・JOKER化した生徒を挑発するために若流先生と一芝居打つが
その際にセージがラッキースケベする
→いくら何でも木場が憔悴して負傷者も出てるときにそれはなあ
色々な意味でイッセーの事を言えなくなるし
そんなわけでお色気描写がまた一つ減った拙作ですが
forXの方もネタはあります。モチベが出ないだけで()
JOKERの対応に苦慮していると、外から急に連絡が入った。
パオフゥと名乗ったその男は、かつて俺が冥界で世話になった盗聴バスター・バオクゥの師であり
周防警部らと共にニャルラトホテプと対峙したとされる人物その人であった。
なんでも、応援として校舎に駆け付けてくれるそうだ。
校庭では薮田先生とアインストになった旧魔王派のクルゼレイ・アスモデウスが戦っているというのに
無茶をしてくれるなあ。だけど、願ってもないチャンスなのも事実だった。
援軍に期待して、俺は教室のJOKERを手早く片付けて
すぐさま協力を仰いで怪我をした生徒や憔悴状態に陥ってしまった祐斗のケアをしたい。
俺が行動するにしても、まずはそれからだ。
JOKERを倒したその後、怪我をした生徒らの応急処置などをしていると教室の扉が開き
金色スーツに丸サングラスのストレートヘアのおっさんと言う
何処をどう見たって堅気に見えない人が入ってきた。
……おいおい、ここに来て
JOKER特有の気配は感じられなかったので、思わず俺は
いつでも仕掛けられる準備をすることにした。こんなあからさまに怪しい奴がこのタイミングで……!
……なのだが、俺のその警戒はすぐに解かれることになった。
「ちょっとパオ。アンタ、いい加減堅気に見える格好したらどうなのよ。
彼、完全に警戒してるじゃない。アオバちゃんとは知り合いみたいだし
彼女連れてきた方がよかったんじゃない?」
「うっせえ。これは俺の仕事着でトレードマークなんだよ。
それにJOKERが相手ならあいつよりお前の方が勝手がわかりやすいだろ。
逃げ道の確保はどの道必要だったしな。
ところで宮本成二って奴は……
ああ、確かに周防の奴の話してた通り、ペルソナとは少し違う反応を示してやがるな」
赤髪のショートヘアに、深緑のツーピースと言う他人のファッションをとやかく言えるのかと
素人目には思える着こなしをしている女性に窘められながら
グラサンのおっさんは俺を名指ししてきた。
もしかしなくても、この人らが……
「え、えーっと……パオフゥさんですね? 確かに俺が宮本成二です。
この度は警視庁超特捜課の特別課員として、市民のご協力――」
「ガキが堅苦しい言葉使うもんじゃねえ。それにそれを言うなら俺は元地検検察官だ。
てめえがその年で警察の協力者をしてるってのは周防から聞いちゃいるが……
……ったく。アバオアクーと言いてめえと言い。
なんでガキってのは危険なことに首突っ込みたがるのかねえ」
いきなり子ども扱いは、ちょっと色々と思うところはある。いや、そりゃまあ比べたら……だが。
と言うか
周防警部もグラサンともみあげが個性的過ぎるし、弟の周防巡査だってあの髪型だ。
まともと言えるのは
「あ~、ごめんね? パオの奴、昔色々あったもんでさ。キミらみたいなのを見ると
ほっとけない性質なのよ。それでいて口が悪いんだから、ほんとめんどくさいわよねぇ。
あ、アタシは芹沢うらら。こいつのパートナーやってんの。よろしくね」
「はぁ……宮本成二です」
この人も結構派手ではあるなあ、と思いながら挨拶を交わす。
普通に名乗ってくれてる分には、別に記録再生大図鑑を向けることもあるまい。
そもそもあれで相手を調べるの、プライバシーやら地雷やら踏み抜くことが稀にあるから
出来る事ならやりたくないんだけどなあ。戦う時は便利だから、やるけど。
「で、この生徒と引率の教師を保健室まで案内すればいいんだな?」
「いや、体育館でお願いします。そこで憔悴している金髪の男子生徒の知り合いが
体育館にいるもので……」
今の祐斗には、心のケアが必要だ。
アーシアさんならば、もしかしなくても出来ると俺は踏んでいる。
少なくとも、今の祐斗はリアス・グレモリーの「
一人の戦いに怯えた男子生徒だ。そんな奴に、JOKERやら
外のナチス軍勢の相手やらを任せるわけにはいかない。
「……成る程な。お前さんのダチの面倒は、俺達で見ておく。
宮本。お前さんにゃ悪いが
引き続き校内にJOKERが残ってないか調べてもらって構わねぇか?」
「任せてください、そのつもりでした。
