少女(仮)の生活   作:YUKIもと

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 いつか異世界転移や召喚、スキルのある世界など、よくある設定の世界に主人公を送ってみたい。





069-03

 

 「マジ!?やった!くれりあさんとちいねこさんの分隊だ!!」

 

 「俺、一緒の分隊になれる事なんてこの先無いと思ってた……」

 

 「頑張るからよろしくな!」

 

 「皆、よろしくね」

 

 「よろしく頼む」

 

 私は千穂と共にバトルグラウンドをプレイし続け、世界ランクの一位になった。

 

 千穂がランキングを見ていて発見し教えてくれたのだが、言われるまで全く気にしていなかったな。

 

 彼女はランクには入っていないが、私がいつも一緒にいるフレンドとして知られている様だ。

 

 ゲームシステムの縛りがある以上、照準の速度や武器性能などが設定された範囲から逸脱する事は無い。

 

 しかし、敵を見つけてからの反応と状況の判断速度の違い、操作のミスを全くしない事。

 

 こういった所で大きな差が生まれ、私が一位になったのだと思う。

 

 ゲーム内のランキングの一位にずっと君臨する私を他のプレイヤー達は噂した。

 

 チートを使っているという物から、運営が用意したAI説も浮上した。

 

 色々と言われている間も、私は普通にプレイしていた。

 

 その後、一度だけ運営会社からアカウント停止を受けたが、メイドが提案した「撮影したプレイ動画を送る」という方法を試した所、すぐに停止が解除された。

 

 AI説はすぐに消えたが、チート説はそれからも残っていた。

 

 しかしそれも、運営会社が私の許可を得た上で録画していたプレイ映像を公開し「現在世界ランク一位であるプレイヤーのくれりあがチートを使用していない事を確認した」と発表した事で消える事になった。

 

 これにより世界中のFPSプレイヤーは、私の事を腕の良いFPSプレイヤーであると認識する様になった。

 

 「俺くれりあさんのファンで!公式が公開した映像見てこのゲーム始めたんです!まさかこんなに早く会えるなんて!」

 

 このゲームでは名前は重複出来ない、だからこそ確実に私であると分かる訳だ。

 

 私達二人の分隊を作り、解放すると一瞬で人が埋まる。

 

 ゲーム上に表示はされているので、招待限定が解除されるのを待っている者達がいるらしい。

 

 私達とプレイするためだけによくやる物だ。

 

 「海外の人だと、クレリアちゃんは分かるかもしれないけど私は何言ってるか分からないよー」

 

 私は現在の人類の言語は全て話せるし、知らない言語も聞いている内にすぐ分かるようになるが、人間である千穂は勉強しなければ分からない。

 

 「勉強あるのみだな。英語くらいは話せるようにしておくと便利だと思うぞ?」

 

 「クレリアちゃんは何でそんなに話せるの?」

 

 「自然に覚えた」

 

 「なにそれ!?」

 

 嘘では無いと思う。

 

 

 

 

 

 

 そんな日々を過ごしながら月に、島に、各国の家に、その時の気分で移動しながら娘達との時間も大事にしつつ過ごしていた。

 

 「あ、もしもしクレリアちゃん!?」

 

 「どうした千穂?」

 

 東京の家のゲーム部屋に居た私は、千穂からの電話に出る。

 

 「しばらく電話が通じなくて!何かあったんじゃないかって……」

 

 月に居ると届かないからだな。

 

 「電波の届かない所に滞在していただけだ。心配するな」

 

 「良かったー……ゲームもしてないみたいだったから……」

 

 「ネットがつながっていない所だからな」

 

 「そっか、今日はこれからどうするの?」

 

 「やるか?」

 

 「いいね!じゃあすぐ準備するよ!」

 

 そう言う彼女の言葉を聞きながらゲーム機を起動するとメールが来ていた、時間は……私が月にいた時か。

 

