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因みにタイトルは造語。
直訳すると「決定的な死線」ですが
「決死の戦い」とでも訳してください。
Deadline、は死線……ペルソナ1の中ボス戦(&PSP版罰の神取戦)のタイトルから。
これでもD×Dとなったので、サブタイ採用と相成りました。
私の中ではハイスクールD×Dの顔ってのはリアス・グレモリーです。
兵藤一誠ではありません。
「はああああああっ!!」
「おおおおおおおっ!!」
リアスの滅びの魔力。
アモンの原始の魔力。
互いにぶつかり合う戦場は、リアスが下馬評以上の力を発揮していたことを証明し。
アモンも人間の身体と言う枷を付けられながらも、その力は全く衰えていないことを示し。
単純に力に秀でる現代の悪魔の魔力に対し。
今となっては古典芸能とさえ言われる古代の魔力を、実戦レベルまで高めた旧い魔力。
「アモン! 早くセージを出しなさい! 私は彼に用があるの!」
「無礼だぞ小娘! 今目の前に在るは、かつて冥界の戦いを制した勇者アモンであるぞ!」
もはや魔力の域を超え、超能力と言っても過言ではないアモンのそれは
リアスの攻撃を難なく躱すどころか、その動きを以てリアスを翻弄する。
……しかし。
(チッ、とは言え流石に
リハビリとは言っているが、調子に乗ったらそのリハビリでセージが壊れちまうぞ)
アモンの力に、セージの肉体が追いつかないのだ。
魔神剛の鎧が桁外れに強かったのは、そのセージの肉体の限界に左右されず
また、超魔合金Dと言う失われて久しい希少金属を鎧の材質に使い
その上でアモンの全力に耐えうる構造をしていたからなのだ。
そのため、今アモンがやっているのは言うなれば時間稼ぎである。
セージの心の整理を付けさせるための。セージの肉体が元に戻るまでの。
セージが元の状態に戻れば、アモンはすぐさま引っ込むつもりで戦っていたのだ。
そして何より、そんな時間稼ぎをいつまでも続けられるほど
セージの肉体はアモンの全力に対してついて行けない。
そのためか、途中からアモンはリアスの攻撃に対し防戦一方になっていく。
リアスの作り出した滅びの魔力の包囲陣を、
そこから生じた一角の隙を突いて、
そして振り向きざまに、岩をも砕く
どれも、今の悪魔ならば誰でも使える程度の魔力。
それをアモンは、一つ一つが必殺技と呼べるほどの威力まで昇華させていたのだ。
故に、一つ一つの攻撃の消耗が激しいリアスに対しては、アモンは持久戦に強かった。
だが、それもセージの肉体と言う枷が無ければの話である。
仮に魔神剛の鎧を以てアモンがリアスと戦えば。
滅びの魔力は超魔合金Dで止められる可能性すらあり。
必殺の
アモンはユーグリットよりも正しく、魔王に匹敵するかそれ以上の力を持っているのだ。
だがそれも、アモンが全力を出せるという前提の話。
現状では、魔王に遠く及ばないリアスと互角に戦うのが限度なのだ。
無論、今の状態で滅びの魔力をまともに受けては肉体の元々の持ち主であるセージが危ない。
それもあって、互角に戦っているように見せているだけで、実はアモンは劣勢だったのだ。
(アモン! もういいぞ、タイミングを見計らって交代だ!)
「……やれるんだな、セージ?」
セージからのゴーサインが出たことで、リアスの撃ち出した魔力弾を相殺した際に生じた煙に紛れ
アモンが前もってモーフィングで急ごしらえし、新しく用意した駒王学園の改造制服を纏いながら
爆風の中からいよいよ宮本成二が姿を現す。
「セージ。女性を待たせるのは感心しないわね。
せっかくあなたに合わせて正装を用意してきたというのに」
「正装? 駒王学園の制服じゃなくてか?」
疑問に思うセージを他所に、リアスが右手指をパチンと鳴らすと
彼女のある意味年不相応で珍妙な呼び名の由来にもなっている
豊満な肢体を赤い靄が覆い隠す。
パッと見では
靄が消えた時、そこには光沢のある真紅のレオタードでその肢体を浮かび上がらせ
ヒールの高いサイハイブーツを履いた、作り話に出てくるタイプの悪魔の姿をしたリアスがいた。
「正直、悪魔のファッションとしては一昔前で古臭いのだけど
人間にとってはこっちの方が馴染み深いでしょ?
