ハイスクールD×D 学級崩壊のデビルマン   作:赤土

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体調の維持と、引っ越しの準備と、普段の仕事と、その他諸々

……この所、ちと気が休まってない気がしますが
何とかできましたので投稿します。


……あ、リシュリュー来ました。
この世界にもパリコレモデルとしているかもしれません。
……たぶん。


Sword11. 「公爵」 Bパート

〈レモンエナジー!〉

 

目の前の青いスーツに明るい黄色の鎧とマントを纏ったアーマードライダー――デュークは

レモンの描かれた水色の錠前を左手の赤い弓に装填し、引き絞る。

そこから放たれた矢は、闇や風を切り裂く勢いで僕らを狙ってきた。

 

「次は耐久テストだ、耐えてみせてくれたまえ」

 

――こんなのが直撃したら、ひとたまりもない!

 

デュークの弓から放たれた光の矢が、闇や風を切り裂きながら僕らを射抜こうとした時

布袋芙(ほていふ)先生の神器(セイクリッド・ギア)から生まれた影が、僕らを攻撃から防いだ。

 

「先生!」

 

「一応、僕はリアス君の眷属であり君達の顧問教師だよ。

 だから、僕には君達を守る義務がある。さて……デューク、と言ったね。

 今ここで僕らが戦う理由は無いに等しい。手を引いてもらえないかい?」

 

布袋芙先生がデュークを止めようとするが、彼は先生の言葉に耳を傾けようともしない。

彼も結構勝手な理屈で動いていないか……?

 

「それは出来ないな。タワー襲撃犯対策は警察や自衛隊が動いている。

 外の警護にも、他のアーマードライダーが向かっている。

 それより、君達が悪魔である以上、我ら人間にいつ害を成すか分かったものじゃないからね。

 故に、君達の力は私が試させてもらっている。

 ここで私一人に斃されるならばそれは安泰、そうでなければユグドラシルの全力を挙げて

 悪魔――三大勢力対策を成さなければならないからね」

 

完全に、デュークは僕ら悪魔を人類の敵として見做している。

アーマードライダーシステムが悪魔対策として作られたとは、僕も薄々勘付いていたが

ここで当のアーマードライダー本人から言質が取れるとは思わなかった。

 

……うん? じゃあ光実(みつざね)君は?

そう考えると、アーマードライダーってのは完全に一枚岩じゃない。

まあ、得てしてそんなものではあるし、彼は僕らが悪魔だって事を知らないかもしれない。

だとしたら、騙してるみたいで気分が悪いかな……

 

「ふざけないで! 私達がいつ人間に害を成したというの!?

 憶測で被害妄想を広げている暇があるなら、あなたも仲間のアーマードライダーの下に

 向かうべきじゃないのかしら!?」

 

部長の激昂にも、デュークはどこ吹く風と言った態度だ。

僕らは人間に害を成してないかもしれないけれど

はぐれ悪魔の事を考えたら、とてもそうは言えないような……

 

少しの沈黙の後、堰を切ったようにデュークのボイスチェンジャー越しの笑い声が木霊した。

 

「フッ……クククッ……アーッハッハッハッハッハッ!!」

 

「……何がおかしいの!」

 

「いや、ここまで君が情勢が読めてないとは思わなかったからね。いや失敬失敬。

 アーマードライダーシステムは確かにインベスのような未知の脅威に対する

 抑止力――自衛の手段として開発されている。しかし……」

 

一呼吸置いた後のデュークの発した言葉。

それは、僕や或いはセージ君ならば想像に難くなかったことだろうが

部長には、少々受け入れ難いものだったようだ。

 

「その未知の脅威ってのには、君達悪魔も含まれているという事は自覚した方がいい。

 ああ、神器の有無如何で無差別に人を殺して回る堕天使や、人を洗脳して私兵にする天使も

 未知の脅威には含まれているから、安心してくれたまえ」

 

デュークの言っていることは、ほぼフューラー演説のそれと変わらなかった。

彼がユグドラシルの関係者だとするならば、ユグドラシルのような大企業でさえ

フューラー演説の言う事を真に受けてる――言い方は悪いけど――って事になる。

 

「まるでフューラーの言ってることじゃない。あんなでまかせに踊らされるなんて

 貴方も公爵(デューク)を名乗る割には大したことないのね」

 

部長もデュークが言っていることはフューラーのでまかせであると、虚勢を張っている。

本人は虚勢のつもりはないのだろうけれど、僕には悪いけど虚勢にしか見えない。

 

「……本当に、そう言い切れるかな?

 君は悪魔として、人間に貢献してこられたかな?