 「ちょっと待ってくれ、メールが来ている」

 

 「はーい」

 

 メールはどうやらゲームの開発会社からの物のようだ。

 

 そのメールには今度おこなわれる世界大会にゲストとして是非参加して欲しいという事が書かれていた。

 

 「千穂、開発会社からのメールが来ていた。バトルグラウンドの家庭用ゲーム機世界大会のゲストに来て欲しい様だ」

 

 「うそっ!?ほんとに!?凄い凄い!」

 

 大騒ぎする彼女だが、どうするかな。

 

 「千穂は行けないのか?」

 

 「そうだね。私はランク外だから行けないし、行けたとしても行かないよ?その大会は強者のみが出れるんだよ!」

 

 何やら熱く語る千穂、そういう事ならやめておくか。

 

 「ではやめておこう」

 

 「え!?行かないの!?もったいないよ!行った方が良いと思うよ?こんな機会そう無いもん」

 

 彼女は参加を薦めてくる。

 

 「世界の上位が集まる大会だから良い試合が出来ると思うし、きっと楽しいよ?」

 

 なるほど……手ごたえのある試合が出来るのなら行ってみるか。

 

 その後、私は開発会社と連絡を取り、正式に引き受けた。

 

 開催は半年後で、開催三日前に現地に入って貰える様にアメリカ行きの飛行機のチケットを送って来るらしい。

 

 

 

 

 

 

 大会……正式名称は「バトルグラウンドコンシューマー世界大会」というらしいが、その大会へのゲスト参加が決まった私はいつも通り日々を過ごしていた。

 

 「合宿しようよ!」

 

 「合宿?」

 

 いつもの様にゲームをしてボイスチャットで会話していると、千穂が言った。

 

 「大会に出るクレリアちゃんの特訓として、私の家に泊まりに来ない?」

 

 「千穂の家に?」

 

 「うん、一日一緒に遊ぼうよ」

 

 ……待てよ?

 

 オンラインプレイをするゲームの特訓で、泊まりに行って遊ぶ?

 

 「それは練習になるのか?私がお前の家に行っても意味がないような気がするが……オンラインプレイをするゲームで泊まってどうするんだ?」

 

 千穂の家に二人でオンラインプレイする環境は無い筈だ。

 

 「あっ!……私がクレリアちゃんのプレイを見て勉強するとか?」

 

 「それだとお前の特訓だろう」 

 

 「う……泊まりに来て欲しくてよく考えずに言いました……」

 

 千穂らしいと言えば千穂らしい行動だ。

 

 「いいぞ、泊まりに行こう」

 

 「え!?本当に!?」

 

 「それくらい何の問題も無い、泊まって欲しかったのなら普通に言えばいいだろう」

 

 「ええー?私の苦労は一体……」

 

 「それで、いつにするんだ?」

 

 メイドが部屋の冷蔵庫から牛乳を取り出して用意してくれた。

 

 「来週の土日で!家族にはいつか来るって言ってあるんだ!」

 

 「来週の土日だな」

 

 「うん!出来れば朝から来て欲しいな……九時位とか……」

 

 「分かった、九時にそちらに着くようにする」

 

 「じゃあ決定ね、楽しみー!」

 

 約束をしてから普通にゲームをプレイして、その日は過ぎて行った。

 

 

 

 

 

 

 約束の日、私は車に乗り千穂の家へと向かった。

 

 出かける前に住所を聞いていない事に気が付いたが、運転手が知っていたため問題は無かった。

 

 一日分の着替えをボストンバッグに入れて持ち、土産も用意した。

 

 泊まるための持ち物一式はメイドに用意させたが、中々良い物を選んでくれたようだ。

 

 「到着いたしました。お嬢様」

 

 「ありがとう、明日の帰宅時間は追って連絡する」

 

 「かしこまりました」

 

 住宅街で停車した車から降りると一般的な一軒家があり、表札には「倉森」と書かれている。

 