これ、セージの好きそうなチョイスだとも思ったんだけど」
「……俺は悪魔の文化に詳しくないんだから話振られても知らねえとしか言えねえよ
あと人の性的嗜好についてとやかく突っ込むな、デリカシーが無いぞ」
(俺の時代よりは後だな。デーモンには文化って概念がほぼ無いし。
っつーかセージ、それ認めてる発言だぞ)
因みに、何故リアスが態々こんな言うなればの古臭い服を持ち出してきたかと言うと
これが伝統的な勝負服だから、というのもあるのだが
マスク・ザ・ハチワレやカムカム・ミケと言ったケースを見ていたことも理由として存在する。
要は、セージの気を引く作戦である。
今まで散々(今も尚)リアスはセージに邪険に扱われている。
それが我慢ならないリアスは、こうした形でもセージの気を引こうと考え
態々古いタイプの勝負服を持ち出してきたのだ。
マスク・ザ・ハチワレやカムカム・ミケのリングコスチュームもそう言う意図があったためか
それを考案した黒歌はリアスの恰好について青筋を浮かべていた。
「や……やっぱあいつ油断できないにゃん」
「で、どうかしら?」
「どうもこうもあるか。白音さんや黒歌さん、姉さんならいざ知らず
なんであんたなんか」
「なら、首を縦に振らせてあげるわ!」
流し目から寸分の隙も無く滅びの魔力を放ってきた忙しいリアスの攻撃を
一瞬驚いたことでギリギリになったものの何とか躱したセージ。
その後ろでは、よく言ったとばかりに黒歌が首がもげそうな勢いで縦に振っている。
セージも茶番に付き合わされ、今度は反撃とばかりに
表情一つ変えずに
SOLID-STINGER!!
しかもそのカードは、従来の触手を操るカードから発展進化した
貫通力に秀でたより強力で攻撃的な触手を操るカード。
攻撃こそ直線的だが、その威力や出の速さはセージの今持つ攻撃手段の中でも折り紙付きである。
少なくとも、威力は絶大だが出の速さや弾速が絶望的な滅びの力を制するには適した性能だ。
「――――しっ!」
「ちょっと!? 少しはこの戦いを楽しもうという気は無いの!?」
「無い」
リアスは戦いを通して、セージを理解しようという腹積もりだったのだが
当のセージは全くそんな意思を見せていない。今繰り出している攻撃だって
要は棒術や槍術の連続突きをひたすら繰り出している訳である。一息もつかせる間もなく。
「……ここまで邪険に扱われると、少し傷つくわよ」
「だったらアプローチのかけ方を考えたらどうです。馬鹿の一つ覚えじゃあるまいに」
「…………またあなたは、そうやって私をバカにする!!」
リアスの感情の爆発が、セージの読みを上回る形で攻撃を繰り出させた。
滅びの魔力が、セージの放った触手を全部飲み込み消し去ったのだ。
これにはセージも身の危険を感じ、すぐさま飛び退くが――
その一瞬の隙を逃さずに回り込んだリアスによって、羽交い絞めにされてしまう。
密着した上で悪魔の力で抱え込んでいるため、一応人間のセージでは
リアスを振りほどくことがままならない。
「やばっ……!」
「この距離なら、防御は出来ないわよね!?」
両腕両足でセージの背後からしがみついているため
その見てくれは令嬢らしからぬ格好ではあるものの、確実にセージの四肢は封じていた。
その間に、リアスは自由に動く右掌に滅びの魔力を集める。
無論、こんな位置ではまともな防御も出来ず、リアスも巻き添えを食いかねない。
それでも、セージに確実にダメージを与える方法を選んだのだ。
観念したのか、セージは両手の力を抜いた。
「……そうだな。この状態であんたの攻撃を防ぐなんざ土台無理な話だ。だが――
――あんたと心中する気も、微塵も無い! 行け、ガン・レギオン!!」
セージの羽織る丈長のブレザーの裾部分から、ガン・レギオンが飛び出す。
リアスはセージの「身体」は封じたが、「服」やそれに付随するギミックまでは封じていなかったのだ。
結果、カード――記録再生大図鑑を介さずに召喚することが可能なガン・レギオンの攻撃を受け
リアスはセージの拘束を解かざるを得なくなってしまったのだ。
(……とはいえ、ガン・レギオンだけでこの有様じゃ……
アキシオン・バスターなんぞ撃てんな……げほっ、げほっ)
しかし、そのガン・レギオン。稼働には周囲に漂う負念や
