転生先はグレモリー家!   作:森羅万象

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キャベツとレタスはキャベツの方が美味しいですよね。


2話

ボクの名前はレン!

今うちでは家の一部を改装工事している。

理由としてはこの間うちの庭園で爆発が起きたからだ。それも小規模な物ではなく、うちの3分の1が吹き飛ぶ大規模なものだ。幸い重傷者はおらず、みな怪我の具合は軽傷ですんだみたいなんだ。

爆発の発生源近くにいたボクとサクヤも無事だったんだけど、これは多分サクヤが助けてくれたんだと思う。

きっと結界とかを張って守ってくれたんだよ!

ほんとサクヤには助けられたよ。ありがとね♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボクの名前はレン!

家の改装工事もようやく終わった頃、急に山籠りするって伝えられた。しかもボクとサクヤ、それに母上の3人だけで。何で?って訊ねてみたら、あなたに魔法を教えるためよって言われた。魔法を教えてくれるのは嬉しいんだけど、それだけの為だったらわざわざ山籠りなんてしなくても良いと思うのはボクだけかな……?

もしかして父上と喧嘩して家出とか?でも1人じゃ寂しいからボク達も一緒に連れていくとか?……あり得るな。

よくよく思い出してみればここ1ヶ月ぐらい2人とも何か揉めてたし。うん!これは山籠りと見せ掛けた家出だ……っ!

まあ2人とも大人だし、少しの間離れて頭冷やせばお互いの大切さが分かるでしょ。それまでは母上に付き合ってあげよっと!

 

ふーん、なるほど。ここが家出場所か。ウッドハウスみたいな建物だな。そういえばどのくらい此処に滞在するんだろ?1週間くらいかな?

ねえ、何時まで此処にいるの?えっ……、あなたが魔力制御を完璧にこなせるまでよって……。

つまりは父上が謝りに来るまでは家に帰らないってことで良いのかな?そゆことだよね?だって魔力制御を完璧にって、そもそも5歳児に求めるようなことじゃないと思うし。まっ、母上はもの凄く御立腹ってことなのかな?

このツケは大きいぜ父上。

 

今さらなのだか何で兄上は一緒に連れて来なかったのだろうか?父上1人だと可哀想だからとかかな?

ねえ母上。兄上は来ないの?ん?あの子はお仕事があるでしょって、そういえばそうだった!

兄上はもう働いてるんだった。何の仕事かは知らないけど父上の手伝いしたり、よく外に出掛けたりしてる。

考えてみればうちの家系は一体何を生業としているのだろうか?

この世界の生活水準は今一よく判らないのだが、うちの家計は裕福な方だと思う。家でかいし。使用人とか大勢雇ってるし。テーブルマナーとかには煩いし。まあ、最後の1つはともかく、家と使用人に関してはお金があるからこそであると思う。

う~ん、わんからん。まあ、上流階級ってのは確かなんじゃないのかな……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボクの名前はレン!

今日は珍しくサクヤがお越してくれる前に目が覚めた。瞼を開き一番に思ったことは、知らない天井だ、だった。

しかしそれも、隣でまだ眠っている母上とサクヤの存在で昨日家出したことを思い出した。

まだ眠たい体をベットからお越し、洗面台に向かい顔をバシャバシャと洗う。タオルで顔を拭き寝癖を適当に直す。

よし!寝癖はバッチリ!

母上達はぐっすり寝てて起こすのもなんだし、散歩にでもいこうかな。

 

いざ外に出て散歩し始めたはいいけど、木ばっかりでどこもかしこも似たような景色だなー。

まだ時間もあるしもうちょっと遠くまで探検してみようかなー?

ん?何だあれ?木の表面に引っ掻いたような傷がある。

……ちょっと待てよ。聞いたことがあるぞ。引っ掻き傷は獣が縄張りを示すときに付ける傷だって。

こ、この傷って、もしかして熊とかが付けた傷じゃ……。

あ、あれ?幻聴かな?背後から唸り声と重い足音が聴こえてくるんだけど。

ちょ、ちょっとだけ振り向いて見ようかな。単なる幻聴の可能性もあるし。うん!じゃあ、ちょっとだけ……。

orz……。やっぱり振り向かなきゃよかった。

何だよこいつ!なんで赤黒い雷纏ってるの!?

しかもよだれ垂らしてるし!ボクのこと食べるつもりなのかな……?

クッソー、狼に食べられてたまるか!

こうなったら先手必勝――逃げるんだよーん!

 

ふぅ、何とか逃げ切れた。でも滅茶苦茶に走ってたせいで、此処が何処なのか一切判らない……。

あの狼しつこいんだよ。やたらと追っ掛けて来るんだもん。余りにもしつこいもんだから、威嚇射撃のつもりで1発だけ魔力弾を放ったんだけど……。

なんで更に元気になって追っ掛けて来るのさ……?1度足が止まったんだよ。だから諦めてくれたのかなって思ってさ、ボクも足を止めたんだよ。そしたらまた追っかけ来てさ。

安心させといて絶望の底に叩き落とすのやめてって感じだよ。全く……!ちょっと涙目になっちゃっただろ。

今度会ったら覚えてろよ……!

 

自分が何処にいるのか判らないから、木の枝を使って適当に道無き道を進んでいたら拓けた場所に出た。

そこには透き通るよな湖があって、水浴びをしている女性が1人いた。

そう、全裸で!水浴びを!している!女性が!いたのだ!