 玄関のボタンを押すと中で音が聞こえ、誰かが来る足音がした。

 

 「はい、どちら様ですか?」

 

 「約束通り来たぞ」

 

 「クレリアちゃん!待ってたよ!」

 

 私はそのまま家の中に招かれ、リビングへと移動する。

 

 そこには彼女の両親だと思われる中年の男女と、若い男がいた。

 

 彼女から弟がいる事は聞いている、彼がその弟だろう。

 

 「始めまして、私はクレリア・アーティアと言う。今日は招待ありがとう、一日だけだがよろしく頼む」

 

 「凄く綺麗な女の子ね……。私は千穂の母親の倉森かなえよ、よろしくね?」

 

 かなえは微笑んで言う、千穂は母親似か。

 

 「私は父の倉森悟(くらもり さとる)だ。君は名前が日本名ではないけど、ハーフなのかい?」

 

 「生まれが海外でな、向こうの名前を付けられただけだ。私は日本人だよ」

 

 私の見た目なら、日本人が一番違和感がないだろう。

 

 「なるほど、将来が楽しみな美人さんだね……言われ飽きてるかもしれないけど」

 

 そう言って悟は笑う。

 

 二人共悪い印象は感じない、千穂の親だと納得出来る人柄だ。

 

 「春斗。ほら……あなたも挨拶しなさい」

 

 「く、倉森春斗(くらもり はると)です……よろしくお願いします」

 

 「よろしく、千穂から話は聞いているよ」

 

 少し緊張しているようだ、この位の年齢は不安定な事が多いからな。

 

 「簡単な物だが手土産を持って来た。千穂から父親はワインが好きだと聞いていたので、これを」

 

 私はメイドに用意させたワインを取り出して渡す。

 

 「これはご丁寧に。後で味わわせて貰うよ」

 

 「母親と弟は甘い物が好きだと言っていたので、私のグループのケーキを持って来た。常温でも保存出来て、それなりに長持ちする物だ」

 

 「あらー!ありがとう、頂くわね。ほら春斗、お礼」

 

 「あ、ありがとうございます……」

 

 取り出したケーキを手渡して少し話した後、私は二階の千穂の部屋に案内された。

 

 

 

 

 

 

 「荷物はここに置いてね」

 

 「分かった」

 

 彼女の部屋は……そういえば一般的な女子高生の部屋をよく知らないな。

 

 白と黒色で揃えられた家具とベッド、テレビの近くにはゲーム機が置いてあり、壁には制服がかけてある。

 

 漫画もあるな、参考書も置いてある。

 

 「千穂は勉強は出来る方なのか?」

 

 座りながら千穂に問う。

 

 「まあそれなりには、成績を維持する代わりに好きなだけゲーム出来てる感じかな」

 

 「時々プレイしなくなるのは勉強のためか」

 

 「うん、勉強が優先だね。後はテストの時とかもしないかな」

 

 「そうか」

 

 その辺りはしっかり考えている様だ。

 

 「そんな事よりゲームの話しよ!」

 

 その後、雑誌を二人で見ながら新作のゲームの話をしたり、私が千穂にプレイを見せたりしながら夕食までの時間を過ごした。

 

 

 

 

 

 

 私は夕食後に千穂と風呂に入っている。

 

 二人で入ると狭いかと思ったが、私が小柄なので問題無かった。

 

 「クレリアちゃん肌綺麗だねー」

 

 「そうか」

 

 「いいなー」

 

 そう言いながら私の肌を見ている。

 

 私の姿は人間としての特徴を作ってはいるが、基本的には以前から全く変わっていない。

 

 長い付き合いだ。

 

 彼女はとても羨ましそうに私の体を眺めている。

 

 「お前の肌は悪くは無いと思うぞ」

 

 人間の中では綺麗な肌をしている方だと思う。

 

 「ありがと」

 

