NOTICE
>赤土がareなメガテンの世界の観測をはじめました。
これによってシナリオが変わるということは無いのですが、インスピレーションの幅は広がった……かもしれません。
あれ普通に男主人公出し抜ける(もっと言えば男主人公も攻略できる)から
合法でイッセーハーレム瓦解できるんだよなあ(悪い笑み)
あ、一応警告しておきますがR-18ネタなので悪しからず。
寧ろforXの展開が広がったかも?
もう一つ、こちらは電流走ったので。
https://twitter.com/sennsu_/status/1391757889585369090?s=20
フリッケンそのものでは当然ありませんが、フリッケンのイメージは大体こんな感じ。
ディケイド(門矢士)の力の残滓に赤龍帝と白龍皇の欠片を合成させたのが
フリッケンの生い立ちですので。振り返るとすっごいチート。
七姉妹学園を襲撃したアインストも、JOKERも辛うじて撃退に成功した。
しかし、
七姉妹学園解放に協力してくれた人らはそっちに向かってしまった。
俺も警察から事情聴取を受けているさなか、俺がD×Dの六人目と噂されているという
情報を入手した。噂が現実になると言われている現状、これは気をつけなければ。
――さて。俺達駒王学園組も警察の保護下でのホテルへの退避の後
ホテル待機が命じられたわけだが、正直に言おう。
ここで俺は超特捜課特権を使うことにした。
そのため、俺が口添えしたオカ研メンバーやゼノヴィアさん、
警察による護衛対象から外れ、別口でホテルに戻ることになった。
これで一応は自由に外に出られる。状況が状況なので現地警察の支援は受けられそうにないが。
……で、今俺は何をしているかと言うと。
中庭にある
これはついこの間駒王学園から出土した二つの石――
この片割れである鳴羅門石。それと同じ名を冠した石があるというので
同じものかどうか、記録再生大図鑑で調べていたのだ。
以前と同様に、薮田先生の立ち合いである。
「……大きさや設置時期の違いこそありますが、ほぼ同じと見て間違いないですね。
寧ろ、磁気異常とかは駒王学園にあったものよりも低レベルなくらいです」
「駒王学園のものよりも磁気異常が少ない、ですか。
聞けば、ここの鳴羅門石は十年前には既に存在していました。
磁気異常の沈静が経年によるものかはわかりませんが
とりあえずこの石そのものによる悪影響は無いと見て間違いないでしょうね」
薮田先生の見解では、この石自体に何かを起こす力はない、とのことだが。
だが、だとしたらなんであの時急に駒王学園の下から出土したんだか。
とは言え、これ以上これを調べても何も手掛かりは無さそうだし
この石に関しては「それっぽい、思わせぶりな石塊のオブジェ」だったのかもしれないし。
丁度昔流行った「イン・ラケチ」って本が結局のところなんてことは無い
「思わせぶりで中身のない代物」だったわけだし。
この手のものに変に誤解してこじつけると却って痛い目を見る。深追いはやめた方がいいかも。
「……それに。私の杞憂であればいいのですが、この石そのものがある種の罠かもしれません。
昨今の事件、私も一応調べてみたのですが……同様の事件である十年前の事件の主犯は
その手のブービートラップを仕掛けることに長けているようです。
もし主犯が同一存在だとした場合、下手に騒ぎ立てて騒動を大きくしては
それこそ相手の思うつぼでしょうね。
宮本君、調査の協力ありがとうございました。ここでこの石の調査は打ち切ります。
この石から、得られるものはもう何もありませんよ」
「そうですね。俺もそれがいいと思います」
後でわかった事だが、十年前もひっきりなしにこの石を調べていた教師がいたらしいのだが
その人も矢鱈とオカルトに傾倒していて
終いには妄想と現実の区別がつかなくなって失踪してしまったそうだ。
なんでも、イン・ラケチの執筆に携わっていたらしいが……
まあ、あの本がどういうものかって事を考えたらさもありなん。
一度だけ話のタネに目を通したことがあるが……はっきり言って、時間の無駄だった。
