ハイスクールD×D 学級崩壊のデビルマン   作:赤土

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登場人物紹介 その2

蔵王丸漸貴(ざおうまるざんき)

 

警視庁超常事件特命捜査課課長。階級は警部。

奈良県警からの栄転で現在の役職に就いているベテラン。

前課長であったテリー柳警視の左遷に伴う人事であり

超特捜課の解散を防ぐために本郷警視総監が何とかねじ込むことに成功した

半ば強引な人事であるともいえる。

 

神器(セイクリッド・ギア)などの異能を持たないが、「鬼警部」とも言われており

平均年齢が警察組織にしてはやや若めの超特捜課において

「おやっさん」とも呼べる立ち位置となっている。

 

趣味はギター。

 

 

氷上涼(ひかみりょう)

 

超特捜課所属の巡査。

駒王警察署からの継続人事で、成二が一年の頃にも面識がある。

彼も神器などの異能を持たないが、その正義感と根性は人間の至れる強さの極致であるとも言え

対異能用に開発された装備の数々を使いこなし、神器持ちにも引けを取らない実力を発揮する。

 

……のだが、私生活では少々不器用。

 

 

安玖信吾(あんくしんご)

 

超特捜課所属の巡査。警視庁からの移転組で、再編に伴い古巣に戻ったとも言える。

警官らしからぬ派手な格好(テリー前課長にも言えることだが)に

少々粗暴な言動が目立ち、蔵王丸警部から釘を刺されることもしばしば。

 

神器「欲望掴む王の右手(メダル・オブ・グリード)」の力で異能と戦うのだが

この神器は「財産――特に貨幣を消費する」という特性があるため

神器の使用に関してはシビアでドライな態度を取ることが少なくない。

 

好物はアイス。ケーキ好きの自衛官の兄がいる。

 

 

霧島詩子(きりしまうたこ)

 

超特捜課所属の巡査。捜査一課からの移転組。

主に後方支援などを担当しているが、有事の際には彼女も装備を持ち出して戦う。

と言うより、後方支援が勿体ないほどの実力を有しており

その足技は装備によるアシストこそ必要だが、並の悪魔でさえも蹴散らすことが出来る。

 

生真面目な性格で、安玖の制止役を担ったり

駒王町に着任した際に閲覧した駒王学園における例の三人組の問題行動に眉を顰めたりしていた。

捜査一課時代に同僚に勧められたミルクキャンディを常時忍ばせているとか。

 

薮田直人(やぶたなおと)

 

警視庁超特捜課装備開発担当部門の外部協力者にして、駒王学園生徒会顧問教師。

複数の博士号を持つ人間・薮田直人として各地に名を馳せているが

その正体は聖書の神の影武者・ヤルダバオト。

 

悪魔、天使、堕天使の人間に対する処遇を見て、人間の立場から三大勢力を監視。

駒王学園で行われた三大勢力の会談の場に日本神話と日本の仏教勢力からなる

「神仏同盟」を同席させ、日本における彼らの行いの現状を突きつけ

浮足立った和平路線に異を唱えた。

その後も人間を守るために装備開発などの形でサポートしている。

 

 

ゼノヴィア

 

現在のフルネームはゼノヴィア・伊草(いくさ)

聖剣騒動の際に来日したが、その際に超特捜課と遭遇。

公務執行妨害で現行犯逮捕されてしまう。

その後教会本部からの横槍で紫藤イリナを身元引受人として釈放されたが

神の消失を知ったイリナが失踪。路頭に迷う形となったところを

NPO法人・蒼穹会に所属する元教会の戦士である伊草慧介(いくさけいすけ)・めぐ夫妻に引き取られる。

その後慧介の下で修業をし直し、改めて「自分が何のために剣を振るか」という事を見つめ直し

悪魔のみならずアインストやインベスなどと言った人類の敵との戦いに臨んでいく。

 

……しかし「人類の敵」は、広義では天使も含まれているのだった……

 

 

呉島貴虎(くれしまたかとら)

 