 そう言って彼女は笑う。

 

 「今度はお前が家に泊まりに来るか?」

 

 「いいの!?」

 

 狭い風呂場で千穂の声が響く、そこまで反応するとは思っていなかった。

 

 「良いぞ、友人だしな」

 

 「後で予定を決めよう!」

 

 「そうだな」

 

 風呂から上がった私達は、再びゲームで遊ぶ。

 

 それから夜更かしする事無く夜には就寝し、私は翌日の午前中に帰宅した。

 

 

 

 

 

 

 クレリアちゃんが帰った後、私達の話題は自然と彼女の話になった。

 

 「独特な話し方だったけど、可愛くていい子だったわね。あなた」

 

 「そうだね。若いのに良く出来た子だった、手土産まで用意しているとは……」

 

 私の目の前で両親がクレリアちゃんの事を話している。

 

 「それだけじゃないよ。クレリアちゃんはバトルグラウンドの世界ランク一位なんだから!今度アメリカの大会にゲストで出るんだよ!」

 

 「マジで!?サイン貰っとくんだった!」

 

 弟が叫ぶ。

 

 緊張してろくに話せなかったのにそんな事出来るの?

 

 「良く分からないけど凄いのねぇ……」

 

 「そうだな」

 

 駄目だ、二人は全く分かってない。

 

 「姉ちゃんいつの間にあんな凄いかわ……ゲーマーと仲良くなったんだよ」

 

 誤魔化しても無駄だからね、見とれてずっと気にしてたの知ってるから。

 

 

 

 

 

 

 クレリアが帰った日の夜。

 

 千穂と春斗が寝た後、悟とかなえはクレリアから貰ったワインを開けようとしていた。

 

 「さて、何をくれたのかな?」

 

 そう言いながら包みを丁寧に剥していた悟の動きが止まる、その様子を不審に思ったかなえが声をかけた。

 

 「どうしたのあなた?」

 

 「これは……嘘だろう!?」

 

 悟はワインが好きで、それなりに詳しい。

 

 だからこのワインの事も知っていた。

 

 「サン・ルイン……しかも六十年前の当たり年の……」

 

 「な、なに……?何か凄い物なの?」

 

 夫の様子に不安になったのか尋ねるかなえ。

 

 「……超オールドヴィンテージワインだよ」

 

 「た……高いの……?」

 

 「私が調べた時は、これと同じ物が……三億以上で販売されていた……」

 

 「さっ!?」

 

 あまりの金額に体が跳ねるかなえ。よくて三千円程の物だと思っていたかなえには刺激が強すぎた。

 

 「これは返そう……受け取れない……」

 

 「そ、そうしましょう……」

 

 「そう言えば……ケーキも貰っていたよな?」

 

 「ええ……でもケーキにはそんな物無いわよね……?」

 

 「念の為に見てみよう。ワインがこれだったんだ、何かあるかもしれない」

 

 「そうね……持って来るわ」

 

 かなえは恐る恐るケーキを持って来る。

 

 袋から出すと高くて買った事は無いが知っているケーキが出て来た、月下グループの孫会社である有名店の一本一万円のケーキだ。

 

 三億で感覚が麻痺しているのかその金額にホッとする二人、だが二人はほぼ同時にある事に気が付き再び固まる。

 

 彼女はこれを渡す時何と言った?

