今回ご紹介させていただくのこちら。
すじがわらさんの『魔法科高校の月島さん(モドキ)』になります。
もし、『魔法科高校の劣等生』の世界に『BLEACH』の「月島秀九郎」RPの転生オリ主がいたらというものになります。
私は原作の魔法科高校の劣等生は小説はもちろん、アニメなども見たことはありませんでした。お兄様という何でもできる超人がいるという話を聞くくらいの知識でした。
が、月島さんが出てくるということで読み始めましたが詳しい世界観などの描写もあり、素人の私でもすんなりと読み進められました。これも月島さんのおかげです。
暗躍〜裏〜
深夜、『CLOSED』と書かれた看板を下げた扉の前に立つ。
ここに来るのはUSJ襲撃の作戦を打ち合わせして以来となる。
開けようとドアノブに手を伸ばす。
ガッ
押しても引いても開かない。どうやら鍵がかかっているようだ。
でも関係ない。
俺の個性の前には扉なんてあっても無いようなものだ。
扉をすり抜けると目の前には手があった。
「・・・は?」
手は俺を貫通していき、扉に五指の指先の形を残した。
「来るのが遅かったじゃねぇか、『通形ノア』くんよぉ?」
「いやぁ、こっちでの名前は『ティキ・ミック』だって。」
目の前にはいかにも不機嫌そうな弔が俺に手を伸ばした状態でいた。
黒霧さんはいつものようにカウンターでグラスを磨いている。
毎回思うがこのバーはいつなら他の客がいるのだろうか。
もしかしたら、ずっと『CLOSED』の看板を掲げてるのかもしれない。
となると、黒霧さんはずっと弔用のグラスを磨いてることになるぞ!?
と、どうでもいいことを考えていると弔から声がかかる。
「体育祭は大活躍だったなぁ。テレビで見たよ。
まるで
「おっ!見てくれてた!?どーよ。なかなか様になってただろ?」
「えぇ、本当に。あなたのことは話題になってましたよ。」
「あっ、黒霧さん。久しぶりー。USJの時は悪かったね。」
「いえいえ、あそこでは敵だったのですから仕方ありませんよ。」
「お前の指示で生徒を逃がしたそうじゃないか。どう言うことだ?」
「いやー、あん時は『13号』もそう指示していたしゴメンって!」
そう言って顔の前で両手を合わせて謝る。
そのまま弔を抜けカウンターの席に着き、煙管にマッチで火をつける。
「テキトーなのお願い。で?どうしたの今回は?」
「・・・ここは禁煙だぞ。」
「あらやだ。禁煙の波はここまで来てたのか。
でも、ヴィランは『自由』なモノ。気にしないで吸わせてもらうわ。」
「ッチ、今回呼び出したのは近々『ヒーロー殺し』と手を組む。
その時にお前も一緒に来い。」
「あれま?『ヒーロー殺し』とはビックネームが出たもんだね。」
「あなたも『先生の依頼』で沢山ヒーローを殺してきたでしょう?警察やヒーローでは『二代目ヒーロー殺し』と呼ばれているみたいですよ。」
「あーあ、ドンドン生きにくい世の中になっちゃうよ。嫌だなぁ。」
「お前も『二代目ヒーロー殺し』なんてダサい名前嫌だろう。」
そう言って弔がポケットをまさぐって何かを取り出して俺に渡す。
それは名刺サイズの紙束だった。
「今度から『先生の依頼』でヒーローを殺したら『コレ』を現場にばらまいとけ。」
「おっ!いいセンスじゃん。俺好み♪」
「ついでに、体育祭の様子を見ていた『先生』があなたに余裕があると判断して、中断していたヒーロー殺しの依頼を再開するとのことでした。
こちらが追加の暗殺リストです。」
「あー、了解。」
渡されたリストを確認する。
「多っ!」
「少しでも多く殺して『二代目ヒーロー殺し』というインパクトに欠ける名前を変えることが目的のようですよ。なので今回のターゲットは質より量のようですね。」
「こっちは学生もやってて忙しいよ?」
「移動は私の個性を使うので時間は気にしないで下さい。」
「お前に拒否権はねぇ。さっさと殺って来い。」
「じゃあ、黒霧さん借りていくわ。」
カウンターの上に『リスト』を裏側に並べ適当に一枚とる。
「今日のターゲットはこいつに決定♪」
「それでは飛ばしますよ?」
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in どこかの都市部
その日、いま若者に人気の『EDM系ヒーロー
彼は若くしてヒーローランキング93位になるほど人気で、実力も申し分ないほどある。
個性は『共鳴』 手にしたものの音量を上げることができる。
その個性をうまく使い、手に持ったボール型のスピーカーをヴィランにむかって投げることで、その爆音でヴィランを気絶させることができる。
身長は小さいが、特徴的な目から涙を流したようなメイクはマネをする若者も多いという。