セージが持ち合わせている負念を集める必要がある。
その行動は、セージに決していい影響を与えるはずが無いのだ。
しかも、集めた悪霊の力はそれを断ち切る力への昇華をさせたとは言っても
そのサイブレードの本質はディス・レヴ――即ち、悪霊を集める力だ。
悪霊から解放するはずの力が、余計に悪霊を集めているという
矛盾をまだ、解決できずにいたのだ。
リアスの拘束からは解放されたが、セージはやはり苦しそうに息を切らしていた。
「……あなた。そんな不全な状態で私に勝てるとでも言いたいの?」
「半分以上あんたの部下のせいだろ。
悪霊の管理に関しちゃ、返す言葉も無いですがね……ごほっ」
流れで仕方なかったとはいえ、ここまでにセージはナイアとの激戦を制し
イッセーには精神的に深手を負わされている。快調か不調かで言えば、間違いなく不調の部類だ。
とくに精神の深手は、悪霊の浄化に大きな影響を及ぼす。
今のセージは、本来の悪霊の濾過がうまく行っていない状態とも言えた。
「喜べよ。あんたの部下は、確かに俺を打ち破るための一手を繰り出した。
だからって負ける気は無いが、苦しいのは事実だ……けほっ、けほっ」
「……それは私に対する嫌味かしら!?」
リアスがあんな勝ち方でセージに勝ちたかったかどうかと言われると、間違いなく否である。
そもそもセージは現状でもわかる通り、散々リアスを挑発し
彼女に対する敬意など、まるで持ち合わせていない振る舞いが多い。
受けた仕打ちを考えれば、敬意を抱けという方が土台無理な話なのであるが。
だからこそ、リアスはセージを屈服させた上で勝利したい、という願望があった。
だがその願望は、セージに彼女を力の上で認めさせることである。
先程イッセーが行ったように、セージに卑屈な態度を取らせた上での勝利などでは断じてない。
(……実際、アキシオン・バスター抜きで滅びの魔力を打ち破るには……)
(セージ。俺はもう手を貸さんぞ。俺が手を貸すのはあそこまでだ。
魔神剛の鎧なら、確かにあんな小娘一捻りだ。だが、それは……)
(皆まで言わなくていいアモン。そうだ。それは、「人間の勝利」じゃない。
確かにある意味の絆は得ているかもしれないが、魔神剛の鎧は「人間の力」じゃない。
この戦いを制し、人間を護るのは……人間の意思と力でなくてはならないんだ!!)
悪霊の影響で弱っているセージだったが、アモンとの問答で気合を入れ直し。
更なるカードで態勢を立て直す。
PROMOTION-KNIGHT!!
「行くぞ、フリッケン!」
「
龍を象った力のそれは、マシンキャバリアーと呼ばれるサイドカーへと姿を変え
搭載された単装砲と、引き続き使う貫通力の鋭い触手を騎乗槍代わりにした合わせ技で
リアスとの戦いに臨むこととなった。
「は……速過ぎて攻撃どころじゃないわ!」
いくら悪魔と言えど、マシンキャバリアーはその悪魔対策も考慮に入れられた
言うなればのスーパーマシン。
フィクションのスーパーマシンは、得てしてとんでもない速度能力を持たされているが
マシンキャバリアーもその例に倣っていると言えるだろう。
本来ならばもっと広い場所を疾走するのに使われるマシンだが、そこはセージが
必死になって自動二輪教習を受けた際の操縦テクが活かされる形となった。
「俺はあんたと遊ぶつもりは無いんだ。鬱陶しいから消えろとまでは言わないが
人間と仲よくしたいなら、人間との付き合い方を勉強してから出直してこい!!」
マシンキャバリアーの主砲が、リアスを焼き尽くす……かに思えたその時。
『部長! 僕の力を使ってください!』
ここでリアスの胸元に、赤い騎士の駒が光り輝く。
その直後、まるで「騎士」の特性を得たかのように
リアスはあっさりとマシンキャバリアーの主砲を回避して見せた。
「……何が起きた?」
COMMON-SCANNING!!
これはセージにとっては初見の能力であり、彼の知るうちでの
そうなればと、彼は検索を試みるが……そこから現れたのは、断片的な情報だけだった。
――「
(これだけじゃ情報が足りないな……無限大百科事典で深掘りする、暇は無さそうだし
まさかここに来て実はリアス・グレモリーは「
仕方ない、スピードで翻弄するのが難しそうになっただけで
防御自体に関しては、今までと変わらないはずだ!)
