英雄と敵の二重生活   作:毎日健康黒酢生活

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おつかれさまです。

本日ご紹介する作品は
あるほーすさんの『ダンジョンに白い死神がいるのは間違っているだろうか』です。
『ダンまち』の世界に有馬貴将RPのオリ主をぶっこんだ作品になります。
私は『ダンまち』はアニメでシルバーバックを倒したところまでしか視聴していませんでしたが、スラスラと読み進めることができました。
すでに完結済みの作品なのですが原作のほうはまだ続いているようで未完の原作をこんなにも上手く完結できるなんてすごいと思いました。原作未読の私にはこのアリマさん有りのストーリーでも違和感が全くありませんでした。


USJ襲撃
作戦会議~裏~


深夜、『CLOSED』と書かれた看板を下げた扉の中で話し声が聞こえる。

中では閉店中にもかかわらず3人の男たちが話していた。

 

「で?どーなのよ、今回手に入れた情報はどんな感じ?」

 

カウンターにいる黒髪の癖毛をオールバックにし、浅黒い肌に額には聖痕のような痣があり、左目の下に泣きボクロをした英国紳士のような正装をしたヴィラン『ティキ・ミック』が言う。

 

「雄英の警備状態や今後の授業における教師の配置など、なかなかいい情報が手に入りましたよ。

 ただ、今回のマスコミの侵入で警備など見直されるかもしれませんね。」

 

カウンターの奥にいる。黒い霧がバーテンダーの服を着たような風貌をしたヴィラン『黒霧』が答える。

 

「これ見ろよ。今度のお前のクラスのヒーロー基礎学の時間。

 校舎と隔離された広い場所、そこに割り当てられる少人数、それにオールマイト...

 襲撃するにはもってこいじゃないか?」

 

手を模したマスクで顔面を覆い、体の各所に同じように手を模した装飾をつけた黒いシャツに黒いズボンのヴィラン『死柄木弔』が見ていた資料をティキに渡す。

 

「...

 えーっと、場所は車で10分、USJ内で救助訓練を行うか。

 USJって場所の情報が欲しいな。黒霧さん地図ある?」

 

「少しお待ちください。」

 

すると、黒霧さんが店の裏に引っ込みUSJの地図情報を印刷してきてくれた。

マップ中央あたりに『セントラル広場』と書かれた円を取り囲むように

『倒壊ゾーン』『土砂ゾーン』『山岳ゾーン』『火災ゾーン』『水難ゾーン』『暴風・大雨ゾーン』と文字が時計回りで書いてある。

 

「...広いな」

 

「訓練開始したらオールマイトがどこに行くかわからないからセントラル広場に集合したときに襲撃しよう。

 USJに侵入したら黒霧の個性で余計な雑魚たちを散らすか。

 雑魚たちの相手は適当に集めた雑魚たちにやってもらおう。

 で、オールマイトは『脳無』にやらせる。」

 

「『アレ』かー。見た目キショいから苦手なんだよなー。」

 

「となると、一緒にいるであろうプロヒーローが邪魔になりますね。」

 

「『13号』ね。よくわかんないけどどんなヒーローなん?」

 

「13号は災害救助で有名なヒーローですね。

 個性はブラックホール、どんなものでも吸い込んでチリに変えることができるみたいです。」

 

「うっわ、エッグ!厄介な個性持ちだなー。どうする?弔?」

 

「13号は個性を使ったら黒霧の個性で自滅してもらう。

 生徒は俺と雑魚たちを使って殺す。

 オールマイトは脳無で殺す。作戦の大筋はこんなもんだろ。」

 

「定点型の個性に黒霧さんは相性が悪いもんな―。

 ん?あれ?おれは?」

 

「お前はまだ潜入していろ。さっき黒霧も言ったが警備状況が変わる可能性が高い。

 ここで雄英からの情報を失うのは惜しい。」

 

「りょーかい。不自然にならないように避難するわ。」

 

「お前なら個性で逃げれるし『唯一の生き残り』になっても問題ないだろう。」

 

「救援など呼ばれたらめんどくさいので、電波系の個性が手下にいますから彼も使いましょう。」

 