沢芽市(ざわめし)を牛耳るユグドラシル・コーポレーションの研究部門主任。

重役の息子と言う縁故ではあるものの

采配も戦闘力もその立場を裏付けて余りあるものを誇っている。

過去、様々な地域で起きた大規模な事件事故に対応すべく

様々な計画を立案・指揮する立場でありながら、自身もアーマードライダー・斬月(ざんげつ)を用い

前線に立つことを厭わない、「ノブレス・オブリージュ」を体現した人物。

 

後学のために弟の光実を自身の補佐として置いている。

このことから、「かつて観測された世界(鎧武原作)」とは異なり

兄弟間の関係はそこまで拗れていない様子である。

 

 

呉島光実(くれしまみつざね)

 

ユグドラシル・コーポレーションの研究部門主任である呉島貴虎の弟。

兄の補佐をする傍ら、現役の高校生であるため学生生活も(彼なりに)送っている。

その結果、ユグドラシルに対する不平不満を抱えたビートライダーズとの接点も生まれてしまい

さながらスパイのような立場になってしまっている。

 

しかし彼自身の思想はどちらかと言えばユグドラシル(と言うか、兄)寄りであり

非常時の備えとして兄の許可を得た上でアーマードライダー・龍玄(りゅうげん)を所持している。

 

「かつて観測された世界」ほど、一見心に闇を抱えていない風には見えるものの……

 

 

周防達哉(すおうたつや)

 

警視庁公安部所属の白バイ刑事。

十年前、珠閒瑠市(すまるし)で起きた事件において定着した「ペルソナ」能力を使い

超特捜課とは別口で怪異事件の担当を勤めている。

現在は怪異事件が多発している京都府警に異動となっている。

 

珠閒瑠市の事件(ペルソナ2原作)」においては不可解な点が多数あり

当事者である彼の証言とも辻褄が合わない点が見受けられるため

珠閒瑠市の事件そのものは解決したとはいえ、真相は闇に葬られている。

 

 

周防克哉(すおうかつや)

 

警視庁公安部所属の警部。

周防達哉の実兄で、彼もまた「ペルソナ」能力を用いて怪異事件を追う傍ら

敏腕ぶりを買われ、捜査一課の応援などもこなしている。

 

現在は古巣である珠閒瑠市港南警察署に異動している。

彼もまた左遷を疑われているが、珠閒瑠市に流れる不穏な「噂」への対策として

異動となっている。

 

 

バオクゥ

 

番外の悪魔(エキストラ・デーモン)」の一族、アバオアクーに連なる悪魔の少女。

かつてインターネット黎明期に名をはせた盗聴バスター、パオフゥに興味を抱き

押しかけ同然に彼の下へと行き、弟子を自称し名前も彼に肖り名乗っている。

 

好奇心の塊のような性格で、あらゆることに首を突っ込みたがる性格のため

そこを肉体を失い進退窮まった成二に(win-winの関係とは言え)利用されたこともある。

 

 

オーフィス

 

世界的テロ組織「禍の団(カオス・ブリゲート)」首魁。

彼自身はかつては組織運営には全く関与していなかったが

ある時、次元の狭間にて遭遇した「アインスト」と接触したことにより

その目的が合致したことから彼らの協力を受ける……が

それはその意識をアインストに乗っ取られることと同義であり

その影響を強く受けたシャルバ・ベルゼブブを中心とした旧魔王派や

一部の英雄派もアインストの影響下に置かれてしまう。

その際に組織内において粛清も行われたようだ。

 

程なくしてオーフィス改め「ウンエントリヒ・レジセイア」と化し

アインストを中心とした群体を用いて転移による侵攻を行い

その侵略力はかつての禍の団を遥かに上回る勢いとなり

全世界の神話勢力や国連軍が対応に追われている。

 

彼が率いるアインストの大きさは基本的に「エンドレス・フロンティア」において

観測された個体に近いが、彼自身はその世界において肉体が朽ち果てていた

「アインストレジセイア」とほぼ同程度の大きさを誇る。

クロスゲートのある場所には必ずと言っていいほどアインストが現れるが

彼らがクロスゲートを掌握しているかどうかは不明。

 

 

ギレーズマ・サタナキア

 

