなり面倒なのだ。
「(やっと着いた……)」
私はこの家の周りを確かめようと、窓の外を見た。そして……
「…………」
知らない人間と目が合った。
歳はあの人間と同じくらいだろうか。
宝石のような耳が隠れる程度の水色の髪と瞳。
あの人間と違うところを言えば、肌が赤くて立っているのも辛そうなことだろうか。
「(…………)」
って、そうじゃない!?
私は急いで窓から離れた。
姿を見られたか!?否、落ち着け。落ち着くんだ。
あの状態から考えると『ねつ』とやらで体調が優れないのだろう。そのため私を完全に視認したとは限らない筈だ。
「(……もう一度確認するか)」
今度はゆっくりと『かーてん』を開けた。
そして先ほどの人間と、知らない人間。そして、この家の主の人間が居た。
そうして私は困惑する。
【補足】
最後のシーンは、隣の家に三人の家が居るということです。
・具合の悪い人間
・スライムと一緒に住んでいる人間
・知らない人間
もしもスライム君達が出掛けるとしたら何処が良いですか?
-
海
-
山
-
アニメイト
-
誰かの家
-
転校生が来てほしい