(それか、アジュカ辺りが要らん細工をしたか? いずれにせよ、雲行きが怪しいな……)
「騎士」――木場の力を得たリアスは、滅びの力を剣に変えてセージに接近戦を挑む。
しかし、セージはマシンキャバリアーと言う鉄の馬に乗っている状態であり
言うなれば騎兵対歩兵の戦いとなってしまい、これはリアスがアドバンテージを取り戻すには至らなかった。
しかし、セージの側も決定打を与えられなくなったのも事実だ。
何分、リアスの動きが今まで以上にすばしっこい上に、スピードに振り回されている感覚が無い。
つまり、互いに一撃が入れば決するものの、その一撃が入らない状態になったのだ。
思わず滅びの力を剣に生成してセージに接近戦を挑んだリアスだったが
何故こうしたのか、については自分でも理解が追いついていない部分があった。
一つだけ言えるのは、確かに忠義を誓い、共に戦おうと心を固めた木場祐斗が
今こうしてリアスに力を貸している事である。
(理屈がわからないのは不安要素だけど……セージは確かに私一人では倒せない相手。
祐斗、あなたの力……使わせてもらうわよ!)
『セージ。これ、お前の
(モーションか! 俺が周防巡査とかの力を利用する際に使う、あの!)
フリッケンの指摘に、セージもリアスが新しく見せた力の傾向を大まかに理解する。
そしてそれは、決して当たらずとも遠からず、どころかほぼそれに近いものであるという事を
間もなく思い知ることになるのだった。
騎兵と歩兵の違いこそあるものの、今リアスが繰り出している剣技は
彼女が良家の令嬢の嗜み以上には扱わない剣技のキレを遥かに超えていた。
それこそ、セージは木場を相手にしているのかと錯覚する程度には。
幸い、セージの側も「騎士」――彼の「騎士」は、剣術槍術を強化する効果もある――
であったため、今のリアスに後れを取ることは無かったが。
「動きが早いなら……仕方ない、ガン・レギオン……ッ!!」
うめき声を漏らしながら、セージはガン・レギオンを召喚する。
それに対してリアスの胸元には、今度は赤く光る「
(この場に来て回復……いや、違うな……マズいセージ! ガン・レギオンを戻せ!!)
『今度は僕が行きます! いつまでも泣いて、引っ込んでばかりの僕じゃない!!』
次にリアスが得た力は、ギャスパーの力。
吸血鬼になったわけでは無く、リアス自身の身体を無数の滅びの力を纏った赤い蝙蝠へと変化させ
セージが召喚したガン・レギオンを各個撃破にかかったのだ。
また赤土的性的嗜好ぶち込んでます。
最近ちょっと多いかも……まあ原作ああだしいいか。
どうでもいいですが、赤だとくどいからか白や黒、紫もよく見ますよね。
リアスの「そう言う」衣装。
学生の正装なら制服で間違っちゃいないですが
「駒王学園のリアス・グレモリー」では無く「悪魔リアス・グレモリー」として
セージに戦いを挑んできたため、こんな格好に。
鞭とか持ったら似合いそうな位SMクラブに出て来そうな格好がモチーフですが
それは朱乃の管轄だろうから今回は無し。
と、格好から既にお気づきかと思いますが
かなりリアスも「原作に無い独自強化」を加えてます。
具体的には相手を見下ろす形で滅びの魔力ぶっぱする戦いが多かったのが
かなりの肉弾戦に走ってます。イッセーなら間違いなくご褒美。
セージもプライドと本気でそれどころじゃないから顔に出してないだけ、って部分は少なからずありますが
こっちは多分猫二匹とのガチスパーで耐性ついてる。
特に「王」の駒はリアス独自の進化を遂げたと言っても過言では無いです。
眷属を大事にする(自称とは言え)からこうなった感じです。
……ただ、その眷属に水から降りた奴とは別に裏切り者も同然なのがいるのが
リアスの救われない部分。前に細工されてたような……?
ガン・レギオンの不調。
使用したりサイブレードとかで昇華はしてるはずなんですが
過程で悪霊取り込んでることに変わりは無いですし
ちゃんとした浄化装置持ってないから……
※2025/10/04修正
なんか意味が矛盾してる発言してたので。