最近では『二代目プレゼントマイク』の座も狙えるのではないかと噂され、実際にプレゼントマイクともコラボしたことある今乗りに乗っている若手ヒーローの一人だ。
「今日もこの町は平和じゃん?」
警戒しながらパトロールしていると、向かい側からシルクハットを被った浅黒い肌の英国紳士な服装をしている男が杖を片手に歩いてきた。
この時間に出歩く格好ではないなと不審に思い声をかける。
「はぁい。
「いえ、実は・・・」
そう言い近づいてきて突如腕を伸ばす。
とっさの判断で後方に跳び避ける。何にもなかったかのように紳士は続ける。
「あなたの
すぐさま、懐から武器のボール型のスピーカーを取り出し、サイドキックたちに連絡を入れる。
『ヴィランと遭遇じゃん!お前ら拾いに来い!』
サイドキックに連絡を入れながら、
「小さいからって馬鹿にするなよ?ぶっ倒れちゃえ!」
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side サイドキック
急いで
あの人がヴィランの相手をすると高確率で相手は気絶する。
その回収をするのもサイドキックの役割の一つだった。
まだ、だいぶ距離があるのにあの人の爆音が聞こえている。
いつもそうだ。
彼がヴィランの相手をすると周辺住民の方へ騒音の謝罪周りが必要となってくる。
だが、その音はすぐに鳴りやみ聞こえなくなった。
今回のヴィランも大したことなかったんだな。そう思い足を速める。
『―――殺す―――のって――楽しい―――』
『すいません!ノイズで聞き取れませんでした!なんて言いました?』
聞き返すが返答がない。会ったらマイクの不調を伝えとこう。
現場付近にたどり着く、その先で見たのは街頭に逆さ吊るされた
周囲には無残に壊されたスピーカーと血の海が広がっていた。
血の海の中には人の内臓と思われるものが広がっていた。
吊るされている
僕はたまらず道の端に寄り胃の中のものを吐き出す。
そして、他のサイドキックにも緊急連絡を入れる。
病院や警察、他の近隣ヒーロー事務所にも急いで連絡する。
検証のために勇気を振り絞り、現場を見返す。
しかし、血色がなく普段からしているメイクの下地の白さがまるで死に化粧のようにも見えてしまう。
再び吐き気がこみあげてくるが少しでも情報を集めるために観察する。
すると、
そのうちの一枚を手に取る。
片方の面は何の変哲もないトランプの柄をしていた。
裏返す。
そちら側には真ん中に
とだけ書いてあった。
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side 警察
「えー、最近はナリをひそめていた『二代目ヒーロー殺し』による事件がまた起きました。
被害者はヒーローランキング93位
被害の状況はこれまでと同様に、『体を開いた形跡がないにもかかわらず臓器が丸ごと取り除かれている。』というものでした。
遺体の周辺には『ヴィラン連合ティキ・ミック』と書いてあるトランプがばらまかれていました。
それにより、本事件から『二代目ヒーロー殺し』の事件をヴィラン名『ティキ・ミック』の犯行として捜査をすることにした。
なお、これまでヒーローランキング2~3桁のヒーローばかり狙われているため、至急ヒーロー協会との連携も図り、ヴィラン逮捕に向けて行動をする。
また、『ヴィラン連合』とあり、先日の『雄英襲撃事件』との関連も含めて捜査をするように。
諸君の尽力に期待する。
それでは、解散。」
『『『応っ!』』』』』
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side ティキ・ミック
深夜の街中をゆっくりと歩く。
気を付けないと戻れなくなっちまう。
だが
どっちもあるから楽しいんだよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
本文最後時間軸が前後してしまいますがそこは演出?ライブ感?だと思ってご容赦ください。
作者待望のヴィランパート!
『ティキ・ミック』の活躍はいかがでしたでしょうか?
Dグレをオマージュさせていただいていますが、このシーン最初に見たときは鳥肌が止まりませんでした。
少しでも再現できてればなと思います。
まだまだ、物語も始まったばかりなので皆さん楽しんでくださいね!
最近ふとした時に、4作品もマルチ投稿していてどの作品から作者を知っていただけたのか気になってしまったのでアンケートいたします。ご回答いただけると読者層の把握、作者のモチベーションになる、他の読者様はどれをご覧になってるのかなど分かるので是非、お試しください。m(__)m
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