 

 確か「私のグループのケーキを持って来た」と言ったはずだ……。

 

 「あなた……」

 

 かなえが不安そうに悟を見る。

 

 「言わないでおこう。友達なんだ、何も問題はないよ」

 

 翌朝、二人は疲れたような表情をしており、千穂に心配された。

 

 

 

 

 

 

 千穂の家から帰った次の日、私は彼女の両親から連絡を受けた。

 

 ワインは受け取れないと言う。

 

 どうしてかと聞くと、三億円以上するようなワインを手土産として受け取る訳にはいかないと言われた。

 

 メイドが用意したので問題無いと思っていたが……。

 

 用意したメイドに聞くと「大事なご友人の様でしたので見合った物をご用意いたしました」と返って来た。

 

 彼女達には一般的な人類の感覚も期待していたのだが、私の家に仕えているせいで少し感覚が私達に引っ張られているのかもしれない。

 

 私は数十万円程度の物を用意するように言い、千穂達が居ない時に家を訪れてワインを交換した。

 

 二人はそれでも高すぎると言ったが、説得して帰った。

 

 

 

 

 

 

 千穂の家への泊まりが終わった数日後、彼女は泊まりに行く日を早く決めておきたいと言って来た。

 

 「私はいつでも良い、いつがいい?」

 

 ゲームをしながら会話する私達、時にはゲームと関係ない話をしながら戦う事もある。

 

 「そっか、じゃあ……そっち行った!」

 

 「了解だ」

 

 待ち構えてヘッドショットをする、これでここは占拠出来るだろう。

 

 「五月のゴールデンウイークの六日間は駄目かな?」

 

 「休みの間ずっと泊まるという事か?」

 

 「違う違う!その期間の平気な間だけだよ!」

 

 「お前が問題無いなら六日間泊まっても構わないぞ?泊まってみて居心地が悪ければ途中で帰ればいいだろう」

 

 「えっ!?……大丈夫?ご両親の予定とかは?」

 

 「駄目なら許可などしない、どうする?」

 

 「そっか、じゃあ……いい?」

 

 「いいぞ」

 

 「やった!じゃあ決まりね!」

 

 そんな事を話しながらもゲームでは勝利を収めた。

 

 

 

 

 

 

 FPSゲームを気に入り千穂と共にプレイしている私だが、他のゲームもやっていない訳ではない。

 

 面白いと感じる物は感じるが、微妙な物も多い。

 

 例えば、対戦格闘ゲームなどは相手の行動に簡単に合わせる事が出来るのでまず負ける事が無く、あまり面白くない。

 

 ロールプレイングゲームは懐かしく感じる物が多い。

 

 剣と魔法の世界やエルフ、ドワーフ、獣人などが出て来る物は特にそう感じる。

 

 現在、一般的にファンタジーと言われている世界観の原形は魔法人類の世界だ。

 

 以前、友人に魔法人類の事を話した事がある。

 

 後にその友人は私の話した魔法人類をもとにして、現在のファンタジー世界の原形を作り上げた。

 

 だからエルフは森人と似ているし、ドワーフも大地人に似ている。

 

 獣人はかつて存在した彼らそのままだな。

 

 ただ、懐かしく感じる事はあっても面白いかと言われれば、そうでも無い。

 

 大抵の作品の登場人物達は私から見ると行動が甘く、何よりストーリーが決まっている事が問題だった。

 

 思うように行動出来ないのはマイナスだ。

 

 中にはある程度自由に行動出来る作品もあり、それはそこそこ楽しめたが。

 

 頭を使うゲームや綿密な作戦を練る必要があるゲームはあまり興味を引かなかった。

 

 カミラ達に色々押し付けている事から、月の皆もきっと分かっている。

 

 最終的に力でひっくり返そうと考える私は頭脳労働に向いていない……と。

 

 今までそういった地位についても、殆どを周囲の者に任せていた。

 

 力だけでは不可能な事が存在し、必要に迫られればやるかもしれないが……それ以外は気分次第だな。

 

 後は、私が今の人類に伝えた魔法人類考案のオセロやトランプだ。

 

 これは今でも私達がやっているのだから、長く楽しめると言える。

 

 更に現在はオンラインで対戦出来るようになっているからな。

 

 こうして私は手広く色々なゲームに触れている。

 

 やはり今の所はFPSが一番だが、ランダム要素のあるローグライクも中々好みだったな。




 ワインの名前は適当です。



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