 力や技術ってのは、人に、社会に、世界に貢献するためにある。

 ……戦極凌馬(せんごくりょうま)の研究だって、その力を以てして世界を救済するためのものだ。

 君が、悪魔が果たして世界に貢献してこられたかな?

 ああ、君らの世界である冥界の事なんか知らないよ? あくまでも、この人間の世界での話だ」

 

……冥界ならば、いや冥界であろうとも部長の評価は芳しくない。

悪魔ならば、人間と契約をして利益を上げるのが定石なんだけど

僕らの契約者はテロの被害に遭って軒並み殺されたり、疎開したりしてしまっている上に

フューラー演説が後追いとなって新規顧客を得ることも難しい状態だ。

こんな状況で、人間に、社会に貢献しているなどとどうして言えようか。

 

「ぐっ……! 禍の団(カオス・ブリゲート)が、フューラーが余計な事さえ言わなければ……!」

 

「なあグレモリーのお嬢さん、サーゼクスに教わらなかったのか?

 貴族がノブレス・オブリージュを遵守する、その理由を。

 無責任、独り善がり……そういう振る舞いこそ

 民衆に反乱されるダメな貴族のそれだからさ!

 

 まぁ、君達は兄妹そろって似たような振る舞いをしているから

 あの兄にしてこの妹ありって所かな、アッハハハハハハハハッ!!」

 

デュークによる追い打ちが、言葉と、行動で行われる。

ボディブローを受けよろめいた部長の背を踏みつけ、地面に這い蹲らせるとそのまま

部長を踏みつけ始めた、流石にこれ以上は黙ってみていられない!

僕が先陣を切る形で、デュークに一斉攻撃をかける。

 

「これ以上はやらせない、双覇の聖魔剣(ソード・オブ・ビトレイヤー)!」

 

「雷よ!」

 

「ラッセー君、お願いします!」

 

実力で敵うとかどうとかじゃない、これ以上は見ていられない。

デュークの暴行を止めなければならない、ただそう思っただけだ。

 

……だが、デュークの力は身体能力だけではなかった。

僕の剣戟を弓で往なすと、そのまま姿を消してしまう。

 

「ハッハッハッ、偽りとは言え麗しい愛情だねぇ。

 だが、仲良しごっこで私に勝とうとは嘗められたものだ。

 ここは……もう少し、お灸を据えなければならないね!」

 

姿を消したまま、デュークは出てこない。

回復のチャンスと見たアーシアさんが部長に駆け寄り、「聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)」で回復させる。

 

「今治しますね、部長さん」

 

「……心配には及ばないわアーシア。

 けれどあいつもまた言いたいことだけ言って消えていったわね……

 この所戦う相手には、こんなのしかいないのかしら。

 喋らないインベスやアインストの方が、余程やりやすいわ」

 

言いたいことはわかる。だけど、それってどうなんだろう。

彼らの訴えている事――まぁ、禍の団に同情の余地は多分ないと思うけど――に耳を貸さずに

一方的に断罪することが、果たして正しい事なのかどうか。僕にはわからない。

少なくとも、はぐれ悪魔に関しては一方的な断罪が出来るとは思えない。

黒歌さんの例があるし、セージ君だってある意味どころかほとんどはぐれ悪魔だ。

彼は事故で転生悪魔になっただけで、今は悪魔じゃないけど。

 

「あらあら、私としては悲鳴も上げてくれないアインストの相手は退屈ですけど。

 インベスも私の聞きたい悲鳴ではないですし……」

 

「……みんな、おしゃべりはそこまでだ。次が来る、注意しておくれよ」

 

布袋芙先生に促され、通路の奥を見張ると

そこにいたのは――デュークだった。

それも……一人じゃない、二人、三人……四人はいる!

 

「ハッハッハッ、逃げなかったことは褒めてあげよう」

 

「だが、蛮勇も貴族の姿勢としては正しくないことを覚えておきたまえ」

 

「それとも、そういう風に力押しでなければ権威を維持できないのかい?」

 

「ならば私を倒し、君の力を証明するがいい……できるものならね」

 

完全に挑発している、しかも分身した上でだ。

こうなれば、言葉が反響するものだから……

 

案の定、部長の滅びの魔力がタワー内部で炸裂した。

僕らがタワー崩壊させてどうするんだよ……

 

「クッ、ちょこまかと……!」

 

実際、部長の滅びの魔力は弾速が遅いので、素早い相手には向かない。

ともすれば、僕でも封殺できるかもしれないくらいだ。

だけど、少し違和感がある。セージ君ならばああなった時には分身を消して加速するだろうけれど

デュークは分身を消していない。

 

同じく分身を活用するセージ君は「分身全部に当たり判定があり、かつダメージを共有する」から

部長の滅びの魔力みたいに広範囲を攻撃する技は苦手としている。

だが、デュークは何事もなかったかのように振舞っている。これって……

 

「フフフフッ、どうした? 紅髪の滅殺姫(ルインプリンセス)の力はそんなものか?