結局、その程度の本だったって事だ。
……でもあんなんでも一応本は本。感銘受けた人とかいるんだろうなあ。
良し悪しはさておくとして。
「さて宮本君。
今警察では、不穏な動きが起きています」
唐突に、薮田先生から警察の現状について話を振られる。
確かに、警部がそんなようなことを言っていたっけか。
「具体的には、公安が
超特捜課も役割としては公安に近いものがありますが
公安とは一応別の指揮系統にありました。
それと言うのも、相手が科学での立証が難しい怪異の存在であり
それが明確に人類に牙を剥いて襲ってきていることから超特捜課が発足した。
……この話は知っていますね?」
「ええ。以前聞かされました」
「つまり、超特捜課の力は同じ人間相手に揮うべきではない……
そういう危険なものであるという事も理解していますね?」
薮田先生の相変わらず回りくどい話に、俺は首肯する。
一度兵藤に神経断裂弾を見舞ったが、もうあいつは……
「ですが、須丸清蔵はまず公安を自分の管轄下に置くことで
公安と共通点の多い超特捜課を接収しようとしています。
そうなれば、超特捜課本来の目的からはかけ離れた任務にも超特捜課が駆り出されかねません。
そう、最悪は超特捜課の力が人類に向けられることも起こり得ます」
「そ、それって……!!」
「ご安心を。あなたに公安の仕事は回ってこないでしょうし
いくら無茶をして超特捜課を接収したとしてもあなたの身柄の拘束まではしないでしょう。
……超特捜課特別課員としてのあなたの身柄は、ですが」
本当に回りくどい薮田先生の話だが、言わんとすることを察してしまった。
何せ、さっき俺は「D×Dの構成員として噂されている」という情報を聞いてしまっている。
そこに公安が俺の身柄の確保をするとなれば……
それは、まず間違いなく俺の逮捕ないし勾留って事だろう。
で、あとは司法取引か何かで俺を公安の仕事を手伝わせる。
それこそ、今俺が超特捜課に属しているように。
決定的な違いは、自由意志か事実上の強制か、位か。
「幸い、今はこうして珠閒瑠市の外からの干渉は出来なくなっています。
怪我の功名ではありますが……ただこれもいつまでもつか、何とも言えませんからね。
場合によっては、今回の事件があなたが超特捜課特権を使える
最後の事件になるかもしれませんよ」
今使えているから実感がわかないが、桜の代紋を背負って動くのはかなりの重圧だ。
それが無くなるのは、ある意味では楽ができるって事だが……
同時に、後ろ盾を無くすことを意味する。
その状態での暴徒鎮圧なんて、それは只の方向性の違うテロリストだ。
それなら敢えて公安に取り入るのも手、なんてのは早計が過ぎる。
指揮系統には従わなければならないし、その指令が正しいものであるかどうかなんて保証がない。
しかも聞く限りじゃ、かなり強引な手法で公安を手中に収めたそうじゃないか。
そんなところから出される指令なんて、碌なもんじゃない。
「それと……白音君が誘拐されたとの話ですが、私に言わせればこれはあからさまな罠ですね。
まずあなたと兵藤君を同時に指名している時点で、何かしらの企みが伺えます。
本名の方で呼んでいるという事は、あなた方の関係についても
ある程度以上に把握していると見ていいでしょう。
その上であなた方を同時に行動させるという事は……わかりますね?」
「白音さん救出を口実に、俺達を同士討ちさせる魂胆ですかね?」
薮田先生はどこまで知っているのだろうか。
まあ、誘拐犯が態々表に出るなんてことは通常あり得ない。
メッセンジャーをやっていたバオクゥ曰く「俺そっくり」だったらしいが。
もし……もしだ。俺自身が犯人だった場合…………
…………ダメだ。全く狙いが読めない。
兵藤に俺を殺させる? 俺と兵藤の共倒れ? 全くわからん。
犯人の狙いや動機は、今は考えるのはよそう。まずは白音さんを無事に救出しないと。
「それよりも。犯人は『山に来い』とまでしか言ってませんが、具体的な場所は絞れたのですか?