す、凄い。あの人が跳ねる度に綺麗な形をしたおっぱいがプルプル揺れている。

あっ、ヤバい気づかれた!お姉さんがこっちに来る!

こ、こんにちは!あっ、はい。そうなんですよ。道に迷っちゃって……。

えっ?でも、知らない人にはついていっちゃダメって言われてるから……。うーん、確かにボクだけじゃ危ないですけど。さっきも大きい狼に襲われたし。

わ、わかりました。じゃあお願いします。

でも、その前に服を着てください。……いろいろ丸見えです。

 

ところでお姉さんの着てる服って珍しいよね。何ていうか現代的って言えば良いのかな。お姉さん何処から来た人なの?人間界!?人間界あるの!?良いなー、行ってみたいなー。じゃあそこに行けば現代的な服もあるの?ボク、パーカーが欲しいんだよね。期待を裏切ってごめんなさいって、売ってないの!?それお姉さんが自分で作ったやつなの?凄いね!良いなー。パーカー欲しいなー。

本当に作ってくれるの!?やった!ありがとう!

その代わり教えて教えて欲しいことがある?なになに、この間のボクの家で起きた爆発のこと?

そのくらい御安い御用だよ!う~んとね、爆発は突然起こったんだ。ボクがサクヤに魔法を教えてもらってたら、ボク達の近くでバーンって。

え?もういいの?ちょっ、ありがとねって頭撫でながら言われても困るよ。もうちょっと説明させてよー!

確かにボクって説明がヘタだけどさ、お姉さんあからさま過ぎるよ。

ごめんなさいって、笑って謝られても許してあげないもんね。

あっ、ごめん。嘘だから、ゆるすから置いてけぼりにして先に進まないでー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボクの名前レン!

今日から本格的に修行を開始するんだって。てっきりその話は家出するための口実だと思ってたんだけど、一応やるみたいなんだ。形だけでもって感じかな?

まあでも、魔法の修行ってのは楽しみだから良いんだけどね!

母上ー。最初はなにするの?体力作り?ナ、ナニソレ。魔法と全然関係ないじゃん!それ運動部が一番最初にやることだよ!

 

キツイ。キツイ過ぎる。かれこれ一時間は走らされてる。そしてサクヤも何故か一緒に走らされてる。

多分ボクのことを思って一緒に走ってくれているのだろう。なんて優しい娘なんだ。

ねえサクヤ。ちょっと休憩しよう。もう疲れた。

……ねえサクヤ。母上と父上は何時になったら仲直りするのかな?ボク嫌だよ!二人が仲直りするまでこんなこと続けるなんて……。

こんなこと続けてたら身体が持たないー!スパルタ過ぎるだろ!父上はやく謝りに来てー!

うわっ!急に抱き締めないでよ。う、うん。そうだよね。きっとすぐに仲直りするよね。

……サクヤちょっと汗くさーーぐはっ!

 

はっ!ここは……家?あれ母上?身体?大丈夫だけど……それよりなんでボクはベットで寝てるの?

ランニング中に倒れた?それでサクヤが運んできてくれた?そうなんだ!ありがとうサクヤ!

どうしたの?なんで目を逸らすの?恥ずかし柄なくても良いじゃん。もうー、あっそうだ!

サ~クヤ。えいっ!サクヤって良い匂い。

うわっ!ごめん!そんなに震えるほど嫌がられるとは思ってなかったらか……。

え?違うの?なんだよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボクの名前はレン!

家出をして1ヶ月余りがすぎた。

最初は苦痛に感じていたスパルタの体力作りも次第になれ、今では談笑しながらでも簡単にこなせるほどだ。

そして今日からとうとう魔法の練習をするらしい。

ところで父上は何時になったら謝りに来るのだろうか……?

 

魔法の練習といっても初めは魔力弾作って的に向かってポポポポーンってやるだけ何だって。そんなの簡単すぎだよ。魔力弾はもう作れるしね!

母上初めていいのー?おっけー!そーれ、ポポポボーンッ!?

……。

母上ー!的が爆発したー!

失敗したのねって、失敗じゃないよ!ボクが魔力弾打ち込んだらボーンッ!て爆発したんだよ。

そう、つまりはポポポポーンの上位互換であるポポポボーンッ!を修得した事になるんだよ。

ポポポポーンを出来るようになりなさいって、えー、なんでー?進化系を覚えたんだよ。ブーブー。

 

いくらやってもポポポポーンにならないので、気分転換に散歩をしていたら以前襲われた狼に遭遇した。

だがおかしい。以前と違い、すぐに襲ってくる様子がない。むしろあの目はド○クエとかで魔物倒した後に、仲間になりたがっている、みたいな感じのような気がする。

よ、よし……。試してみるか。お手!イタタタッ!痛い痛い!手が潰れちゃう!ごめんなさい調子に乗りました!

すまないRGって、もうちょっと力加減気を付けてよね。……あれ?今しゃべらなかった!?そうだがって、しゃべれるの!? すごー!

じゃあ狼とかって皆しゃべれるの?あっ、そういう訳じゃ無いんだ。一定以上の力がある魔獣だったらしゃべれるやつもいるんだ。そうなんだ。

所でさ、RGってだれ?ボクの名前はレンなんだけど……。

 

結局RGが誰なのかは分からなかったが、どうやらこの狼はボクのペットになりたいらしい。理由を聞くと、たった1発でこのオレを奮えたたせたのはRGが初めてだ!とかで何のことやらさっぱりだ。

とりあえずこいつをペットにするにしても母上達の許可が必要になる。

 

 

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