 眷属……特に赤龍帝がいなければ、君は何もできないのかい?」

 

「……言わせておけばァ!!」

 

「部長、落ち着いてください! このまま力を使ったらタワーに影響が!」

 

僕とアーシアさんで必死に部長を止めるけど、まるで聞く耳を持ってくれない。

布袋芙先生は部長へのデュークの攻撃を逸らしているのに集中しているらしく

こっちには声をかけない。だからもう一押しは副部長が必要なんだけど……

 

「姫島朱乃、君の事もよく知っているよ。

 忌み子、父親に愛されなかった子、母を守れなかった子。

 その薄汚い羽根は、悪魔になっても消えなかったようだねぇ」

 

「……ッ!!!

 そんなに私を怒らせて、どうなっても知りませんわよ……!」

 

デュークは副部長まで挑発している。この二人が挑発に乗りやすいのを知っているかのようだ。

部長を止めるべき副部長が、そろって挑発に乗ってしまっている。これじゃあ……

怒りに任せた滅びの魔力や魔力雷が唸るが、肝心のデュークは息一つ切らしていない。

一方、魔力をこれでもかとつぎ込んだ部長や副部長の方が、息切れを起こしている。

通路を崩落させるほどの攻撃を繰り出したにもかかわらず、何も好転していなかった。

 

その一方でデュークは攻撃を仕掛けて来るが

その攻撃もこちらを確実に仕留めるものというよりは

完全に様子見のジャブ程度のものしか繰り出さなくなっている。

相手が四人いるから、結構やりにくい。

 

おまけに、このタイミングでセージ君から電話がかかって来るし……

応援を呼ぼうかとも思ったけど、通路が塞がってしまっているから呼ぶことさえできない。

セージ君を呼べれば、事態は好転したかもしれないけど……物理的に呼べないんじゃなぁ。

 

『繋がった! 祐斗、事故が起きたがそっちは大丈夫か!?』

 

「ごめんセージ君! 今戦闘中なんだ! 青くてレモンの鎧を着た黒影の仲間みたいな奴に……

 

 ……うわっ! くっ、こっちは何とかするけど、後でかけ直すよ!」

 

『お、おい祐斗――!!』

 

デュークの攻撃を躱しながらなので、結構必死だった。何せ、こちらのスピードや動きを読んで

弓で狙ってくるものだから、やりにくいことこの上ない。

せめてもの救いは、四人いる割には攻撃は四方向同時から来ない事くらいか。

 

……えっ? これってもしかして……

 

「君達はここを壊したいのか? 私としても無用な破壊は避けたいから

 それが目的の場合、全力で排除しなければならなくなるが……

 それにそうだとしたら、禍の団を糾弾している君達が禍の団と似たようなことをするなんて

 それは何の冗談だい? こういうのは私のセンスには合わないが」

 

「いっ、言わせておけば……!」

 

どこまでも、デュークは部長を挑発している。完全に遊んでいるようだ。

これは、どんなに頑張ってもここで僕達がデュークを倒すのは無理だろう。

消耗しきった部長や副部長に、決定打に欠ける僕に、攻撃力のないアーシアさん。

布袋芙先生なら、何とか出来るかもしれないけど……不確定すぎて頼りにできない。

 

好転するための手を考えていたが、そうしている間にデュークの方から終了宣言が出された。

ここまで一方的に戦闘を繰り広げておいて、ここで終わらせるなんて何を考えているんだ?

 

「おっと、すまないが時間のようだ。まあ及第点程度のデータは取れたからよしとしよう」

 

「ど、どこまでも人をおちょくって――ッ!!」

 

部長の最大出力の滅びの魔力がデュークに向けて放たれようとしていたが

流石にあんなものを放てば、デュークは倒せるかもしれないけれど

タワー自体が倒壊する、そうなったら僕らが本当に犯人扱いされてしまう。

 

「そこまでだリアス君。そんなものをここで放てば、タワー自体が倒壊する。

 そうなれば、僕らはたちまち禍の団と同じ、テロ組織の仲間入りだ。

 君のお父上や兄上の面子もある手前、これ以上は止してもらえないかい?」

 

渋々と言った様子で、部長が攻撃を取りやめる。

小声で「お父様やお兄様は関係ないじゃない……!」って言ってたのが聞こえたけど

魔王様の妹でもある部長が人間界で大都市のランドマークタワーを倒壊させたとなったら

ただ事では済まないと思うんだけど……

でも、もっと早く止めてほしかった。布袋芙先生も何考えているか分かったもんじゃない。

 

「感謝するよ。あんなものを受けては、折角のゲネシスドライバーが破壊されてしまうからね。

 そうなったら、せっかく集めたデータもパーだ。それじゃあ私はこの辺で失礼するけど……

 

 ……いい事を教えてあげよう。外には今、アインストの大群が現れている」

 

「!!!」

 

アインスト!? セージ君がクロスゲートが動いてるから注意しろって言ってたのはこの事か!