魔王直属部隊「イェッツト・トイフェル」司令を務める

「番外の悪魔」サタナキアの一族。

軍部所属という事で、直属の上司は軍事担当のファルビウム・アスモデウスになるが

実際のところは四大魔王いずれの命令でも任務を遂行する。

 

彼らのような軍隊が必要ないほど四大魔王の眷属は優秀であったのだが

サーゼクスの眷属ベオウルフがアインストとの接触によりアインスト、即ちはぐれ悪魔化。

それにより眷属の監視をしなければならなくなった関係上

必然的に彼らが表舞台に立つことが増え、その実力と実績で着実に支持を集めている。

 

 

戦極凌馬(せんごくりょうま)

 

ユグドラシル・コーポレーション研究部門所属開発者。

天才的頭脳で戦極ドライバーや一連の関連システムの開発を一手に担い

呉島貴虎とも(彼なりに、ではあるが)友情を培っている。

その頭脳は程なくして人間以外の存在を感知させることに繋がり

四大魔王の技術担当、アジュカ・ベルゼブブとの接触にも成功。

彼らの技術も用いて戦極ドライバーやロックシードは完成を見たのだった。

 

しかし、天才肌ではあるがそれが故に人の心の機敏に疎いところがあり

結局「自分の頭脳と開発したものだけが全て」であるため

そのためにどれだけの犠牲が払われようとも意にも介さない。

そんな冷酷さを包み隠す「仮面(ペルソナ)」であるかどうかは定かでは無いが

普段の彼は飄々としており、むしろフランクであるとさえ言える。

 

新型ロックシードやドライバーのアップデートの傍ら

謎の建造物「クロスゲート」の研究も行っており

そのためにかつて存在した企業「セベク」が開発した

とあるシステムに関心を抱いている。

 

 

フューラー・アドルフ

 

かつて世界を震撼させた第二次世界大戦におけるナチス・ドイツの指導者――

によく似た風貌の謎の人物。

 

当人であるとするならば老け具合などから説明がつかない部分が多々あるため

別人と考えるのが妥当ではあるが、その立ち振る舞いは凡そ「大衆が周知している」

かの第三帝国総統と大差がない。

 

コカビエルが持ち込んだケルベロス(と、弟のオルトロス)の映像を持ち出し

これを証拠に駒王町の数々の怪事件を引き合いに出す形で

悪魔・堕天使・天使の三大勢力が人類に仇成す存在である、と公言した

通称「フューラー演説」を全世界の電波やネットワークをジャックして広めた張本人。

 

現在は禍の団・英雄派を率いるものと公言しているが

その割には首魁であるオーフィスが率いているはずのアインストとも交戦しており

その行動は「聖槍を探し求めている」一点を除いて謎に包まれている。

 

かつてドイツ軍が使用したであろう兵器の数々を近代化改修したものを運用する兵団を率いており

ダウンサイジングした戦艦の艤装を装備した仮面の集団「聖槍騎士団」は

その名の通り殺傷力をオミットしたデッドコピーである聖槍を装備している。

 

人類に仇成す存在と戦っている、と言う意味では超特捜課と変わらないはずなのだが

彼らが齎す被害は甚大であり、人類を脅威から守るというお題目を掲げた

テロ行為と言っても差し障り無い。

 

 

布袋芙(ほていふ)ナイア

 

アンティークショップ「時間城(じかんじょう)」の雇われ店主。

勘当された一誠の人間界での後見人となり、彼の活動を支援するほか

グレモリー家に口利きし、一誠の冥界での活動にも不自由が無いように手配した。

見目麗しく一誠好みのプロポーションを誇っているが

性格の面では一切の掴みどころがなく、一誠に取り入るためにその身体すら張った。

 

その他天界に反旗を翻し、禍の団に身を窶し行き場を失った

紫藤イリナも同様に保護している。

一連の彼女の挙動に一誠も疑問を抱いたが

その疑問は彼女の身体でかき消えてしまったようだ。

パーソナル転送システム(ゲシュペンスト)と戦極ドライバー(黒影)、使うならどっち?

  • パーソナル転送システム(ゲシュペンスト)
  • 戦極ドライバー(黒影)

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