珠閒瑠市は海に面していますが、内陸側には山もありますよ」
「まあ、そこは土地勘のある兵藤かバオクゥを頼ろうかと」
俺の返答に薮田先生は「そうですか」とだけ返してきた。
まあ確かに兵藤を頼るのは些か……だが、まさか白音さんを人質に取られている現状で
非協力的態度をとるとは思えない。そりゃあ、白音さんは「元」オカルト研究部だが
それを言ったら自分だって「元」駒王学園生徒だろうに。
「人質を取られている以上、アドバンテージは犯人側にあるという事をお忘れなく。
宮本君、ホテルに戻る際もですが過剰な集団行動は避けた方がいいですね。
街中のJOKERへの対応もそうなのですが、D×D構成員と目されるメンバーが
ぞろぞろと歩いていては、悪目立ちしすぎます。この現状でもありますしね。
認識阻害の魔法も、珠閒瑠市を覆う結界の中では作用しないようですし。
あと、くれぐれも言っておきますがJOKER対策を兼ねて分身して帰ろうと思わないように。
同時に複数の場所で目撃情報が出た場合、最悪の事態が起こり得ますからね」
最悪の事態……もしかしなくても、噂か。
これ、実質現状街中での分身だとかの技能は封じられているって事だよな。
まあ、相手に全力を出させないようにデバフをかけるのは戦いの基礎ではあるが……
そのデバフの素が噂ってのは、本当に厄介だ。俺一人で如何こうできるレベルじゃない。
「それと……くどいようですが、
彼女、結局七姉妹学園には一度も姿を現しませんでしたので。
一応、先生方には『移動中にトラブルに見舞われて、ホテルに引き返さざるを得なくなった』
と、説明はしておきましたが……他の原因も、多分に考えられますからね」
「警戒はしますが……布袋芙先生に関しては対応が後手になるかもしれませんよ。
名目上の主であるグレモリー先輩でも持て余している感がひしひしと伝わってきてますので」
そう。結局のところ俺はまだ布袋芙先生と言う存在の尻尾を掴んでいない。
……やけに兵藤を始めとして奴の周囲を煽ってばかりいるが
それが何の目的があっての事なのか、まるで分らないのだ。
しかも、俺も標的にされている節もあるし。調べようにも、調べられないし。
薮田先生との対話も済ませ、俺達は別行動でホテルへと戻ることになった。
その間にもJOKERやアインスト、さらに言えばフューラーの軍団。
それらを辛うじて退け、ホテルにたどり着いた頃には日は沈みかけていた。
――――
――その夜のニュースは、全チャンネル報道特別番組が放映されていた。
全チャンネルとは言っても霧の影響か、ほとんどのチャンネルは映ることが無く
地元に放送局のある珠閒瑠TVが辛うじて映った程度だ。
そこで放映されたニュースに曰く――
――蝸牛山で中国系の民族衣装を着た少年の惨殺死体が見つかった。
手口はJOKERに酷似しているが、犯人は不明。
――各地で10年前のJOKER事件と同様の暴動が発生。珠閒瑠市全域に非常事態宣言。
――珠閒瑠市全域でドイツの軍服を着た謎の軍団がJOKERとなった人間や怪物と戦っている。
――アラヤ神社の謎の建造物が青く輝きだした。
――外部との連絡、依然つかず。
……冷静に考えなくとも、洒落になってない事態だよな、これ。
まさか疎開先でこんなことになるなんざ。
しかしニュースを注意深く見ているが、D×Dに関する情報は流れていないようだ。
不幸中の幸いと言うべきかもしれないが、不幸の度合いが大きすぎて何とも言えん。
ここで報道されないという事は、それほど大きくなってないって事かもしれないが……
……そして、案の定クロスゲートは動いていたか。アインストが来た以上、まさかと思ったが……
「セージ君、大変だ! 珠閒瑠市内の掲示板を中心に、D×Dに関する情報が……!!」
駆け込んできた祐斗の言葉に、俺は寒気がした。
地方掲示板の事を失念していたのだ。SNSが主流になっている昨今だが
ケーブルテレビなんかでネット接続を確保したのか、地方掲示板にD×Dに関する情報が
書き込まれている、とのことだ。
「今、光実君と協力して情報を集めているけれど
このままじゃテレビに取り上げられるのも……」
『――続いての情報です。珠閒瑠市を覆う霧や、珠閒瑠市全域における通信障害などは
国際テロ組織「
抗争の影響で発生したものであると、珠閒瑠市港南警察署が見解を発表しました。
会見において港南警察署は――』
……まいった。どこまで最悪のシナリオが構成されていくんだ。
頭を抱えていると、俺のスマホに周防警部から連絡が入る。あれ? 俺電話番号話したっけ?
