(時代遅れだよな...)
そんな事を思いつつ俺は学園に足を向けた。
8時45分朝のSHRが終わり、幾つかのグループが話しているのを横目に、持ってきた本に視線を向ける。自分でもわかっている、俺はいま1人、そう友達が居ないのだ。
(帰りたい)
みんなが楽しそうに話しているのに、俺だけ1人、他に1人で何かをしている人間を探しても、このクラスで1人なのは俺だけ。正直めちゃくちゃ居ずらい。
???「柳田ちょっと来てくれ」
柳田「はい」
そんな俺に声を掛けてくれたのは、担任の小泉先生。教科は数学を担当していて、多くの生徒だけでなく教職員からも尊敬の目を向けられている人。
小泉「昼休み職員室に来てくれ」
柳田「自分なにか悪いことしましたっけ?」
小泉「要件は昼休みに話す、なぁに説教ではない。お前にとっても多分悪い話でもない」
柳田「多分って...」
小泉「まぁとりあえず昼休み職員室にきてくれ」
柳田「わかりました」
正直先生こら個人的に呼び出しをされるとなにか自分が悪いことをしたんじゃないかと心配になる...これ以上は考えないようにしよう、余計心配になってくる。
柳田(眠い.....)
昼休み、午前の授業を終え昼飯時、皆が楽しそうに食べている.....てか具材豪華すぎじゃね!!てかカニの脚5本はいってるとか、もはや弁当じゃねぇだろ!!
柳田(いかんいかん、取り乱してしまった)
同級生の弁当に軽くショックを受け職員室に向かう。
職員室の前に立ちノックをする、そして要件を話し小泉先生の元にいく。
小泉「すまないな昼飯時なのに呼び出してしまって」
柳田「大丈夫ですよ、それで要件は?」
小泉「柳田お前この前の土曜ある老人を助けなかったか?」
柳田「はい困っていたように見えたので」
小泉「そうか」
柳田「先生が知っているって言うことは、その人から連絡はいったんですか?」
小泉「連絡もなにもその人はうちの学園の理事長だ」
柳田「........」
小泉「自分の学園の理事長の顔ぐらい知っておきなさい」
柳田「すみません」
柳田(たまたま助けた人が通っている学園の理事長とか、なんか運命感じるな、いやまぁ運命っていっても恋愛的なものじゃないが、てかおじいちゃんが運命の相手とか絶対に嫌だな)
小泉「まぁなんにせよお前はいいことをした」
そんな事をいいながら頭を撫でてくる、正直恥ずかしけど悪い気わしない、教職員特に男性職員の視線が集まっていることを除けば。
柳田「撫でてくれるのは嬉しいですが、年齢的に恥ずかしですよ」
小泉「なぁにお前がいい事をしたんだ、担任としてとても喜ばしいこどだ、そしていいことをしたご褒美だ、嬉しだろ」
柳田「とても」
小泉「素直な奴は好きだぞ」
柳田「男にそんな簡単に好きだと言うもんじゃないですよ」
小泉「なにも愛の告白は男の特権じゃないぞ」
柳田「教師としてその発言大丈夫なんですか?」
小泉「教師だったとしてもお前は3年後、私と同じ大人という立場になるんだ、別に問題はない」
柳田「いま問題になると思うですが」
小泉「なんだそんなに私が嫌いか」
柳田「いえ、大好きです」
小泉「...お前も人のこと言えないだろ、てか恥ずかしくないのか」
柳田「自分は生徒ですから、それに先生の方が恥ずかしいと思うんですけど、てか生徒から向けられる好意は嫌ですか?」
小泉「いや自分に好意を向けられるの嫌ではない、だがお前にとって私はどういう立場なんだ」
柳田「姉的存在」
小泉「そこはせめて先生だろ」
柳田「自分に嘘はつけませんから」
小泉「そんな所も嫌いではないぞ」
柳田「有り難き幸せ」
小泉「なにをいっているんだ、まぁ要件は理事長が柳田きみに感謝の気持ちを伝えたかったという事だ、時間があったら理事長室に行って話でもしてくるといい」
柳田「会話のネタがないからあまり」
小泉「そう言うな、まぁ時間がある時でいい行ってみてくれ」
柳田「わかりました」
小泉「じゃあそろそろ予鐘がなる教室にもどれ」
柳田「わかりました、失礼します」
楽しい時間はあっという間だ。
気分で書いてみたので色々適当になってるかも