「あっ!生徒のほうにも中々厄介な個性を持っている奴3人がいるから伝えとくぞ。

 1人は上鳴電気 個性は『帯電』身体に電気を纏い、放出することができる個性らしい、電波も出せるなら救援を呼ばれるかもしれないから注意したほうがいい。

 2人目は轟焦凍 個性は『氷と炎』かな?本人に聞いてないから正確にはわからんが個性でビルを丸々一棟凍らせれる高火力な個性だ。

 最後に爆豪勝己 個性は『爆破』手のひらから出た汗が爆発する、戦闘のセンスが高いから雑魚たちじゃあ相手にならないかもしれない。

 特に轟、爆豪は実戦にビビったりしなそうだから注意しといたほうがいい。

 あとの奴らもこれにまとめてあるからあとで見てくれ。」

 

「...ちゃんとスパイしてるみたいだな。」

 

「そりゃあ、モチロン♪こっちには怖い『上司』と、もっとおっかない『ボス』がいるからな。

 それと生徒を散らすならそいつに不利な場所にワープさせたらどうだ?」

 

「確かにそうですね。私の個性にも限界があるので、ある程度ターゲットにする生徒を絞ってその周囲にいた生徒ごとワープさせることにしましょう。」

 

「じゃあ、さっき言った3人は共闘されると面倒だからバラバラにワープさせよう。

 轟は氷のほうを潰しときたいから火災エリアだな。しいて言うなら蛙吹ってのが蛙の個性っぽいから水難エリア以外に飛ばしたほうがいいな。不利有利がはっきりしてんのはそのくらいかな。」

 

「上々だ。おまえは万が一のために広場に残しとく。」

 

「2人が撤退できないと判断したら加勢する感じね。」

 

「ははっ、分かってるじゃねぇか。

 いよいよだ。ようやくオールマイトを殺せる。

 なぁ?どうなると思う?平和の象徴が敵に殺されたら?」

 

 

 

 

 

―――動き出した悪意はもう止まらない

 

 

 

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

 

 

 

『彼はうまくやっているようだね。』

 

ティキが帰り2人だけになったバーに第三者の声がする。

バーのカウンターの隅にあるパソコンから独特の低い声質がスピーカー越しに聞こえる。

 

「『先生』、あいつの潜入はうまくいっているが、あいつがあのまま(ヒーロー)になったらどうするんだ?あいつ雄英に襲撃するって言ったとき一瞬顔がこわばったぞ。」

 

「そうですね。その後は変わった様子がありませんでしたけど数日とはいえ共に過ごしてクラスメイト。情が沸いて殺すのが(つら)くなったのかもしれませんね。」

 

『彼が(ヒーロー)になるなんてありえないよ。彼はこっち側の人間だ。

 黒霧は(つら)そうと言ったが、彼はたぶん...怖いんだと思うよ。』

 

「怖い?あいつは今まで何人もヒーローを殺しているのに?」

 

『以前から彼は表と裏の顔を使い分けて生活をしていただろう?

 その使い分けができなくなってしまうのが怖いんだよ。』

 

「へぇー、じゃあ裏切ることはないんだな。」

 

『あぁ。だが

 

 

 

 彼が2つの顔を使い分けなくなった時

 

 

 

 彼は君に並ぶ悪のシンボルになるよ。』

 

 

 

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。
すごい反響を頂いてほんとにびっくりしています。


作者的には今作で一番書いてみたいと思ってた話を書きました。(この小説にプロットなんてない)
やっと主人公のヴィラン時の描写出来ました。
肌の色が変わるのはDグレでもそうだったのでそういうものとしてください。泣


最後のシーンはDグレの千年公とロードの会話をオマージュさせていただきました。
何気に主人公たちは原作より不利な立ち回りを強いられます。
これによりこれから始まるUSJ編では一部キャラが原作と違う場所に配置されます。
この話のやりとりは原作でもティキはそれはそれ、これはこれみたいなドライなところがあったんでこうなってくると思うんですけど

作者的には友達を積極的に殺そうとする主人公は鬼畜だと思います。

お の れ テ ィ キ 許 さ ん

最近ふとした時に、4作品もマルチ投稿していてどの作品から作者を知っていただけたのか気になってしまったのでアンケートいたします。ご回答いただけると読者層の把握、作者のモチベーションになる、他の読者様はどれをご覧になってるのかなど分かるので是非、お試しください。m(__)m

  • 英雄と敵の二重生活
  • 『風見幽香』な私。
  • 『AFO』はアホ、ハッキリわかんだね
  • 個性:斬島
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