そちらも、祐斗や他の生徒のことをお願いします」
パオフゥさんと芹沢さんに、若流先生や祐斗らの事を託す。
危なっかしいが、JOKERになった生徒もだ。このまま放置も出来ないし。
「JOKERなら、対症療法とは言っても治療にうってつけの場所があるからね。
そこに連れて行くまで、一か所にまとめておくのが理想なんだけど……」
芹沢さんの提案に、俺は同意する。相手が取り込み中かもしれないとは思いつつも
俺はスマホでゼノヴィアさんや光実、ギャスパーに連絡を取り
校務員室にJOKER化し、かつ沈黙させた生徒を押し込む作戦を伝えた。
「手慣れてやがるな。まるで達哉みてぇなガキだな」
「……色々あったんですよ」
俺の返答に「そうかい」と返しながら、おもむろに煙草を吸おうとするも芹沢さんに
「ここ禁煙」と止められているパオフゥさんを見ながら
俺は確かに周防巡査や周防警部のかつて戦った出来事を見出していた。
出来る事なら、ここでニャルラトホテプについて聞くべきかもしれないが……
今は、それよりも。
「セージ君……ごめん……僕は……僕は……!」
「大丈夫だ、祐斗。お前は悪くない。わざとやったんじゃないんだろ。
これは事故だ。無理な相談かもしれないが、あまり気に病むな」
えらそうなことを言っているが、俺だって人間相手じゃないにせよ似たようなことをやっている。
ライザー・フェニックスだ。俺が体を失い、悪魔になりたての頃に起きた戦い。
その時に、俺はオーバーキルともいえる攻撃をライザー・フェニックスに対し敢行。
その結果、グレモリー家とフェニックス家の双方から俺は恨みを買うことになった。
最も、俺の行いは戦士を相手に行ったものに対して、祐斗のそれは一般人を相手に行われたものと
そこで大きく食い違ってしまっているし、もっと言えば俺はある程度意図してやったが
祐斗は完全に不可抗力だ。俺はこの件で祐斗を責める気にはなれない。判官贔屓かもしれんが。
「そんじゃ、みんなとっととずらかるわよ。レッツらゴ~、ってね。
パオ、JOKERはあんたに任せたわよ」
「やれやれ……面倒なもん押し付けてくれるな全く」
JOKERはパオフゥさんに引きずられるような形で教室を後にした。
これで俺はフリーになったので、おもむろに記録再生大図鑑でレーダー探知を始める。
JOKERが相手である以上、迂闊に分身して行動するわけにはいかないので
オールドメイドの射程外からこうして位置を割り出し、先手を打って殴り込み各個撃破。
時間はかかるが、二次災害を生まないためにはこうするしかない。
……だが、そのJOKERは殆ど倒されていた。
まあゼノヴィアさんや光実、ギャスパーの他にも一応グレモリー先輩とかもいたし。
そのあたりの功績なのかと思い、気にも留めていなかったが少し違っていた。
現場に居合わせた元浜の証言だが
なんでもこの学校の元アイドルのOGが助けに来てくれたそうだ。
リサ・シルバーマン。俺はアイドルには疎いので名前は聞いたことが無いが
「ペルソナ」と言う叫び声と共にナチスの軍勢を蹴散らしたそうだ。
そして、アイドルヲタクの生徒に曰く「現役時代には特技として習っていなかったはず」の
カンフーを駆使していたともいう。
何故だか。ふと、ミッシェルさんの事を思い出した。
ペルソナ使いが珍しくないのは周防兄弟やさっきのパオフゥさんらの件でもわかる。
それに「ペルソナ使いや
今回のJOKERと言い、ここに来てやたら動いているペルソナ使いと言い
何やら、とんでもなく大きなことが動いているようにも思えるが……
――――
外部からやって来た応援のお陰もあって校内のJOKERは一掃できた。
応援のために校庭に出ようとするが、その前に薮田先生が生徒を引き連れてやってきた。
一足違いだったか?
「外や周辺地域に被害が出なかったことを喜ぶべきかもしれませんが……
クルゼレイそのものには逃げられてしまいました」
「いやぁ、油断しちゃいました……じっとしてられなくて……」
「アバオアクー……てめぇなあ……」
どうやら、バオクゥが不注意で薮田先生の視界に入った事でクルゼレイが人質に取るなりして
逃走に利用された、という事だろうか。その場にいないから、推測でしかないが。
「それより、セージさんはいますか? 手紙を預かっているんですが……」
おもむろに俺が呼び出されたので、何事かと前に出ると
突然バオクゥは思い出したようにハッとする。何だ? 俺の顔に何かついていたか?
「そういや、セージさんって双子の兄弟とかっています?