と言うか、デュークはアインストが現れているのにこんなところにいたって言うのか!?

しかも、僕らを相手に遊んでいたって事か!?

 

「だったら、貴方も外に行くべきじゃない!」

 

「フッ、態々私が出向くまでもない。

 私が信頼するアーマードライダーが二人……いやそれ以上か。

 既に外で戦っているからね。だからこうして安心して私は私のやることが出来たって訳さ。

 ともあれ、付き合ってくれたお礼にもう一ついい事を教えてあげよう。

 

 ――アインストの中には、堕天使もいたね。その顔は……姫島朱乃。君によく似ていた」

 

デュークのその言葉を聞いた瞬間、副部長はさっきまでの息切れを忘れたかのように外に飛び出した。

外ではアーマードライダーとアインストが戦っているっていうのに、そんな中に飛び出すなんて!

確かに副部長は堕天使絡みで不穏な態度を見せていたけれど……!

 

「うん? 彼女を追いかけないのかい?」

 

「……朱乃本人の問題よ」

 

苦々しく答える部長に、デュークは嘆息しながら付け加えた。

ボイスチェンジャーの声は、明らかに呆れている声だ。

 

「……まぁ、相談に乗るべき君がその態度なら、ああなるのも致し方なしか。

 普通の親子関係ならば、口を挟むのも野暮だろう……だが。

 

 ……父親が正気を失っている――アインストの支配下に置かれている、となれば

 事態は君が思っている以上に深刻だと思うんだがね。まぁ精々頑張りたまえ。

 バラキエル――アインストバルディエルを活かすも殺すも、君達が決めればいい。

 君達には、その権利がある……だが。

 

 権利や自由には、責任が付きまとうという事は覚えておきたまえ。

 では、後は頼んだよ。ハッハッハッ、すまないね」

 

姿を消し、デュークはそのままどこかに行ってしまったようだ。

仲間であろうアーマードライダーが外で戦っているというのに、薄情な奴だとは思う。

だが、堕天使幹部がアインスト? あの時――アインストを初めて見た五大勢力会談では

アザゼルは、そんなこと一言も言ってなかったはずだけど……

旧四大魔王の血を引くカテレアがアインストになった以外、そういう話は何も聞いていない。

 

「彼の言っていることが事実なら、外はまた大変なことになっているだろうね。

 僕が安全を確保しつつ朱乃君を連れ戻すから、君達は中で待機しているんだ」

 

消耗の少ない様子の布袋芙先生も副部長を追って外に飛び出した。

デュークとの戦いは勝ったとも言えない結末で、外にはアインストの大群。

 

……僕らは、餌に釣られてきた魚だとでもいうのだろうか。




ちょっと詰め込み過ぎたかもしれません。

>デューク
ちょっと名言出し過ぎたかもしれません。
なあグレモリーのお嬢ちゃんはデューク――凌馬に言わせたかった台詞。
原作でそれを言い放った相手の光実は今のところ黒化してませんし。

でも無責任も独り善がりもブーメランなんですよね。
嘘つき、卑怯者もですが。

ええとこなしで決着がついてしまいましたが、リアス、朱乃、アーシア、木場で
ボスクラスと戦おうって方が無謀です。いくらナイアって援軍がいるとはいえ。
(おまけにナイア本気出してませんし)

>タワー通路への攻撃
原作ソーナ戦で危惧されたことですが、今回は挑発で冷静な判断力を失わせた上で
わざと撃たせてますので……(実はナイアも積極的には止めてない。倒壊レベルは流石に止めたけど)
これで罪の擦り付けフラグが立ってしまいました。
メインをやったのは黒の菩提樹ですが、悪魔――リアスらも
タワー事故に参加したって名目がこれで出来てしまいましたので。しかも監視カメラの映像付き。
これが無ければセージを呼べたかもしれないという意味でも大ポカ。

>アインスト
Will11. でも言及されてますが、ここで新たに堕天使型アインストにも言及。
親子の感動の対面だぞさあ喜べよ、とはペルソナ2罪でニャル様が本当にやったことですが
ここでもやることになりそうです。

パーソナル転送システム(ゲシュペンスト)と戦極ドライバー(黒影)、使うならどっち?

  • パーソナル転送システム(ゲシュペンスト)
  • 戦極ドライバー(黒影)

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