『宮本君、大変なことになった。今テレビで流れている会見だが、これはどうも公安の差し金みたいだ。
僕の立場からはこれ以上言う事は出来ないが、これからは警察の動きにも注意してくれ。
もう僕の力では、警察の動向も制御することが出来ない。力になれず……すまない』
「いえ、情報ありがとうございます……では失礼します」
電話番号は誰かから聞いた、という事にしておくとしても……警部の話が本当なら
公安が動いたという事か? しかし、よく公安は珠閒瑠市内部の情報を入手出来たな。
或いは、先回りしてこっちに公安の人間が来ていたのか?
それも、須丸清蔵の息がかかったのが。
その件を踏まえても、今の公安はかなり怪しいと言わざるを得ない。
…………この期に及んで、まさか警察も敵になるんじゃなかろうな…………?
【悲報】曹操、死亡説濃厚【案の定】
幾瀬と言いバラキエルと言い容赦ないです。だが私は謝らない。
まあ、ニャルと組むってのが既にそう言うフラグですし。
例外はレイジ位ですかね。
>鳴羅門石を調べていた教師
イデアル先生。彼女、罰原作では妄想は粗方成りを潜めている(大本がそもそも……ですし)んですが
ここに来てまさかの破滅ルート。HSDD原作以外では珍しい破滅ルート。
罰はともかく、罪は結構どころか、ある意味淳ママ以上にダメな大人に思えましたので
遠回しな因果応報。別に舞耶姉の仕返しとかではありません。
罪終盤のムーブは完全に妄想と現実の区別がついてない(周囲が既にそうなんですが)のと
仮にも教師が生徒を妄想のスパイ扱いするのはダメでしょう、と。
教師に何を期待しているのか、って話ですが……
まあ、これも今の常識を20年前の常識に当てはめるべきではないのかもしれませんが。
>鳴羅門石
前作の比麗文石はフィレモンを想起させるもので、こっちはニャルを想起させるものとしての役割ってだけなんでしょうけど
やっぱりP2噂の例にもれず「実はたいしたことないものがそれっぽく言われて大事になった」のだと思ってます。
……最も、エルミンも噂の現実化が起きていたって後付け解釈できなくもないんですが。雪の女王を見るに。
>公安
所謂公安警察です。超特捜課の特別性は、対象が怪異になっているだけの公安と大差ない状態ではあったので
ある意味では元通りになっているとも。ただ、作中触れている通り
神経断裂弾や最悪ゲシュペンストがマル暴対策に駆り出されたり、なんてことも。
(拙作の暴力団は悪魔ともつるんでましたがそれはそれ)
テロの片棒担いでいると噂されたセージを接収して運用しようとしたり
もっと言えばⅮ×Ⅾそのものを接収しようとしている、のかも。
なので、拙作の公安のイメージは第四次スパロボやFのティターンズだったり
第二次OGのガイアセイバーズだったり。あながち間違いでもない?
……実は、超特捜課が国の権力で動きを封じられたり、敵に回るというネタは当初の予定からあった事でもあります。
原作Ⅾ×D、そういう事態に陥った事って無いような。私が知らんだけかもですが。