私、てっきり双子の兄弟からのお手紙かと思いまして」
「兄弟、ましてや双子なんていない。で、手紙ってのは?」
手紙を受け取って読んだ時、俺は気がかりが最悪の事態で当たってしまったことを痛感した。
それは、俺宛の手紙を預けた人物が俺そっくりであったという事を忘れさせるほどには
衝撃的な内容だったのだ。
――白猫は預かった。返してほしくば、山まで来い。
但し、宮本成二・兵藤一誠の両名は必ず来ること。
これ以外の制限は設けないが、この両名が揃っていない場合白猫を処分する。
当方は其方を監視している。不用意な行動は避けられたし――
ふと上を見上げると、確かに見慣れないドローンが飛んでいる。
これを撃ち落とせば、まあ間違いなく白音さんを殺すって事だろう。
しかしあまりにも無機的な文章だが、筆跡は俺のものに近い。
だが、当然俺はこんなものを書いた記憶がない。
白音さんを誘拐した犯人が俺? そんな馬鹿な話があるか。メリットがない。
どう考えなくとも罠だが、これは救出に迎えるまたとないチャンスだ。
兵藤を必ず同伴させないといけないというのは危険要素だが、仕方があるまい。
逆に、これ以外の縛りや制約、要求が無い辺りが却って不気味だ。
ぞろぞろ大人数で殴り込んだら、まず間違いなくバレるだろうし一網打尽にされかねない。
俺と兵藤の二人だけと言うのも危険だが……
……一度、相談した方がよさそうだな。
さあ嫌なフラグが立ちましたよ。
>JOKER
そう言えば、終盤のJOKERは「JOKER呪いしてなくてもJOKERになる」
のが原典なんですが、流石にそこまでは。
禍の団やらアインストやらインベスで世情混乱してますが
JOKER無限増殖はお話的にも収集つかなくなりますし
現時点でそれやったらデビルマンの原作再現になりかねないですし。
……にしても、アインストと言いインベスと言いこういう変質系の敵多いなあ。
この辺HSDD原作には絶対いないであろう「積極的に市井にも被害をもたらす敵」
の集大成だと思います。
それを三大勢力(悪魔)が拾って育てていたとしたのは完全なる悪意ですが。
>パオフゥ
やっぱり不審者扱いの方。ガワ付きとはいえ天道連とも戦ったセージからしたら
警戒対象になるのも無理はない。でも地雷踏まなくてよかったねとは。
周防兄弟とは違って戦いに直接参加してないというか描写はありませんが
例の「拳銃より速い指弾」は健在です。年なのに。
>うらら
以前番外編で登場した際にも軽く触れましたが、苗字は芹沢姓のままです。
こちらもあの対比色ファッション。リアスとかで見慣れてるはずのセージをして
派手と言わしめたファッション。舞耶姉の私服も考えると
この人にパオフゥの私服選ばせてもあまり現状から変わらないのでは、とも。
にしても罰組の私服センスはみんな色々おかしい
舞耶姉:ハートおっぱいミサイル
うらら:蜘蛛の巣ツーピースと赤髪、彼女の場合寧ろペルソナが……
克哉:寧ろペルソナがその2。もみあげサングラス
パオフゥ:グラサンが熱い。金色スーツにロン毛は只者じゃない
達哉:メッティバッテン赤ジャージ
南条君:1番ヘルメット。何気にペルソナがその3
エリー:由緒正しきワカメちゃんヘアー
舞耶姉に関してはイッセーと出くわさなかったのはセーフと言うべきか、なんと言うべきか。
>ギンコ(リサ)
こちらもニアミス。罰原典では南条ルートだと殆ど会わないですし。
セージは既に栄吉と面識があるのでそういう意味でも南条ルートリスペクト。
罰ではカンフーも広東語もありませんが、拙作世界ではペルソナもカンフーも使ってる……またヤバいフラグが。
カンフー繋がりで千枝ちゃんとも絡みがあれば……と思ったけれど、ここでは出し切れないので裏設定レベル。
にしても元浜の守備範囲が広い。
>薮田先生とクルゼレイの戦い
パオフゥ達は中を突っ切ったわけではないですが聖書の神(影武者)とレジセイア級の
アインストとの戦いの脇をすり抜けて涼しい顔して教室に来られる程度には
戦闘経験あるって事で。
神の領域の戦いを普通にやってますが、薮田先生はきちんと神器由来の結界張って
被害を出さずに行動してました。でもバオクゥが人質に取られましたが。
>バオクゥ
かたや今回のうっかりさん。当初モブ生徒にメッセンジャーを宛がう予定でしたが
せっかく外にいるのだからメッセンジャーに任命。
なかなかお師匠にいいとこ見せられません。呉島姓を名乗ってる(番外編より)のに
ミッチともニアミス。まあ血縁無いですし。
>手紙
二人いる疑惑の朱乃同様、セージもここでそっくりさん登場フラグ。
ペルソナ的には嫌なフラグでしかありません。しかも白音誘拐犯。
イッセーを呼び出しているのは一体何を企んでいるのか。
と言うわけで次回(いつ?)を待て。